埋もれた過去を
白を基調にした涼しげな花びらの中に青と黄色の絵筆を花びらの上で振動を与え、ぽたぽたとしずくをたらしたような模様が入っていて、なんとなくしゃれた感じさえする。
しかし、この花の茎を折ろうとしてもなかなか手折ることが出来ない強靭な繊維を内在していて、花瓶に移すにはハサミが必要。
シャガは古い時代に中国から持ち込まれた草だそうで、いわゆる三倍体とかで実を付けない草であり、球根もないところから、生息範囲御広げるには人の手を借りるしかないクローン植物ということになる。
それにしても、何時のころ日本に来たか分からない。ということになると、弥生人かもっと前の時代にこの花に惚れた人間が鉢にでも入れて枯らさないように船の底辺りに忍ばせていた、と思うと、、、、、改めて、ロマンを感じてしまう。
そして、この花が咲いていれば、どんな場所であっても、以前には人が生活していた可能性が大きいことになる。とすれば、この花がしゃべることが出来たなら、埋もれた過去が聞き出せるのに、、、、と思ってしまった。
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コメント
tomokoさま
シャガは、丈夫な植物で一度定着すると、手で抜き捨て酔うとしても大変です。
上品な可愛らしい花ですが、米はともかくとして、弥生人が何時沈むか分からない船に乗せるほど魅力的だったのか、船の隙間に詰め込む材料だったのか、、、、どちらにしろ、三倍体だということは、種で持ってきたものではなさそうですね。
投稿: オラケタル | 2013年4月14日 (日) 22時20分
おばさま
花は、綺麗ならそれで充分ですが、男はすぐにその背景を探り、夢に浸りたいと思うのです。
投稿: オラケタル | 2013年4月14日 (日) 22時12分
数年前に道の駅のような所で、貧相な一株を買いました。
それがどんどん広がって、あれれ、あれれ!
少し抜き捨てなきゃ! と思うほどになっています。
こういう性質の植物だったのですね。
投稿: tomoko | 2013年4月14日 (日) 08時37分
私の周りでも多く見られますが、歴史は考えたことなく
今年も綺麗に咲いたな~程度
投稿: おばさん | 2013年4月13日 (土) 23時44分