見栄を張って怖さを紛らわす
姿勢を低くして下手に出る雉
関東方面では激しい雨風となったようだが、当地ではそんなにも激しい雨は降らず、風も微風程度で済んだ。
午後になって、電線に鳩がとまって「デデッポ デデッポ」と啼きだしたの聞いて雨があがったのを悟った。
昨日も今日も、家の中で退屈していたので、鳩の声に誘われたかのようにして外に出てみると、桜の花は予想通り落花盛んだったらしく、小さな葉っぱが目立つようになり、また季節がひとつ転がったのを知った。
あめで、水浸しになった蓮根畑を視察したあと、流通センターのほうに向かうと、雉の鳴き声がした。
声の主は、去年もこの辺を縄張りにしていた雄の雉か、、、、、それとも、代替わりをしているのだろうか。と近寄ってみると、まだ伸び始めたばかりの草むらで餌をついばんでいる様子。
傍には青鷺もいて、この二羽の取り合わせも良いかなと、カメラを構えて道端の茂み越しに写そうとしたが、敏感な青鷺に悟られ逃げられてしまった。
しかし、雉のほうは自分がカメラを向けてよい位置に出てくるのを待っていると知りながら、そのあたりから逃げようとはしない。
しばらくすると、その近くで何か動くものがあり、目を凝らすと可愛いメスの雉が一羽いた。
どうも、この鳥にアピールするため、動かなかったようだ。
「雉も鳴かずば討たれまいに」と言うことわざは、禁猟区の此処はもとより、鉄砲うちが少なくなった現在、過去のものになったようだが、それでも人間は怖い存在であろう。
人間でもそうだが、女性の前では見栄を張るのは男の特徴。
多分この雄雉もそのうちの一羽に違いない。 ほら、また羽打ちをして”ケンケン”って啼いて見せた。
怖さを振りきるためもあるんだろうな!!!!!
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