うたかたの日本
心ひとつで 暖かくなる
そんな歌があった、、、当時のアイドル吉永小百合が歌ってヒットした曲だった。
久しぶりに出かけた静岡市門野の安倍川河川敷。
年末に、安倍川河口近くの砂利採取場でダンプカーの運び出し量を記録する券取りという仕事をしたのだが、同じ仕事を新東名静岡インター傍でやっているので、一日で良いからやってくれと言う話し、、、
断りきれなくて、朝七時過ぎに現場に行く。
風はそんなに強くはないが、さすがに河川敷だけあって寒さが深深と身に染み、なかなか「こころひとつ」では暖かくならない。
「静岡の寒さなんか屁とも思っていなかったが、俺も弱くなったな」と思いながら傍らの砂の山を見ると、でこぼこした斜面の出っ張りの部分が白く輝いていた。
まるで砂糖菓子みたい。なんて見ていたが、、、、それから三十分朝日を受ける間もなくどこかに消え去ってしまった。
うたかたの白い 縁取り
色不異空 空不異色
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アベノミクスとやらで発足した政府の緊急経済対策とやらで20兆2千億円を投入しGDPを2%押し上げ、景気を回復させるため公共事業を主に行うというむかしの自民党路線に戻った政策を勧めると決めた。
デフレ脱却のために日銀に圧力を掛け、市中に札束を氾濫させようとしている。
本当にこんなことで景気が上向くのだろうか。またむかしのように一部の人だけが潤って、一般市民は給料が上がらないのに物価だけが上がるという往復びんたの経済になりかねない。
「前民主党政権はばらまきに終始した」と批判し、返す刀で公共事業のために大幅な借金をして、ヨーロッパの二の舞を踏みかねない国際の格下げなどを起こしては、安倍総理自ら「美しい日本」に泥を塗ることになるのだが、誰かこれを諌めるものがいないのだろうか、、、、。
泡沫(うたかた)の日本 色即是空 空即是色 というほど達観していない身には疑心暗鬼ばかりが色濃く残る
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