隙間に根を下ろして
去年、いやもっと前かもしれないが、道路わきのコンクリートの隙間に落ちた一粒の種。
さいわい、人や自動車に踏みにじられることもなかったようで、春早々に花を咲かせている。
まさに「一粒の種 もし死なずば、、、」といったところ、植物には足がないので、種の落ちた場所が生き死にを決める。
行きた以上その場所で花を咲かせるしかない。そこには好き嫌いを言っている余裕はないのだ。
ここしばらく、日本人が裕福になってから、学生たちは自分に合った仕事につきたいなどと言って、気に入らなければ簡単に職を放棄する。
なかには、学校は卒業したけれど、、、、就職待機~親のすねかじり(ニート)~引きこもりに移っていくそうだ。
たしかに、仕事をしなくても親が面倒を見てくれれば、こんな楽なことはないし、仕事をする気がなくなることは自明の理である。
「石の上にも三年」どんな嫌な仕事でも続けていればやりがいが出てくるものであり、楽しみになる。
好きなことを仕事にするより、好きでもないことを仕事にし、息抜きや逃げ場所に好きなことを取っておいたほうが、よっぽどましな人生になると思うのだが、、、、
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ついに広島高裁が、昨年行なわれた衆議院議員を無効だという判決を下した。
自分たちの首を絞める、一票の格差を是正することが出来なかった議員たちに痺れを切らしたためである。
われわれが、裁判所の判決に違反した行動をとれば、直ちに逮捕収監されるのに、国会議員がそれを破っても不問してきたことが変だったのである。
そして、先の最高裁判決では各県に一議席を割り振ることが、格差を広げる原因になったとしてしていたが、このことには目もくれないで、0増5減でお茶を濁そうとしている。
いずれ近いうちに格差は二倍を越えてしまうこと確実なのに、、、
結局彼らには、党利党略しか頭になく、選挙制度を任せることは出来ないことはたしかであろう。
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