食べてもらいたくて
種を包んでいた苞まで赤く染めた蔓梅もどきが落果の時期を迎えたようで、地面には点々と赤い実がこぼれている。
”蔓梅もどき”とは、梅もどきという木の実に似た実を付けることから名づけられたと言うが、色といい形と言いあまり似ているとは思えないし、植物の科も違う。
そして、梅もどきも本物の梅とはまったく違うものにしか見えないことから、蔓梅もどきは本家「梅」とは似ても似つかない物になっている。
きれいに染まった梅もどきの役目は、鳥に食べてもらって種を遠くに散らばせようとする目的だったようだが、こんなに地面にこぼれるようでは、その目的も空振りになってしまったのかもしれない。
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最近インターネットの動画見ていると、古来犬猿の仲といわれた犬と猫が争うことなくじゃれあうのは当たり前すぎて写す価値もないようだが、インコが猫にまつわりついたり、ネズミに懐かれて逃げ惑う猫などが映し出されている。
これは、動物の本能から言ったらとんでもないことなのだが、人間からもらう餌で飽食の胃袋と言うより、脳の構造がおかしくなってきているのではないだろうか。
その影響が野生の動物にまで影響しているのではないかと思われるのは、蔓梅もどきのように、食べ物がないこの時期に実が地面に落ちるまで放っておかれるのはほかに何か食べ物があってのことか、はたまた、食料にする小鳥の数が減ってしまってのことだろうか。
そういえば、先日の新聞にも雀を見かけることが少なくなったと言う記事があった。
どんな生物にも栄枯盛衰はあるのだろうけど、、、、、増えたのはカラスとムクドリと土鳩ばかりとか、、、、、その鳥たちに今日も、安東川沿いの野道でパン屑を撒いているさびしそうな人を見かけた
こちらとしては、もっと色彩豊かな小鳥が増えて欲しいのだが、、、、
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