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2013年4月14日 (日)

ブーケのように

005


昨年のいまごろ、油井正雪の菩提を弔う菩提樹院という御寺でもらった勿忘草(ワスレナグサ)を撒いておいたところ、最近になってようやく咲き出した。

何でもこの花は、暑さに弱いため、静岡のような土地では、秋に撒くものだと知ったのは、今日、インターネットで検索して初めて知った。

そんなことも知らず、貰ってきてすぐに撒いたものだから、キッと夏の暑さに負けてしまっていたようで、ほとんど立ち上がることもなく、地這えのような格好で花を咲かせている。

よく見れば、小さな青い花をブーケのように周りの葉っぱで包み、「私がここに咲いていることを知って欲しい」とでも言いたげに

勿忘草の名前は、恋人のためこの花を手折ろうとした騎士が足を滑らせて川に転落して流されるときに「私がいたことを忘れないで」と言った言葉が、そのまま翻訳されて名づけられたそうだが、お寺でこの種をもらったときに「亡くなった方を思い出して」と言う言葉が添えられていた。

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父親は、六十四歳で亡くなっており、母親は八十四歳である。

そして、今年七十四歳になる自分は、父親より10年長く母親にはあと10年で到達する。(そこまで生きるかどうかは分からないが、、、)

十代の反抗期は父親が亡くなる二十八歳まで続いていたが、40代後半から、この年の父親は何をしていただろう、何を考えていただろうかなどと、ライバル視し少しでも乗り越えようとしたが、自信を持って越えたと思うものがなく、今日に至っている。

そして、男にとって母親と言うものは、程度の差こそあれマザコンであり、女のこのように友達的存在にはなりえないもがある。

勿忘草は開花時には、青いコバルト色をしているが、次第に紫色に色あせ茶色く枯れていく、、、、、、

思い出も次第に色あせて、、、、あれは何時だったかな、と考えても分からなくなり、思い出は後先になって脈略、つじつまが合わなくなってしまう。

いくら、”フォゲット ミ ノット”といっても、、、、、

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コメント

おばさま
鉢植えの小さな花を見ていると、この花を摘んで恋人にあげようとした騎士の気持ちがどうも分かりません。
拡大すれば、大きな花に見えますがどう見ても指でつまむだけの大きさ、、、
そこで考えました。
騎士も姫も小人さんだったらと、、、、
この詩は、いろんな人に歌われていますが、フランク永井ですか、倍賞千恵子ですか、それとも、、、、、

投稿: オラケタル | 2013年4月15日 (月) 22時10分

勿忘草の由来がなんとももの悲しくって
何ともロマンチックで素敵ですね。

note別れても別れても覚えておいて欲しいから
幸せ祈る言葉に変えて勿忘草をあなたにあなたにnote
若いころ流行った歌を思い出しました。

投稿: おばさん | 2013年4月15日 (月) 21時29分

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