火炎のようにヤブカンゾウ
ヤブカンゾウの花があちこちで咲き出し大暑の暑さをさらに燃え立たせようとしているように感じる。
仲間の花としては兄弟のような一重咲きのノカンゾウ(藪萱草)があり、親戚にはニッコウキスゲ(日光黄萱 写真左)などがあるが、涼しげなニッコウキスゲと正反対の印象を感じさせるのは咲いている場所が違うのもあるが、その色合いと花びらの多さであろうか。
紅蓮の炎のような花びらの中から雄しべを振りたてて咲いている。
しかし、この花も一日で終わり、次の花にバトンタッチをしながら夏の太陽を敢然として受け止めている。
しかし、この花の鮮やかさが目立ってか、古来親しまれ来たようで、和歌などに”忘れ草”として読み込まれている。
よく似た名前に”忘れな草”があるが、この花の意味は「私を忘れないで」と言う意味なのだが「忘れ草」のほうは、「嫌なことを忘れたい」と言うのだからまるっきり意味が反対と言ってもよいだろう。
花言葉も、この意味を取ったらしく「物忘れ」となっているそうだ。
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