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2013年9月30日 (月)

黄金色に輝いて

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Img_0053「実るほど頭をたれる稲穂かな」と古来言われてきた言葉であるが、田んぼの稲穂も温かい秋に日差しを受けて、黄金色に輝いているさまは、自分に何の関係もないのだが、本当にきれいな眺めで心豊かになっていく感じがする。

今年は、自分の周りでは台風の被害もなく、稲がなぎ倒されている田んぼは少ないが、実った実が重いらしく穂先を下げている。

刈り取られた稲も、穏やかな晴天続きで乾燥が速く、アキアカネも休息する場所を探すのに忙しいみたいだ。

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あれほど世間を騒がしてきた、高校体育部の暴力問題も当の監督たちにとって教訓にはならなかったと見えて、今日も浜松のある高校監督が諭旨免職になったとテレビで報じられていた。

自分は、体育会系というか、暴力で言うことを聞かせようとする体育がもともと大嫌いだった。

1,960年から1,970年にかけての一連の安保闘争を含む学生運動でも、学校の手先となって妨害してきたのが体育会系であったことにもある。

つまり、学校に授業料免除をはじめさまざまな恩恵を与えられ、学校経営者の犬的存在だった。

けっして、運動嫌いから言うのではない。

球技は下手だったが、一応走る、飛ぶ、投げるは人並みより少し上と思っていたし、剣道柔道も生齧りながらしてきた。

しかし、学校がいずれも一学年三十人以下の小さな学校だったので、しごき的暴力もなく、当然のことながら殴られたこともない。

そして、昭和三十二年から気の荒いことで有名だった、鉱山に勤め、坑内で働いたが、こんな社会でも言葉で注意されたことはあるが、厳しくしかられたり、殴られるなどの暴力事故は一度もなかった。

ひとつの失敗が自分はおろか他人の命にかかわる仕事なのに、、、、

自分に言わせれば、たかがスポーツであり、運動である。(自分の失敗で他人が死ぬか?)

元巨人の桑田真澄選手は「叩かれて愛情を感じたことがない」というし、元中日の落合監督らも、指導者は考えてほしいと体罰を否定しているが、どうも体育会系では少数派であるらしい。

子供を虐待する親は、子供のころ虐待を受けてきた経験がある人が多い。と言う話もあるが、暴力を振るう監督は選手だったころ理不尽の暴力を受けてきたのではないかと思うのだが    

そうすると、身体能力だけが取り柄で、ほかのことに興味のない運動バカの監督やコーチがいなくなるのはこれから先何十年もかかりそうと思うが如何。

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2013年9月29日 (日)

百舌の高鳴き

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モズがテレビのアンテナに上がってキチキチキチッと鋭く鳴いていた。

これから冬にかけて餌のない時期を過ごすため、縄張りの宣言をしているのだろう。

大きく分けて、すずめの仲間だと言うが、一般に穀物を食べる中にあってモズだけが肉食と言うのも面白い。

顔の真ん中に、横一文字の黒い縞模様は、いかにも戦士と言った精悍な感じで好ましい鳥であり、秋を代表する小鳥でもある。

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2013年9月27日 (金)

蓮根の初掘り

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早いもので、先日まで暑さうだっていたというのに、北海道では氷点下のところも出てきて霜が降りたそうな。

大陸からの冷たい高気圧が南下したそうで、その影響もあって久しぶりに20度割れの朝を迎え清清しい朝を迎えることになった。

昨日、はじめて蓮根畑に入って試掘をしてみたが、気温が三十度を超える中での土掘りはすぐに汗だくになり、掘る気を失せさせてしまった。

そんな気分でやっていたためか、なんだか熱中症の前期症状疑わせる気分になってきたので、掘り返していた土を元に戻して、早々に帰ってきたばかりだった。

しかし、今朝になってこの冷え込み(?)に気をよくして、事実上の初掘りということになった。

まずは、あちこちに初物として配ることにしよう。

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NHKの朝ドラ”あまちゃん”がヒットしているらしい。

最近は、この手のドラマは見たことがなかったので、午後の再放送を見ていたが初めて見たので何がなんだか分からないものの、どこがそんなに人気があったのかのみこめない、、、、、ただ騒がしいだけと言った印象しか残らなかった。

そうしたな、”じぇじぇじぇ”と言う言葉がこの番組から、最近のはやり言葉として広まっている、と言うことだけは知っている。

なんでも、岩手県のあたりで、びっくりしたときなどに使われる言葉だそうだ。

そういえば、今はむかし、まだ若いころ、驚いたときに使う言葉として”ぎょっぎょっ”といった言葉が流行ったことがあったが、、その真似をしたらおばあさんに「へんな日本語を使うな!」と、しかられた記憶がある。

この言葉は、”ぎょっとする”と言う言葉から出てきたものと思うが、いま、”ぎょっぎょっ”で検索してみてもパソコンはこの意味でヒットしない。

つまり、あれだけ流行ったと言葉だったと思うが、今では死語になっているらしい。”じぇじぇじぇ”もこの番組が終われば、いつしか地元に帰り、方言が各地で消えつつあるある中でいずれは死語になるのはそんなに長いことではないだろう。

ところで、番組を見終わってから、主役の能年何とかと言う女優さん、いまどきの細顔女優さんと違って、そこらを歩いているごく平凡な丸顔だったと覚えているが、どんな顔だったのかもう忘れてしまった。

最近と言うか、人の顔が覚えられなくなった。特に若い人の顔が一様に同じに見えてしまって分からない。

ボケの症状はこんなところから進んでくるのだろうか。

そういえば、まだ沖縄に占領軍がいたときの話として、泥棒に入られた兵士の前に、容疑者として数人の人が連れてこられ、首実検をしたがみんな同じように見えて分からなかったそうだ。

米軍兵士は、容疑者の顔を見ていたにもかかわらず、分からなかったそうだが、自分も、テレビに若い俳優が出てきても区別がつかない。と言うのはひょっとして自分も外人なのか、、、、、、?

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2013年9月25日 (水)

薬効低下の健康食品

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気候温暖でどちらかと言うと刈り入れの遅い静岡でも稲刈りが始まっている。

そんな中、秋の太陽い照らされ黄金色に輝く稲田をバックに瑠璃柳の花がまた咲き出した。

六月ころから咲き出していたのだが、今夏の暑い日差しにバテたのか、花の数も、葉っぱも少なくなって今年はそろそろ店じまいかと思っていたのだが、、、、、、

こういうのを、返り咲きと言うのだろうか、、狂い咲きではないと思うだが

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二十二日の新聞によれば、健康食品の四割に医薬品の効き目を低下させると言う発表があったそうだ。

連日のようにテレビは、健康食品の宣伝と購入を促している。

その数は、半端なものでなくひざの痛みやダイエット、内臓の健康に悩みを抱えている人が数多くいるのをうかがわせるものだが、医者に処方されている薬の効果を低下させているとは知らなかった。

たとえば、膝の痛みに効果があるとしてグルコサミンを配合した健康食品を摂取しても、胃や内臓で変化し別物になってしまうはずであり、たとえ宣伝のように体内に入ったとしても、膝にそのまま届くとは考えるほうがおかしい。

そのため、片隅に「個人差があります」と言い逃れが小さく書いてある。

どうせ気休めの健康食品で効き目があるとすれば、「いわしの頭も信心から」の類と思っていたが、、、、、、、、四割もといわれると”なにおかいわんや”である。

しかし、身体のあちこちが痛くて藁をもすがる思いで購入した人たちを騙しているとしたら広告禁止や制限をする必要がありはしないか。

「三十分以内に申し込んだ人には、、、」と判断する余裕を与えずにせかせる広告も同様である。

とにかく、この手の商売にはひっかるほうも悪いのだが、、、、、、

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2013年9月24日 (火)

使い道がなくなって

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秋の七草のひとつ葛の花が咲いていた。

万葉の歌にも記されているように、昔から日本人には親しまれてきた植物であり、その根からは澱粉を、蔓を編んで”ネコダ”という背負い籠をを作ったり、皮をはいで”葛布”と言う布にしたりと、いろいろな方法で使われても来たのだが、戦後になってほかのものに取って代わられ、今では無用の草どころか、害草になってしまった。

まるで、戦後の復興からバブルにかけて企業戦士として働いたものの、パソコンをはじめ、近代機器を使いこなせないばっかりに無用の長物扱いにされている、中高年とよく似ているのではなかろうか。

この花は、下のほうから順に咲いていくため花期はかなり長く、約二週間は咲いているのではなかろうか。

生命力の強い草で、荒地にまず生えだす草のひとつだし、一度生え出したら根っこを掘って退治しなければなかなか絶やすことができない。

その生命力の強さは、他の植物を圧倒し、一度この蔓に絡まれると、木の上までびっしりと覆ってしまうため、台になった木はつぶされてしまう。

アメリカなどでも、この蔓の影響が大きく日本の外来植物同様に駆除する植物に指定されているそうだが、なかなか絶やすことができない上、この植物の名前を日本語同様に”kuzu”と書くそうで、あまり自慢できる植物ではなさそうだ。

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2013年9月23日 (月)

約束をたがえず

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秋の彼岸になると約束をたがえずに咲く花、彼岸花

彼岸花が麻機地内の巴川の土手、柳の木陰に今年も咲いた。

異常気象での高熱続きだった夏にも影響されず咲くのは、菊の花同様日照時間が関係しているそうだが、菊と違ってこの時期になると何にもないところからにょきにょきと茎をもたげて花を咲かせる。

潜水艦の潜望鏡のようなものもないのにどうして土の中で日照時間を知ることができるのか、、、自然の不思議である。

019この花は別名を曼珠沙華というが、仏教のほうでは吉兆をもたらす前兆として、赤い花が空から降ってくるといい、その花を想像させるところから付けられたそうだが、この花は地上の華やかさに反して地下の根茎には毒があり、ねずみ除けなどに植えら全国に普及していったとも言う。

つまり、毒のある美人ともいえようか。

しかし、毒のある魚、河豚を食べることに成功した人間は、この花の根茎も水にさらすことによって食べられるようにし、飢饉のときの食料にしたそうだが、なんだか鬼子母神を想像してしまった。

いま、全国あちこちを真っ赤に染めている曼珠沙華、この根を掘って食料にする時代が来ないことを祈っている。

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2013年9月22日 (日)

顔に似合わず

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オリヅルランの白い花が温かくなり始めてから、間断なく咲いている。

直径は1センチに満たない小さな花だが、繁殖のため伸びていくランナーの中ほどにポツンポツンと咲いている。

オリヅルラン、名前の由来はランナーの先端に、小さな子株をつけ風に揺られているさまを鶴に見立てて付けられたのは、その格好を見ればわかる。

とにかく丈夫な草で、静岡ではほったらかしでも繁殖しどんどん増えていくので、時々雑草と一緒に抜いては捨てている。

ランと言うだけあって、根元には太い棒状の根っこがあり、そこに水をためているようで、この夏の暑い日照りにもほかのしおたれた草花を横目に、平気な顔をしてランナーを伸ばしている。

やさしそうな花と、斑入りの葉っぱをしているが、内に秘めた性質は”しぶとい”の一言。

このしぶとさはなんにたとえようか、ありすぎて、差しさわりが、、、、

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2013年9月20日 (金)

ドラゴンを見たか?

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今日から秋の彼岸に入った。

”暑さ寒さも彼岸まで”とはよく言ったもので、あれだけ暑かった熱帯夜を過ごすためパンツと肌着だけで寝ていたものだが、タオルをかぶらなければ、涼しさが、身にしみるようになった。

畑のほうも、夏の作物は終わりを迎え、サツマイモを堀上げ、ナスの茎を抜き上げて、秋野菜の支度に入る。

その作業の途中、ナスの枝に変なものがあったので、よく見たら揚羽蝶の幼虫がいくつもいる中で、ひとつだけ擬態のつもりなのか動こうともしないものがいた。

その格好は、写真で見るように緑のドラゴンといった感じで、固まっている。

頭の後ろには、タテガミのようにギザギザと棘状のものをつけ、後ろには尻尾までつけている。

擬態だとすると、何かの真似であるが、この虫はドラゴンを見たことがあるのか?。

ほかの幼虫は、枝に長くなって掴まっているのに、、、、、、

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2013年9月19日 (木)

今月今夜のこの月は

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今日は旧暦の八月十五日。中秋の名月である。

”月に群雲”と言う言葉があるが、全天にほとんど雲もなくまん丸な月が煌々と輝いていて、雲はほとんど見えない。

日本人の好みとしては、一点の翳りもない景色と言うのはあまり喜ばれない。

何とか、筋雲などがかすかにかかってくれないかと思っては見たが、到底望めない風情であった。

夕方になって、近状から静岡特有の”へそもち”が届いたので、へその真ん中に餡子や黄な粉を乗せて、月に形ばかりのお供えをしたあと、腹にしまう。

へそもちを持ってきてくれたとき、「何でも八時十五分の月が一番いいらしいよ」と言うので、語呂あわせかと思っていたら、連れ合いもこんなにまん丸な月は、この先何年も見ることができない。とワイドショーで言っていたという。

022よくわからないが、八時すぎに家を出てそのまん丸さを見に、観月の散歩としゃれてみたが、年寄りの目にはいつもの満月と変わらず、、、、、、

貫一ばりに「今月今夜のこの月は、、、、」と言ってみたものの後が続かない。

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2013年9月18日 (水)

養分を横取り 

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015もうそろそろ咲き出しているはずと思って、池谷の上に登ってみると、ナンバンギセルの花がそれこそ無数に咲いた。

今年は、草刈が行き届いていないので一見低いススキの原に見えるが、少し掻き分けると、その根元が明るい赤紫の可愛い花が束になって咲いているのがわかる。

あっちを掻き分けてもこっちを掻き分けてもといった調子で花が散らばっているほか、掻き分けて入った足の下にも踏みにじられた花が倒れている。

今まで、あちこちで見かけてきたが、今年の咲きようは今まで見たことも無いほどの咲き方であり、これでススキが無かったとしたらどんなんだろうと思ってしまった。

しかし、ナンバンギセルはススキなどイネ科の植物に寄生し、その栄養分を吸って成長する草だけに、ススキが無かったら生えない。

また、ともすると栄養分を吸いすぎてススキが枯れることもあるそうだから、今年の咲きようでは、ススキに影響を与えるかも知れない、と心配になった。

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いまでは少なくなったそうだが、人間の大腸には寄生虫がいて、子供のころはよく検便で寄生虫の卵が見つかると、虫下しを飲まされたもので、日ごろお澄ましで憧れの少女が虫下しの薬を渡されているのを見ると、「あの子も俺と一緒だ、、」なんて思い、幻滅と溜飲がさがったものだった。

その後でだが、寄生虫は人間の大腸に住むようになって、拒絶反応を起こさないよう折り合いをつけ、宿主である人間が死なないよう栄養分を適度に横取りしている。と聞いた。

しかし、目を転じると人の懐を当てにする寄生虫的人間がかなりあちこちに見受けられる。

たとえば、30~40になっても親の脛を齧っているスネカジリ、国の外郭団体に天下っているオヤクニン、福祉まで請け負った仕事を下請けに丸投げしているゼネコンなど、、、、

これは、親がどんなに困っていてものたぐいであり。繁殖しすぎると親は枯れてしまうが、今さえよければと

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2013年9月17日 (火)

台風一過の朝焼け

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台風一過の翌朝、東の空が朝焼けをしていたので、起き抜けにカメラを持って散歩に出かけた。

東のかた、富士山も真っ黒な姿を見せていたが、朝焼けはそれより40度ほど南によったビニールハウスの上を染める。

五時三十分ころ、真っ赤に染まった太陽がゆっくりと顔をだしたが、周りを散歩している人々は足を止めることもなく歩き続けている。

毎日のことで興味がないと言えばそうかもしれないのだが、、、、、、、、、

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以前の自民党は、右から左とまでは言わないが、リベラルと言うか中道的な人が多くいて、方針はぶれながらも極右のならずに来ていた。

しかし、小選挙区制になって以来、首相や幹事長の力が強くなった結果、逆らう議員がいなくなり、ただ言われるままに政府提案に賛成の手を上げる人ばかりになってしまった。

そうなると、世間知らずのお坊ちゃん内閣は独りよがりの政策で暴走しはじめている。

アベノミクスとやらで景気が回復していると言うが、ほとんどの国民は物価はインフレ、収入はデフレのダブルパンチに目を向けようとしていないし、集団的自衛権もアメリカの要求にしたがって、憲法の拡大解釈で済まそうとしている。

究極は、憲法改訂であるが、その前に既成事実を作っておこうと言う腹であろう。

また、TPP参加にしても、国民には一切知らせることもなく、協議を進めているが、選挙前に静岡一区で立候補し当選した議員は、「TPPに反対です!」と叫んでいた。

しかし、いまでは執行部に逆らうこともなく鳴りを潜めている。

民主党では、野田元総理がTPP参加を発表した途端、異を唱えて離党した議員もいたが、自民党にはまだ一人もそういう議員は出ていない。

あとは、創価学会を後ろ盾にした公明党の良識に頼るしかない、と言う哀れな状況になっている。

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2013年9月16日 (月)

健康長寿率 いちばん

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未明から激しく降り出した雨も、降ったり止んだりを繰り返しながら風が強くなっていく。

テレビは、京都の桂川の洪水の様子を上から地上から繰り返し移して放送する。

濁流が渡月橋すれすれまで激しく流れるさまは迫力があったが、大雨の割には、人的被害の少なかったことが何よりである。

それの比べれば、我が家の付近は穏やかに、日ごろ少しの雨でも増水する裏の川もブロック三段ほどにしか上がらずに終わった。

それに引き換え、テレビで放送された大浜海岸や用宗の波しぶきの激しさと雨風の強さは、同じ静岡市とは思えないほどの違いがある。

そうする間にも台風は速度を速め勢力も弱くなったのか、中心が長野県の飯田から南アルプスを越えて山梨県に入ったあたりから急速に収まったのは、地形の大きく関係しているのだろう。

午後に入って、南側の空が明るくなり、雨も上がった様子を見て、蓮の田んぼ付近まで散歩に出かけてみたが、大きな葉っぱが災いしたのか、それとも、そろそろ茎も弱ってきたためか、先日までピンクの大輪の花を咲かせていた蓮の畠も、途中で折れたものが多く、まさに、「なびき伏しけん 大御世の、、、」といった状態になっており、来週あたりから、「掘り上げて下さい」と言わんばかり、、、、、、、、

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今日は「敬老の日」子供や孫たちからは何の挨拶もない。

台風にかまかけてか、日ごろ口うるさい爺婆を敬して遠ざけているからか、、、、

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先日行ったファミリーレストランの台紙に「静岡県の健康長寿率は73,5歳で日本一である」と書いてあった。

それを見て、「じいじは曲がりなりにもこれをクリアしたようだ」と言った。

我ながら自分の健康に驚いている。

塵肺、振動障害など職業病の宝庫と言わたほか、落盤 墜落 火薬事故など災害も多く、生命保険も制限された鉱山で仕事をした身にとってここまで健康で長生きできるとは思わなかった。

夕べのテレビでも、減塩食、体操など健康に重点を置く長野県が、健康長寿率七位だとか言って悔しがっていたが、静岡の温暖な気候と能天気な県民性にはかなわないのだろうと見ている。

しかし、73,5歳が平均とはいえ最高だと言うことは、100歳以上が5万人を越える日本において、そのほとんどが不健康と言うことになりはしないか。

長野県の佐久市にぴんぴんころりを願って、願を掛ける”ぴんころ地蔵”と言うのがあり、自分も行ったことがあるが眺めただけでお願いはしてこなかった。

お地蔵さまも、これを覚えていれば、自分の末路はかなり危うい、、、、、、、、、、

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2013年9月14日 (土)

コナギの花は

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静岡のあまり手の入らない田んぼに、コナギの花が咲き出した。

010水葵の仲間だけあって、花の形はよく似ているが、花の大きさは1㌢に満たない小さなものである。

漢字で書くと小菜葱、小水葱などいくつかあるが、最後の葱だけはどの書き方にも共通しているのは、食べられる雑草のひとつだけに、葱の味にも似たところがあるのだろうか。

この草は、はるかむかし米と一緒に日本に来たというだけあって、水田によく生えるが、稲の生育に邪魔をするといわれ、嫌われ者の雑草であり他の草取りにはイヌビエなどともに駆除されてきた。

イヌビエは、イネ科だけあって除草剤も効かないが、コナギにはよく効いたようで、最近では、減り続けて希少種にまでなっているそうだ。

そのため、この草が育つ場所は、人の手が入らない池や田んぼになっており、先年も、この花を見たさに愛知県まで出かけた人があったようで、自分のブログに乗せたところ、「どこにありますか」というコメントまであった。

嫌われ者も、少なくなれば希少種として、保護(?)されかねない時代になってきたが、そのうち、耕作放棄の田んぼが増えればまた雑草扱いになるだろう。

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2013年9月13日 (金)

銀杏が熟れて

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銀杏の実が葉っぱに先駆けて黄色く熟れてきた。

下では、待ちきれない様子の年寄りが、釣竿を伸ばして叩いているが、先端がしなって、なかなか打撃を与えないようで落ちてこない。

今年は、二百十日も八朔も、二百二十日も風が吹かず、その結果、枝が揺すられないため銀杏が落ちてこない。

子供の頃、風の吹いた朝はバケツを持ってうんこ臭い銀杏を拾い、持って帰ると父親が地面に穴を掘って埋めてくれた。

一ヶ月ほどすると、白い種だけになり、それを囲炉裏の灰に埋めて、食べるのが楽しみの一つだった。

灰に埋める前に、先端を金槌で軽く叩いて隙間を開けないと、灰の中ではじけ、そのたびの大騒ぎをしたが、これも楽しみの一つ、、、、、

早く焼けるように、火の傍に寄せて真っ黒にしたり、、、、、、いまの子供にはこんな楽しみは関係ないようで、銀杏の木の下には爺婆しか集まらない。

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先日、娘に連れられてファミリーレストランに行ったときのこと、通路を挟んだ向こう側のテーブルに若いカップルが坐っていたが、お互い目を合わせることもなく、自分の携帯電話(画面の大きいやつ)を見入っていた。

娘に、「じいじより一世代下の連中が、やはり話もしないで喫茶店で漫画を見ているのを見て、おかしいことをするものだ」と、その頃話題になったものだが、いまの人たちは、漫画からケイタイに代わってしまったのだな」と、いったところ、娘が「なに言うの、孫たちがどこかの家に集まってもそれぞれがゲームの画面に見入っていて、5~6人来ていても静かなもんよ、、」とのこと、、、、

それでなのか。と思ったのは、最近の若い人たちは、結婚願望があっても、それぞれに女友達、男友達がいない人が半数以上あるという。

集まっても無言で過ごすようでは、お互いの気持ちが伝わらないはずだし、話し方も身につかないはずである。

今日もテレビで、自治体が若者に「もてる方法」を伝授し、少しでも結婚するカップルが出来るようにしている。というのをやっていた。

結婚どころか男女の交際の仕方まで自治体が手取り足取りしないといけないというのは、かなり異常であろう。

「新婚さん いらっしゃい」と言う番組を見ていても、若者たちの言葉能力の低下は著しく、司会者がものを尋ねても、「行った」などと、ぶつ切りの言葉でしか返事の出来ない人がほとんどである。

外国人のほうが綺麗な言葉で話をするのをみるにつけ、何だか、亡国の民を見るようで情けなくなってくる。

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2013年9月12日 (木)

御法川さんは

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001_3今年は、どういうわけかサトイモの花をよく見かける。

黄色く細い包みの中にそれこそ眼に見えないくらいの小さな花を密集させている。

原産地がマレー半島などの熱帯地方なので、今年の暑さが影響したのかもしれないなどと思ってしまったが、どうなのだろうか。

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御法川法男さんにとって、今年は厄年だったのかもしれない。

メインキャスターを務める朝番組の中でセクハラ疑惑がでたかと思ったら、今度は次男が他人のカードで現金を引き出そうとした窃盗容疑で逮捕されてしまった。

御法川さんは、日本の代表的な司会者であり、フリーアナウンサー、タレント、そしてニッコクという会社の社長を務め、毎日テレビに出ない日はないという活躍ぶりである。

この人は、その番組の中で舌鋒するどく、一刀両断のように社会悪を指摘してきた人だが、今日のテレビを見ていたら二度目の夏休みとかで姿を見ることが出来なかった。

(いままで政治家の不祥事が発覚すると、体調不良で入院して姿を隠すのに似ている)

そして、よほどの実力者なのか、どの局のワイドショー出演者を見ても遠慮気味のコメントしかしていなかった。

御法川さんの年収は億単位の金持ちだし、息子にしても、テレビ局の職員をしていたそうだから、人のカードを盗まなくても生活に困ることのないはず、だとすると、どこでどう間違ったのか?

御法川さんの縁故で入社したものの、、、、だったのだろうか。

えてして、攻撃に強い人は防御に弱いといわれているが、御法川さんは今後どういうふうにしてこの難局を乗り越えていくのか,野次馬的に興味がそそられる。

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2013年9月11日 (水)

どう見たら良いのか

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駿府城公園の一角にマロニエ公園というところがあり、昭和32年当時の市長が、フランスのパリから取り寄せて植えられたと書いてある。

それから、60年近くたったいま6本ほどの木が立っているが、およそ60年もたっている木とは思えないほど貧弱な様子である。

たぶん、静岡の地に合わなかったのであろう。

そして、一番小さな木に少し実がついているが、自分の経験から言うと”栃の木”ではないかと思う。

かなり前のことだが、フランスで見かけたマロニエの木は、葉っぱがよく似ていたが、木の実には栗ほどではないが、毬がついていたのを鮮明に覚えている。

多分、枯れた木の変わりに、どこからか持ってきたものだろうが、こういうのをどう見たらよいのだろうか。

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静岡で言う”オマチ”に行って来た。

本当、久しぶりの繁華街と市役所付近を歩いたのは何ヶ月ぶりだろうか、家から自転車で二十分とはかからない距離だが、、、、、、いつだったか思い出せない行っていない。

街中で、連れ合いと落ち合った後、デパートに寄って、いつも買っている吉田漁港の”ひげ奴”いう店の塩辛と貰っていた商品券を使って印伝のキーホルダーを購入した。

塩辛を手にして驚いた。いままで700円で買っていたはずのものが835円になっている。これもアベノミクス?、一瞬どうしたものかと考えてしまった。

しかし、連れ合いの手前それをレジに持っていった。

「家まで時間がかかりますか?」「ほかの買い物もあるので二~三時間ほど、、、」

「では、冷却剤を入れておきます、、、、涼しくなった思ってもまだ外は30度ですから、、、、」「こんな冷房の効いたところにいても分かりますか?」

そうなんだよな、最近は暑さに身体がなれたようで、30度でも湿気が少ないためか、そんなに暑く感じないもんな、、、、。

ひょっとして、老人性鈍感症なんだろうか。

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2013年9月10日 (火)

腕白でいい

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蝶々を数える場合、一頭 二頭というそうだが、馬のように大きな動物には当てはまっても、羽根を広げても2センチほどしかないベニシジミにはちょっと似つかわしくはないだろうか。

最近になって、朝の気温が22~3度台と低くなってくると自分らには気持ちよく過ごせる季節のなったことを喜んでいるが、蝶々たちには迫り来る秋風を恐怖と捉えているのかもしれない。

今日も今日とて、一般に野菊と呼ばれている、嫁菜の花びらに摑まって、蜜を吸うでもなく、空を見上げているベニシジミチョウを見かけた。

普段は、表情などうかがい知れぬ小さな虫だが、こんな風に空を見上げていると、、、、、、、つい、感情移入というか、     そんなはずがないのだが。

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新聞の見出しを見て驚いた。

先に行なわれた、全国学力テストの発表で、静岡県の小学6年生の国語の正答率がかなり悪く、全国ワースト2だったそうだ。

それに驚いた県では、いろいろと分析を行なっているそうだが、知事が成績の悪かった学校の校長名を公表したい。と述べたそうで、波紋を広げている。

当初は、校長名でなく学校を公表したかったそうだが、出来ないとわかって校長名に変更したと言う。

知事になる前は、大学の校長をしていたそうだから、全国下から二位がよほどショックだったのだろうか。

それにしても、こんなことで動転して、思わず言葉にしたとしたら、、、、、、好い物笑いになるだけと言うことが分からなかったのだろうか。

小学校6年生だろう。得意不得意が激しい年頃であり、上手くつぼに嵌れば高得点を出したかもしれないのだが、、、

なにわしろ、この手の発表をしないと当初決めていたのを、何が何でも公表せよと求めたのは、全国の知事や教育関係者であり、静岡県もそう言ってきたと記憶している。

こうした中で、成績を公表すれば一位もあるが四十七位の最下位もある野が当たり前であろう。

一位と最下位の点数の差はどれほどのものか知らない。

しかし、よく長寿県の番付発表があるが、二歳とは違わず、0,1~2歳の違いで競りっているのがほとんどである。

小学生の成績の変動くらい笑って過ごせないものか。

そんなことより、社会にでたとき適応性のある人間になるよう育てていくのが教育でなかろうか。

がり勉で世間知らず、応用の効かない秀才児より

腕白で良い、丈夫で元気な子に育ってほしい!

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2013年9月 9日 (月)

涼しげにクサフジが咲く

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安倍川の土手に咲くクサフジ、ところどころで密集して明るい紫色に染めている。

エンドウの仲間だけあって、花の形はよく似ているが、葉っぱの形が細く左右対称に飛び出していることと、上向きではあるが藤の花のような色合いと形から名づけられたようだ。

傍には、ツルボや釣鐘人参が同じような色合いで咲いているのをみると、春の花は黄色っぽい色が多いのに対して、秋は紫系統が多いような気がするが、どうなんだろうか。

青や紫は暑い夏の名残りが残る中、少しでも涼しげな雰囲気を狙っているのだろうか。

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まだ仕事をしていたときのことだが、同業者の中に日当だけで残業などほかの手当てを出さない人や、仕事がないからといって常用の作業者に給料を支払わないとか、健康保険も自分もちにして平気な人がいた。

本人も、そのような扱いを受けて独り立ちしたものだから、労働基準法にもとる事があっても、、、、労働基準法そのものを知らないので気にさえした様子が見られなかった。

こういう会社をブラック企業と最近は言うそうだ。

先日も、新聞を見ていたら、よくコマーシャルを打っている名前の知られた会社が、ブラック企業として乗っていた。

就職難の折から、強い立場を利用してサービス残業や賃金の不払いをし、文句を言う労働者を嫌がらせで退職に追い込むなどの、法律無視をしているとのことで、国もようやく重い腰を上げ始めたとのことであった。

労働組合が強い頃はまだ目が行き届いていたような企業も、御用組合になると組合に相談に行っても何にもしてくれないどころか、会社と一緒になって、圧力を掛けてくる。

そこへもて来て、今度は政府が、労働者の流動化や正規労働者を退職させやすい法律を作ろうとする動きがあり、ますます、労働者の権利が狭められる可能性がでてきているようだ。

何だか、お先真っ暗な時代がすぐそこに来ているようだが、安倍政権の支持率は70%とか、、、

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オリンピック招致で浮かれている場合じゃないと思うが、、、、、、、、

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2013年9月 7日 (土)

夜明けの白さを残して

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今日は白露。ひとっころの暑さは幾分かげりが出てきたが、今日も蒸し暑かった。

しかし、朝の散歩で見かけたエノコロ草は一部種を散らしたようで白っぽくなり、傍に咲く野朝顔も夜明けの白さがまだ残っているような風情で、暦を表しているように見えた。

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明日の朝、次のオリンピック開催地が決まるそうで、テレビ各局はその話でもちきりだった。

当初、東京が優勢だと伝えられていたが、福島原発の汚染水問題がクローズアップされた結果、かなり苦戦するとも言われていた。

自分としては、どこで開催されようとあまり問題にしていないが、、、、と言うのは、富士山の世界遺産同様、一部の人の儲け話が最優先になってきらいがあり、どうにも同調しにくいところがあって、、、、、

ただ、今回の福島の事故に対しては、あまりにも情況を隠そうとしているのが見え見えであり、このことが世界に不信感を抱かれていることを、日本人は知らなさ過ぎているのではなかろうか。

「日本の常識は世界の非常識」と言われて久しい。

しかし、福島原発に対する東電の発表は、世界のみならず、日本人さえもが信用していないなかで、安倍総理の説明がどれだけ世界に安心感を与えるのだろうか。

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2013年9月 6日 (金)

秋を見つけた

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韮の花。小さな五弁の白い花は清楚な感じである。

この花を見かけると、秋の”とば口”といった感じがするのは自分だけだろうか。

地味な花だが、この花を見た日が”小さい秋見つけた”と言う思いがここ近年、しばらく感じていた。

そして、日本にだけ咲く花ではないのだが、日本の花といった感じさえしてくる。

そういえば、この詩に曲をつけた中田喜直は、言葉の抑揚を大事にする曲を作ったことで有名である。

小さい秋のほか、めだかの学校、夏の思い出、雪の降る町、など三千曲に及ぶ曲を作ったそうだが、最近の歌のように日本語を流れを無視して、変なところで跳ねあげたり、切ったり、英語風な言葉で何を歌っているのか、テロップが入らないと分からない曲ではない。

誰かさんが 誰かさんが 見つけた

小さい秋 小さい秋 小さい秋見つけた

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誰かさんと言うのは、自分だろうか/ ヤマトシジミだろうか/ それとも ありんこ?

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2013年9月 5日 (木)

目を瞑っていても

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季節はずれに咲いたニオイバンマツリ、その色を落とさん。とばかりに篠つく雨が叩きつける。

花は、抵抗するか、葉陰に逃げ込むかまだ判断が決まらぬようで、なすに任せている。

辛抱が功を奏してか、ようやく日が当たり、風に任せての身震いで、露を落とせば、、、、、、、

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雨が上がって二時間ほどあと、静岡市の同報無線が恐る恐るのようにして「大雨警報が解除されました」といっていた。

明け方、四時過ぎ頃から激しい雨と連続して響く雷の音で目が覚め、裏の川の様子を見ると、道路すれすれにまで上がってきていた。

この調子で、降り続ければ自動車を少し高いところまで移動しなければならないだろうと様子見で夜が明けた。

このあたりは、自分が静岡に来る前だから、いまから40年ほど前の「七夕豪雨」の際には1,5mほど冠水したところであるし、来てからも床下浸水を何度か経験しているので要人をしなければならない土地柄である。

ここ10年ほど前になって、排水用の水路や麻機遊水地が整備されてから、しばらく道路まで上がってくることがなかったが、今年は、あちこちで集中豪雨が発生しているところから、「いつ何時我が身に降りかからんでもない」と心配すればきりがない状況である。

それかあらぬか、今日の豪雨は朝方四時からの一時間で57mmと言う降り方だったそうだ。

また、連続して鳴り響く雷鳴は、床で目を瞑っていても、稲光を感じることが出来るほど強力で、県内三ヶ所で火事が発生したとのことであった。

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おりから、今日は旧暦の八朔に当たる日、古来、二百十日、二百二十日と並んで天候が荒れ模様になる日だと聞いたことがあるが、それがまともに当たった日のようである。

ただ、静岡では、人に対する被害がなかったようで、それだけで重畳としなければなるまい。

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2013年9月 3日 (火)

妖怪は生きている

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”天高く馬肥ゆるの秋”

相変わらずの熱風が吹き込んでくるが、心なしか湿気が薄くなったかのような印象を受けるのは、草花がすこしづつ秋の色を加えてきているためではないかと思うこのごろ、、、、、

虫もすだき、ススキも赤紫の穂を出し初めている。

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子供の頃の怖いものと言えば文字通り、地震 雷 火事 親父、さらに付け加えれば正体の分からない”妖怪(お化け)”があった。

しかし、この中からいまや消え去ったものに、親父と妖怪があり、かわって地球温暖化の影響ではないかと言われる、集中豪雨と竜巻が加わることになった。

きのう、関東地方を襲った竜巻に被害は見るだに恐ろしい。

集中豪雨による被害もそうだが、それまで築き上げ平穏に暮らしてきた生活が、一瞬にして消え去ってしまう。

この家を再建するのは自力しかないのだろうか。大規模の災害なら義捐金があったり公的機関からの支援もあるが、規模が小さければどこも応援してくれるところがない。

われわれみたいな、老年になってからでは返済能力もないのだから、路頭に迷ってしまうしかないのだろう。

政治家の世界は一瞬先が闇とよく言われるが、それは、政治家の日ごろの姿勢がそうさせたもので、決して災害ではない。

それに比べて自然災害は、被災者個人個人にはいわれのない打撃であり、青天の霹靂であろう。

しかし、この災害も地球温暖化のせい、と言われると人間の生活態度に自然が反発していると思えないことこともない。

と、いって、なかなかいまの生活を昔に戻すには相当の覚悟が要り、とても、お化けが怖かった6~70年前の生活に戻すことが出来ないだろう。

となると、むかし自然の中に隠れ住んでいた妖怪が姿を変えて、現れたのが集中豪雨であり、竜巻なのではなかろうか。

妖怪は生きている、そんな気がする被災現場の映像である。

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2013年9月 2日 (月)

変幻極まりなし

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日のさす中激しく降る雨

変幻極まりない空模様の一日であった。

と言っても、テレビで報じているほかの土地のように集中豪雨に比べればなんてことのない天気なのだが、、、、

新東名インター傍、門屋の畠に出かけて茄子とサツマイモの収穫、それに、草抜きでもしようと出かけてみた。

朝のうち空は青空で、今日も暑くなるのかなと言う感じさえする空模様だったが、一時間もするかしないかで雨が降りだした。

まだ空の一部に青空が残っていると言うのに、、、、

急いで、農機具を自動車に積み込み、帰ってくる途中からまた晴れ上がって、家に帰りついた途端、今度は本降りになってしまった。

しかしこの雨も長続きせずまた暑い午後が帰ってきた。

そんななか、外出もままならないとテレビを入れればワイドショー(みやね屋)は三重県で15歳の少女が花火大会の帰り道殺された事件を報じていたが、何だかこれを見ていて腹がたち、後を見る気がしなくて切ってしまった。

さも分かっているような元刑事とかという人も入って、何だか興味本位で面白おかしく解説しているような気がしてならない。

この人たちは、どんな気持ちでテレビに向かってしゃべっているのだろうか。

多分こんなことをいえば視聴率が上がる。と言う感覚しかないのだろうが、もし自分の家族の死がこんなに興味本位で語られるとしたらどんな気がするのか考えて欲しいものであるし、こんな放送に興味を持って視聴率を上げているとしたら、、、、、、、、あなたも同罪である。

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