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2013年6月30日 (日)

夏越し祓いに

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歳を取ると月日の流れはしだに速くなるというが、今年もはや前半の六ヶ月が過ぎてめあてはしまった。

何だか冥土に向かって雪崩落ちていくような気がして気ぜわしいことこの上もない。

それでもと思い、今日は浅間神社に久しぶりに行ってきた。

水無月の 夏越の祓へをする人は 千歳の命 延ぶと言

なり

目当ては、夏越の祓いの神事に参加し、ここ半年の穢れを祓い清め、病気をせず一番苦手な夏を乗り越えられるようにと神頼みをしてくるためであった。

おりしも今日は日曜日とあって、参詣者がいつもの歳よりかなり多い

夏越の祓いの神事も少しづつ変わってきているようで、今年は各人に人型を配り、神事の中でそれぞれが清めを行なった後、人型を具合の悪いところにさすってまたお返しすると言う行事が付け加えられていた。

この前来た時から三年はたっているので何時からかは知らないが、人型で、まず心臓部をぬぐい、ついで、足腰の健康、おまけに頭を撫でてみた。

この神事の後、茅の輪くぐりをするのだが、人が多すぎて行列が組めず、先頭の神主が、、、、、、

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神仏の信仰心は希薄な自分としては、ここで見限って外に出るつもりだったが、何だか心とがめて、本殿前の門にある直径二メートル余の小さな茅の輪を8の字に廻って帰ってきた。

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2013年6月29日 (土)

一発芸もギャグもなし




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かぐわしい香りの雌花


007_2左が雄花、赤い三本のビラビラがなんとも

麻機のあちこちにアカメガシワの花が咲き、かぐわいい匂いを漂わせ
ている。

アカメガシワは雄花と雌花を咲かせる木が別であり、匂いの強いほうが雌花である。

当然のようにミツバチを初め昆虫はこの木に集まっているが、雄花のほうはいたって静かに咲いている。

こんなことで、受粉がうまくいくのかなと思っているが、秋には黒い実を付けているところを見ると、、、、、、、、

何か見えないところで別な仕掛けがあるのかもしれない。

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最近、お笑い番組のテレビを見ていて、ちっともおかしくない。しかし、司会者を初め、見えない観客が大笑いをしている。

どうも、出演者の持ち時間が少なくて、ギャグや一発芸の瞬間芸だけで笑わしているため、ただ出ているだけで内容やオチはいらないようだ。

昨年流行語大賞になった杉ちゃんという芸人の「ワイルドだろ~」は何回見てもおかしくも笑うこともない。

もっともこれを見て笑っている観客も「箸が転げただけでも笑う」ような子供大人であるからだろうがが、、、

話は変わって、

参院選が近づくにしたがって自動車しか通らない交差点で政党のぼりを立て、スピーカーから大声を立てている人を見かけるようになった。

まだ、告示前なので襷をかけているわけではないが、たぶん、、、、、、

ただ、交通量の多い交差点での演説は、よく聞けても一~二分のことである。

当然、今の時期暑ければ窓を閉めてクーラーをかけているし、涼しければラジオをかけたり、交差点の排気ガスを嫌って窓を閉めている。

だから、通りかかる人は、ガラス越しに「何か言っているな」としか目に入らない。

それこそ、お笑い番組同様、いや、信号待ちしているわずかな時間に、一発芸も、ギャグもないのだから、、、、、、、、それ以下ではないだろうか。

多分、話をしている連中もただ一所懸命やっています。と言う姿勢を見せるだけで良しとしているのではないだろうか。

選挙間際になって、付け焼刃のように「一所懸命」は見るほうも、胡散臭くて信用ならない。

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2013年6月27日 (木)

頭隠して

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雨も小止みになった十時頃家をでて散歩に出かけた。

龍爪の山を初め周りの山には霧状の雲がかかっていて、あのあたりはまだ雨が上がっていないと思わせる雰囲気が漂っていた。

出かけて、500mと行かないうちに顔に細かい水滴がかかるのを感じた。

初めのうちは、風に流されて飛んで来た霧の一部かと思っていたが、次第に降りかかる量が多くなって、小ぬか雨になる。

それでもと、流通センターのほうに向かっていくとナミアゲハが花の中に半身突っ込むようにして蜜を吸っているらしいところを見た。

”なんだか頭かくして尻隠さず”のように動かないでいる。

この蝶は、蜜を吸うために頭を突っ込んでいるのだろうか、それとも雨除けをしているのだろうか

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漢字の読み方も時代によって変わってくるのかもしれないが「様」と言う字は、音読みでは「よう」といい、訓読みでは「さま」「ざま」と言う。

最近、自分の生きかたを「生きざま」「死にざま」と言う人が多くなってきたこのごろ、以前なら”生きよう””死によう”と言ったと思っているのだけれど、、、、。

なんだか、”ざま”と呼ぶことにかっこいいとか勇ましいぐらいに思っているのではないだろうか。

自分流に言うと、”ざま”とは「ざまぁ~みたか」「ざまぁ ないね」などに使われる相手を見下したものの言い方にしか使わなかったのでなかっただろうか。

昨日、静岡の県公立大学法人理事長と言う人のコラムを見たが、その文中に「、、、、本人が納得する死にざまを実現するように、、、、」と言う部分があって驚いた。

しかも、この死にざまは二度使われている。

肩書きから言って、かなりの学識者と思えるのだが、この人は「死にかた」「最後を迎える」と言うような書き方できなかったのだろうか。

こんなところに引っかかる自分が悪いのか。

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2013年6月25日 (火)

麻機のトンボ




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静かな水面を悠々と遊弋しているのは、ウチワヤンマー、縄張り意識がかなり強く、同じ種類のトンボには容赦のない攻撃を仕掛けて追い払っている。

オニヤンマを少し小さくしたトンボだが、尻尾の先端に名前の由来となった扇子のような飾りが付いている。


そのあいだを、コシアキトンボがせわしげにあっちに行ったりこっちに行ったり、と木の枝などに止まることなく飛び続けている。


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そうしたなか、ゆっくりと羽根を休めすぐそばに同じ種類のトンボがいても、気にする風でもないのが、シオカラトンボとショウジョウトンボ。

静岡市街地の北に広がる麻機遊水地は現在のところ、110ヘクタアールほどの面積があり、さらに拡張工事が続いている。

この遊水地に現在のところイトトンボを含めると40種類くらいのトンボが確認されているそうだが、、、、、そんな様子を見ると、まさに日本は大倭豊秋津島であると思う。

この言葉は、1300年位前に書かれた古事記に、神武天皇が国土を一望して「蜻蛉のような形をしている」と言った言葉によるもので、日本全土の王になる前のことだし、日本地図があってのことではなかったのだから、どこから見てそのような景色だったのかは分からない。

ただ、トンボの種類と形の違いがあるので、実際には秋津島ではないのだが、、、

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2013年6月24日 (月)

梶原山の緋縅蝶

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「緋」とは、黄色の土台に赤い色を染めた色で、赤の中でも一番鮮明に見える色であろう。

そのむかし、「やあやあ 遠からんものは音に聞け、近くば寄っては目にも見よ、我こそは、、、」と名乗りをあげて戦った武将たちはこの緋色を好んだようで、大鎧を緋色に染めて戦った。

その名も”緋縅の鎧”と言うが、その名をそんぐりもらった緋縅蝶が上の写真。

まさか、中世の武者からその気風をもらったわけではなかろうが、気の荒いことこの上も無しと言う。

普通の蝶のように優雅に舞いながら決着をつけるのではなく、体当たりが当たり前の蝶。そのため、よほど若い蝶でなければ大抵が羽根を傷つけている。

この写真を写す前には、やはりほかの蝶と戦っていたが、追い払ったものの、かなり疲れていたようで、地上に降りて息継ぎをしているところ、、、、

見事な緋色の裾は、写真では表現できなかったが光を反射して輝くような濃い藍色で裾をまとめていた。

しかし、この戦いで一部欠けたように見え、鎌倉武士の気概さえ垣間見るような気がした。

場所は、静岡と清水の境にある梶原山。

伝説では、梶原景時父子が鎌倉にいられず、京都に上る途中、清水の野伏せりに襲われ、この地に逃げ込んで自刃したと言われている。

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2013年6月22日 (土)

五雲なら良いが

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午後になってから久しぶりの青空を見、夜空には満月がかかっている。

しかし、まったく雲無しの夜空ではないようで、月の周りには薄く色が付いているのがみえる。

さしづめ、”五雲”といったところか、何か良いことの前触れなら良いのだが、、、、、

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ここしばらく、長野に行く 雨が降るの、などの理由で、しばらく畠に行っていなかったので出かけてみた。

このところの温かい雨は植物の生育に適していたと見え、茄子 胡瓜 南瓜などの作物は大きく育っていたが、それを上回る雑草の育ちぶりは異常なくらいで、行く前に比べると、野菜との立場が逆転し、畠を埋め尽くしていた。

抜いても、とっても次から次へと伸びる草、どこから種が来るのか、絶えるということはない。

この状態を見ていると、佐賀の葉隠れではないが、「農業とは雑草との戦いと見つけたり」というしかない。

いままでとよりは幾分涼しい風が吹く一日だったとは言え、強い日差しの中での雑草取りは、なかなか済むはずもなくまた明日も出かけなくてはならない。

そんななか、やはり雑草に埋もれた枝豆にほどよく実が入っていたので、今晩のビールのお供にした。

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2013年6月21日 (金)

ひねもす雨を見て

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今日も一日降ったりやんだりの典型的な梅雨空だった。

日照時間が一年で一番長いと言われる夏至ではあるが、日が出ないことには、何時が日の出か、日没か分からない。

おかげでひねもす雨の具合を見て過ごす。

道路の水溜りに打ちつける雨は、水の層を突き破って跳ね返るらしく、水柱が立つ。

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大井川の最上流で、魚釣りをしていた人たちが帰ってこないというので、二日にわたって捜索隊を出し、四人のうち一人が亡くなったものの、三人が無事救出されたとのこと、、、

また、太平洋をヨットで横断で使用としていた、テレビキャスターともう一人がヨットの沈没で救命ボートで漂流しているので、海上自衛隊の飛行機でこれも救出したと言う報道があった。

人命は、「地球より重い」などと戯言を言った人がいるが、天候も考えず遊びに行った人を、、、、、と言う考えが、頭の隅によぎる。

そして、先日、自民党の政調会長という要職にある人が「福島原発で死んだ人はいない」と言ったとかで物議をかもし、参議院選挙の前に不利になると判断したためか、そうそうに謝罪をしたそうだ。

テレビなどによると、故郷を離れなければならなかった人たちが29万人余りいて、そのことが原因で亡くなったり、自殺した人もいるそうだが、そちらのほうの手当ては遅々として進まないようで、いらいら感が復興庁幹部に向かう。

人間の命のどこかに差があるの?ではないのだろうか。

じめじめとした薄暗い一日、気分は落ち込み、妄想ははてしない。

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2013年6月20日 (木)

山吹の実

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七重八重 花は咲けども山吹の

   実のひとつだに なきぞあやしき

大田道灌の逸話になった歌として有名であるが、実際はいまから千年ほど前の後拾遺記に兼明親王の歌に同じ情景が歌われているところから、江戸時代の落語家か物知りが作った逸話であろう。

080野生の山吹は一重であり、八重の山吹は品種改良か突然変異で出来たものように思えるが、千年も前、八重の山吹はすでに庭の周りに植えられていたようだ。

当然、変異のとき、種を作り出す能力は失われたものとだろうが、一重の山吹は結構実を付けているものである。

ただこまかいだけに、額だけ残った花後の山吹を丁寧に見ないで、「山吹は実を付けないんだ」と言う先入観で見過ごしている人が多い。

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テレビでは、西日本の豪雨を伝えている。

台風四号が梅雨前線を刺激して降水量をつのらせているためだと言う。

そして、進路は前回より幾分北のコースをとるとはいえ、9週を横断したあと、日本の南側を平行に通過する見込みだそうだ。

おかげで、今回は、四国地方や紀伊半島が長い時間に大量の雨が降るそうだが、雨を待ち焦がれている長野や群馬など内陸部では期待はずれと言うことになりそうだ。

十七日、十八日と二日にわたってに行なったじゃが芋畑の草取りと土寄せは涼しいはずの長野でも三十度を超え、日中は日射病を警戒して屋内にこもってやり過ごした。

小雨の影響は田んぼほどではないが畠にも現れており、じゃが芋の草丈は低く、昨年のような収穫は期待されないような気がする。

願わくば、もう少し全国一円に雨をしたたらせて欲しいと思うのだが、世界経済同様、天候にも極端な貧富の格差のような情況がでてきているような気がしてしならない。

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2013年6月17日 (月)

レンゲツツジが真っ盛り

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連れ合いの同級会にまでまだ少し時間があったので、霧が峰の八島湿原にまで出かけてみた。

白樺湖から車で20分くらい、車山をぐるっと廻るビーナスラインを走らせる、この時こ期はレンゲツツジが丁度真っ盛りで、いたるところで、濃い橙色が縦間に見える。

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八島湿原は、車山の西側に広がる広い湿原で、春、夏、秋とそれぞれに花が咲いているとこであるが、今が一番花の種類の少ない季節だったらしく目に付く花はレンゲツツジとサラサドウダンツツジくらいしか木の花はなく、草もスミレとコバイケイソウの走りくらいしか見られない。

ただ、ワラビの良いのが柵の内側にすくすくと育っているのが、歩道から見られ、連れ合いは採れないのを残念がっていた。

此処は、時間と足の準備の関係で、木道のある避難小屋までで引き返さなければならなかったが、気温の高さは2,400mの暑く感じられ、周りの木立ちで啼くハルゼミの抑揚のない「ジー」と啼く響きががいっそう暑さをつのらせてくれている。

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この日の宿は蓼科湖湖畔の宿だったので、朝四時半の起床とともに湖を一周してみることにした。

案内板によると、湖をぐるっと廻ると四km弱になるそうで、一時間くらいの手ごろなコースになると書いてあった。

まずは、あちこちで写真を撮りながら湖尻まで向かうと、朝日が蓼科山の形から出そうな気配がしたので、ここで日の出を待つ、、、、

暗い湖面に鯉の跳ねる輪が小さな音ともに次から次へとでき、空が明るくなってくる。

どこで見ても、何度見ても日の出は荘厳なもので、しばしたたずむ。

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2013年6月16日 (日)

やっとめぐり合えた美女

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長年の念願だった”縄文のビーナス”にやっとめぐり合うことが出来た。

021「小さく縁取られた顔、横に広げた腕、妊娠を表す腹部、大きく安定感のある腰と尻、太い足でしっかりとたつ人間味あふれる表情豊かな姿が特徴的です」と、パンフレットにか書かれている。

大きさは、20センチほどと、思っていたより小型ではあったが、今から5千年ほど前の縄文時代の人がこういう体系の人を理想の人と考えていたとすれば楽しくなってしまう。

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003まえから、八ヶ岳のふもとにこれと「仮面の女神」が展示してあると言うのは聞いていて、一度は見たいと思っていたが、通り道から外れている上、一度は道を間違え次は、休館日ということでお目にかかれなかった美女たちであり、出土時のj情況写真、このままの状態で埋もれていたとのことであり、そのことだけでも奇跡であろう。

そして、この美女は「縄文のビーナス」が国宝にしてされており、「仮面の女神」は重要文化財だと言われれば、おもわず伏し拝んでしまいそうになる。

とにかく、この体系が理想の姿だったとすれば、肝っ玉母さんそのものであり、さしずめ、現在の痩せてガリガリの女性などは箸にも棒にもかからない対象であろう。

たしか、女性の美は時代によって違ってはきているが、それは、男性の好みに合わせようとしてのことであると思うが、現在の病的なまでに痩せたいと思う心の中には自分たち好みが最優先にされているきらいがあるような気がしてならない。

自分の好みから言えば、若い頃の当時の青年たちの憧れの的だった吉永小百合などのように、幾分ふっくらとした体系がよかったのだが、今の若い男性に聞いても、好ましいスタイルと感じる人が結構いる。

どうか、現代の女性もその辺のところを感じ取って欲しいものである。

とにかく、お爺さんの目からすれば、テレビに出てくる若い美人たちは、皆同じ顔に見えて、記憶できないのである。

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2013年6月15日 (土)

どこで雨乞いを

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いま安倍川筋に水木の花があちこちで咲いている。

023_3小さな花が密集して咲いているさまは、遠目には雪をかぶったかのようにさえ見える。

水木の名前の由来は、枝を切ると切り口から水が滴り落ちるところから、と言われているが、まだそんな光景を見たことがない。

ただ、街路樹に使われている花水木とは葉っぱが良く似ているし、子供の頃よく実を食べた山法師などともにてはいるが、花の大きさ形は全然違う。

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会う人ごとに「今日は身体がだるくて 動きたくない」と言う言葉が挨拶代わりになっていた。

今朝の気温はも25度を示していたうえ、湿度も80%を越えていたことから、昨夜は熱帯夜だったに違いない。

急に訪れた寝苦しい夜は熟睡できなかったためか、湿気が強すぎたためか、、、

今年も年初から異常気象といわれている。一週間前の天気予報では、今日当たり台風3号が上陸するよそうだったが、伊豆諸島沖で動かなくなったかと思ったら、熱帯低気圧になって消滅してしまった。

つまり、天気予報がまったく当たらなかったことは、大型コンピュータのデーターさえも狂わすほどの天気だったことになる。

そして、この予想のはずれは、全国的に空梅雨気味にあらわれており、先日電話をした連れ合いの従弟の家では田んぼに入れる水が少なくて地割れをしている田さえあるといい、対策に隣町の水道を買っているとのこと、、、、、、

これは自分たちにとっても一大事である。毎年米を120kgほどをもらっている関係から、米代に影響しそうだからである。

平成の初めの時と同様、米不足はこまる。

何とか例年並みの天気になるよう神頼みの”雨乞い”をしなければならないか。

明日は、連れ合いの同級会が蓼科湖畔でおこなわれ、例年のようにじゃが芋の草取りをあわせて行なうため長野に行くのだが、どこで雨乞いをしてこようか。

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2013年6月14日 (金)

早くも熱帯夜?

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昨年まではこの時期、足を踏み入れることもなかった田んぼも蓮根畑を一枚任せられているため、今の時期は雑草取りに励んでいる。

この作業をしていると、今日のような日は水温も高くぬるま湯の中に手を入れているような感じがして不思議ささえ感じてしまう。

この水温の高さは、流れる水では経験できないもである。

隣には、田植えが済んだばかりで、幼い苗が泥の中に根を定着させ自立を始めているが、その脇では早くもギンヤンマのつがいが来て卵を生んでいるようだ。

暖かい水溜りには、ミジンコなどヤゴの餌になる生物も発生するので、この時期の産卵は、生まれて子供(ヤゴ)にとっては天国のような場所になることは請け合いであろう。

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朝から蒸し暑い天気になる様相が感じられ一番嫌な季節がやってきた。

終日、何もする気がなくてごろごろとして過ごしていたが、テレビでは復興庁の幹部がツイッターで暴言を繰り返していたことをとりあげ、ますます息苦しさをつのらせていた。

そもそも、原発事故の運用方針を一年も放ったらかしておいた政府も悪いのだが、彼に言わせると説明会などで浴びせられる質問や追及に対して「左翼のクソどもからひたすら罵声を浴びせられる」など、上から目線のことばで、町議会や大臣をけなしていると言う。

まえに、国会の答弁を官僚にまかせっきりにしている大臣もいたが、いまでも改められていないようだし、小さな町議会の傍聴をしたことがあるが、原稿に目を落としたまま読み上げる議員など程度の差はあれ納得できることもあるが、一般民衆が追求すると「左翼の、、、」だけは赦せない。

彼らキャリヤーの公務員は、優秀な成績で難関を突破し、公務員になってからも周りから煽てあげられ、「世間とはこんなもの、自分が一番賢い」と思っているのではなかろうか。

そんな彼らを批判するのは左翼だとしか思っていない連中は、そのむかしアメリカで起きたマッカシー議員のように目ざわりは”全て赤”で片付けたように単純な脳細胞しか持ち合わせていない連中である。

この先の日本を任せるのは忍びない。

政府は、参議院選挙を前にして、水野参事官を特別な人物として担当から外すことにしているが、弱者の現実を知ろうとしない官僚はゴマンといるはずである。

それどころか、お坊ちゃん大臣の首相や麻生財務大臣などトップも裕福な育ちで生活に困窮したことのない人たちばかりだから、被災者支援法もこの先どうなっていくのやらと言ったところ。

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ただいま、午後の十時、気温は依然として高く27度示している。

早くも熱帯夜になってしまうらしい。

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2013年6月13日 (木)

うっとりとして

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Img_0081庭の片隅から「クワッ クワッ クワッ、、、」と連続して鳴く声が聞こえる。

アマガエルだ!。 そっと探すとつわぶきの葉っぱの上にちょこなんと坐り喉袋を膨らませて啼いていたが、自分の気配を感じたのかそっと葉影にかくれてしまった。

そこで、こちらも辛抱強く待っていたらそっと上がってきたが、その表情は何だかうっとりとしているように見えてこちらも和んでまったりと、、、、、

蛙のほうとしてはそんな気持ちでいるのではないのだろうが、この表情はそう感じさせる目つきをしている。

少し前に降った雨のしずくが滑らかなつわぶきの葉の表面をぬらしているが、手足の吸盤はそんなこと意にも介せず、再度恋歌の準備に入っているので邪魔をしないように退散する。

他人の恋路を邪魔するやつは馬に蹴られて死んじまえ   なんて言葉もあったげな

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異次元的緩和うたった株価も2ヶ月すればまた元に戻ったそうな。

踊らされた挙句、また大損をした投資家とやら言う人が泣いている事と思う。

上げて儲け、下げて儲ける機関投資家は影響がないのかもしれないが、情報量の少ない人は高値で買って清算を求められ     トホホホといったところ。

市場にお金が溢れれば景気が良くなると言う魔法もそろそろ化けの皮がはがれてくるころだが、2ヶ月しか持たなかったのは政府にとっても参院選まで持たせるつもりだっただけに大きな誤算と言っていいのではないだろうか。

それでは、次の魔法と言うか、催眠術で暗示をかけないといけないのだが、次の一手を期待(?)して

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2013年6月12日 (水)

根性

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じめじめとした高温多湿の梅雨の時期に一番似合うと言われるのがアジサイであろう。

台風3号の影響もあって昨夜来から小雨が降っていた模様だったが、額ばかりといった感じの赤いアジサイに水滴が細かく付いている。

アジサイの花の色は、土壌が酸性だと青くなり、アルカリ性だと赤くなるそうだから、この花の場所はアルカリ性なのかもしれない。

もっとも、春先に消石灰を撒くかどうかでも違うようだから、人工的に作られて花の色かもしれないが、、、、、

そんなアジサイの花も、老化するにしたがって赤い色に変化すると言うことから、七変化とも言われ、その変化も楽しまれいるのかもしれない。

しかし、大抵のアジサイの咲いている場所に行くと、地面が少しぬかるみ気味のところが多いし、花には香りがないことから自分はあまり好きではない花のひとつである。

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今日は、午後になって少し晴れ間も出てきたことから、新東名のインター近くの畠の草むしりに行ってきた。

周りを田んぼに囲まれているので、ぬかるんでいるが、ここ数日のうちに草が急成長し、放って置けない状態なってきたので、長靴を履いて畠に入った。

幅1メートルほどの畝の真ん中部分は、土が柔らかく10センチ以上に伸びた草は比較的容易に抜けるのだが、縁のほうは、根がしっかりと草を掴んでいて、手だけでは抜けず、小さな鍬で根の部分を掘らなければならない。

なんだか、楽して育った人と、踏まれて育った人の見るような気持ちで抜いては積み上げていった。

そういえば、根性とはこんなところから出た言葉なのだろうか。

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2013年6月 9日 (日)

蝶々の目玉は

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姫女苑にベニシジミが掴まって蜜を吸っていた。

初めは横の位置にから観察していたが、そのうちゆっくりと位置を変えて正面に回って映してみた。しかし、一向にお構いなく映させてくれている。

真正面から見る蝶の目。

人間と違ってまばたきをするわけでなく、じっとこちらを見ているだけ、と思うのだが、この蝶から見て人間はどんな風に見えるのだろうか。

中学で習ったのは、複眼と言って細かいレンズが無数にある目で、視力は弱く人間で言うと0,1にも満たなくて50センチも離れるとぼんやりとしか認識できないそうだが、動体視力は優れているそうで、人間の手にはなかなか捕まらないのは、人間の手の動きがスローモーションに見えるためと言う不思議な構造(能力)を持っているためだそうだ。

さらに、紫外線を感じる能力があるため、人間の可視光線以外の光も見られるため、われわれの見る色とは違った世界があるという。

正面から見据えるその目を見ていると、一度でよいから昆虫の目で世界を見てみたい気持ちにさせる不思議な目である。

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雨が降らないものの、この蒸し暑さは梅雨以外の何者でもない。

ここ五日ほど、連日のように蓮根畠に入って草抜きをしているが、三時間ほどが精一杯。それ以上いると何だか暑気当たりをしそうでいられない。

水の張った田んぼは、慣れない素人百姓にはあちこちで足をとられ、結構重労働で毎朝の小水が真っ茶色になっていることからも分かる。

さらに、昨日は何とはなしにくらっと来てよろけてしまったので、早々に帰り砂糖分の濃いコーヒーをすすった。

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2013年6月 7日 (金)

波紋を広げて

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朝と夕方に一雨降ってきて、植えたばかりの田んぼに小さな波紋をいくつも広げていた。

幼い水稲はまだ水面を覆うに至らず、ようやく立ち上がったばかりでもう少し激しく降れば、またたくまに水面に叩きのめされるのだが、このくらいの降り方なら一向に構わないとばかり、威勢を張っている。

それにしても、関東地方を中心にして、今年は五月の小雨量に持ってきて、早くから梅雨入り宣言が出たわりには降らないそうで、水不足に悩んでいる様子がテレビで報道されていた。

そして、今日の雨もあちらには届かない模様であり、毎年毎年、なにやかやの異常気象が続くと、果たして正常とはなんぞやということになる。

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橋下徹と言う人は、やっぱり常人ではないと改めて思い知らされた。

では、政治家向きかと言うとそれも違う。

強いて言うならば自分勝手な思い込みをする子供ではないだろうか。

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慰安婦問題に続いて、今度は沖縄の負担軽減だと言って、大阪府の八尾市の空港をオスプレイーの訓練に使用して欲しいと東京まで出かけ首相に要請したそうだ。

この問題について地元には一言の相談もなく、自分の思い付きを話し、後は国が検討してから、、、と放り投げてけろっとしている。

大体この提案をしたときの彼の肩書きは何だったのだろうか、大阪市長としてなら、管轄外の区域のことを言うことは出来ないはずだし、維新の会の共同代表としてなら、地元にまず提案したり、党内で議論してしかるべきものだが、その気配もなかったようだ。

そして、八尾空港が普天間同様住宅街の真ん中にあること、滑走路が重い機体に耐えられないことなどから、実現不可能は初めからわかっていて、ただ言って見ただけと言う感じさえする。

テレビには会見に同行した沖縄県の元国民新党代議士(落選議員)の下地幹夫氏が浮かない顔つきで写っていたのが印象的だった。

慰安婦問題で国際感覚ゼロレッテルを貼られ、その失点を取り返そうとしたか、新しい問題を提起して元の話をうやむやにしようとしたのか分からない。

ただ、「黙って俺について来い!」がリーダーシップと勘違いしないで欲しいものだ。

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2013年6月 6日 (木)

かぁちゃん どうする

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「かぁちゃん どうする?」と言わんばかりに母親の顔を注視するカルガモの雛、「さて、人間が見ているからひとまず向こうに行こうか」と肝っ玉母さんは子供をまとめて移動を始める。

今日で、一応蓮田の雑草取りも終わる田んぼの片隅にどこからかひな鳥を連れてきた親鳥が居た。

カルガモは、冬になると集団で固まっていたりして、一見おとなしい鳥に見られているが、結構激しい性格もあるようで、先日も、ひな鳥を追いかけ嘴に咥えて放り投げているのを見たことがあり、そのためか、ひな鳥がある程度大きくなるまで、母親が付きっ切りで居るのは鷹などの猛禽類ばかりでなく、同じ種類の雄からも守るためもあるようだ。

そのため、雑草取りに訪れた自分も危険動物だったようで、隣の田んぼをめがけて一目散に、親子の艦隊は逃げさってしまった。

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今朝の新聞の一面の見出しに「10年で所得百五十万増」と言う見出しが躍っていた。

なんでも、安倍総理が昨日の講演で成長戦略の3本目の矢として一般薬品のインターネット販売などとともに打ち出した政策のひとつである。

これは、50年ほど前に当時の池田首相が所得倍増論を出した時に次ぐ驚きで、どのようにすればこんなことが出来るのかなと、読んでみた。

そうしたら、企業の売上高を含めての金額で、個人個人の所得が上がるのではないそうだ。

安倍首相が、就任早々打ち出したアベノミクスは、金融緩和により円安、インフレになれば企業が潤い、その金を使って新しい施設に投資し、従業員の給料が上がって、全てがハッピーハッピーとなるといい、御用エコノミストがこぞって褒めていた。

しかし、その後はどうなっているのだろうか。

一部を除いて、生活が良くなったとは聞いていない。実態に伴わない株高も海外のハゲタカファンドに食い散らかされているようだし、電気料金、小麦粉、ガソリンなど生活費対需品ばかりが値上がりしている。

七月の参院選を意識して、耳あたりの良い政策ばかりを示しているが、これで自民党を大勝させれば行き着く先がどうなるか、目に見えている。

といって、カルガモの雛のように、頼れる政党がないのもこの国の不幸である。

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2013年6月 3日 (月)

掛川めぐり



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天気は良いのだが富士山のほうは霞んで見ることが出来ない。

静岡から見えれば富士山好きの姉夫婦を近くに連れて行こうと思っていたが、この調子では”望み薄”と自分なりに判断して掛川の”加茂花菖蒲園”に連れて行くことにきめた。

家から六分で新東名のインターがあるので、そこから三十分、森町のインターまで走り、十分で到着、何度もここには訪づれているが、その中で一番早く着いてしまった。

028花ショウブの開花期間は四月末から六月いっぱいということであるが、いまがそのピークだったようで綺麗に咲きそろっている。

ウイークディーと言うこともあってか、観光客も少なく園内をゆっくりと散策することが出来た。

そして、江戸時代の庄屋の面影を偲ばせる長屋門と太い柱や桁を持つ屋敷はよく保存されており、この地方の大百姓の権威を感じさせる。

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咲き始めたアジサイと温室の派手なベゴニアを見て、次は掛川市内に入り掛川城の下に咲くスカシユリを見たが、掛川城は足弱な連れ合いと姉が別に見たくないというのでそのまま休憩をして帰ることにする。

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2013年6月 2日 (日)

義兄の八十のお祝いに

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岐阜県から姉夫婦が久しぶりにやってきた。

長野では毎年会っていたのだが、連れ合いの身体が具合悪かったこともあって、気を使っていたのか、こちらに来たのは四年ぶりくらいになる。

数え年で80歳になるとのことだったので、その祝いを兼ねて焼津の小浜海岸にある、「鮪の宿石上」というところでお祝いの席を設けることにし、予約を入れておいた。

この宿は、二十数年前から職場の忘年会に毎年使い、その後、自分の還暦や母親の法事などにも使ってきたが、10年以上後無沙汰をしていた宿であった。

天気予報は雨と出ていて、曲がりくねった用宗からの道が心配だったが、予報に反して雨どころか日差しまで出て、遠く富士山が見えるといううれしい誤報で気持ちよく出かけることが出来た。

時間通り宿に入り、次々と出される海鮮料理に箸を入れながら話がはずむ、、、

最後、満腹になったところで別腹の甘いスイーツと女将さんが出てきて、前に来たことなどをふくめて、しばらくむかしばなしをして、帰りは焼津の浜当目にでて、150号線を廻ってルートを取る。

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2013年6月 1日 (土)

鳥の餌になって

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先日、孫娘と大岩の山に登り、持ち主のいないビワを摘んで帰った。

持ち主のいないというのは少し語弊があるが、持ち主の分からない場所に自然に生えているビワであり、当然のことながら、肥料や剪定など一度も受けたことのない木なのでビワも小粒である。

しかし、日当たりが良いためか甘味が強く旨い、

で、皮をむきながら「桃栗三年 柿八年 ビワの馬鹿っちょ十八年」と言ったところ、「桃栗三年 柿八年」までは知っているけど、そのさきにそんなことわざがあるの?ときた。   「じいじが勝手に作ったのでしょう。」

「いいや、ことわざ辞典を見てみな、、、、」  しばらくして「ないよ」

その事典の著者は世間知らずだ、、、とじいじは我を張った。

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今日再びその木の下に行ってまた少し摘んできたが、あれから十日もたつと、ビワの実も終わりを告げ、鳥の餌と化していた。

柔らかく熟れた実には、黒い斑点が浮かびでて、甘い香りをあたりに振りまいていると見え、雀やムクドリが賑やかに枝の間を渡り歩いている。

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