« 根場の里にて | トップページ | 雨が降ります 雨が降る »

2013年2月17日 (日)

露を含んでセツブンソウ

021

十六日、根場の里をあとにして、強い風で波の荒い精進湖に戻り、トンネルをくぐれば、雪の量が一段と多くなる。

山の北側斜面で、吹き溜まりや日当たりの関係がそうさせたのだろう。

元上九一色村の役場をとおり、芦川沿いに北上する。

022e

昼少し過ぎてセツブンソウの自生しているところに到着する。

道路から見上げると、斜面の一部にはまだ雪が残っており、下から見た感じでは絶望的であった。

セツブンソウは地味を選ぶ花であり、静岡から一番近い自生地はここしかない。

そして、個人の裏山に当たるところなので、人の気配は感じられなかったが、声を掛けて家の隙間の細い道を登る。

032左 四年前のセツブンソウ

一昨年、ここに来たときは時期が遅すぎて、ほんの少ししか見ることが出来なかったが、その前の年は丁度真っ盛りで、一面のお花畑を見ることが出来た。

そして、今年は、、、、、、それでもと思ってみるが雪で濡れたか露っ気の多い落ち葉ばかり、あきらめて帰ろうとしたら、連れ合いが「これでしょう」と呼ぶ。

戻ってみると、寒さのためか十輪ほどのセツブンソウが顔を出している。

やれうれしや、早速カメラを構えて写した。傍に張ってあったロープには「カメラマン立ち入り禁止」と言う札が下げてあったが、そのロープの下わずかなところに咲いていた。

名前のいわれになった節分からは、十日ばかり遅れているが、自生の植物だけに、暦とは関係なくその年の気候で咲き出す小さな花。それゆえに、出会ったときの喜びはひとしおである。

前回来たときには、「青いセツブンソウを持ち帰った人は、、、」と怒りの立て札があったが、今年はカメラマンか、、、、よほど「自分さえ良ければ」と、目に余る行為をする人が多いのだろう。

ひるがえって自分は、という思いを肝に銘じてセツブンソウに別れを告げた。

|

« 根場の里にて | トップページ | 雨が降ります 雨が降る »

コメント

おばさま
カメラを構えると周りが見えなくなるのは良くあることなので、このことには注意が必要ですね。
どんな花でも、一瞬のものですから、時期をたがえると、、、、、、
でもそれがいいんですね。
「花の命は短くて、、、、、」といいますぅ

投稿: オラケタル | 2013年2月18日 (月) 22時33分

花の名前も調べると興味深いものが
ありますが、暦通りに咲かない面白さも
一層興味をそそられます。
昨年 やまぶどう様にお聴きして
カタクリの花を見に行きましたが、
小さくって見つけるのに大変で
ついつい中まで入ってしまい、立札に気づかず
失敗した経験ありです。

投稿: おばさん | 2013年2月18日 (月) 20時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90605/56787039

この記事へのトラックバック一覧です: 露を含んでセツブンソウ:

« 根場の里にて | トップページ | 雨が降ります 雨が降る »