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2013年6月24日 (月)

梶原山の緋縅蝶

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「緋」とは、黄色の土台に赤い色を染めた色で、赤の中でも一番鮮明に見える色であろう。

そのむかし、「やあやあ 遠からんものは音に聞け、近くば寄っては目にも見よ、我こそは、、、」と名乗りをあげて戦った武将たちはこの緋色を好んだようで、大鎧を緋色に染めて戦った。

その名も”緋縅の鎧”と言うが、その名をそんぐりもらった緋縅蝶が上の写真。

まさか、中世の武者からその気風をもらったわけではなかろうが、気の荒いことこの上も無しと言う。

普通の蝶のように優雅に舞いながら決着をつけるのではなく、体当たりが当たり前の蝶。そのため、よほど若い蝶でなければ大抵が羽根を傷つけている。

この写真を写す前には、やはりほかの蝶と戦っていたが、追い払ったものの、かなり疲れていたようで、地上に降りて息継ぎをしているところ、、、、

見事な緋色の裾は、写真では表現できなかったが光を反射して輝くような濃い藍色で裾をまとめていた。

しかし、この戦いで一部欠けたように見え、鎌倉武士の気概さえ垣間見るような気がした。

場所は、静岡と清水の境にある梶原山。

伝説では、梶原景時父子が鎌倉にいられず、京都に上る途中、清水の野伏せりに襲われ、この地に逃げ込んで自刃したと言われている。

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