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2013年9月24日 (火)

使い道がなくなって

024

秋の七草のひとつ葛の花が咲いていた。

万葉の歌にも記されているように、昔から日本人には親しまれてきた植物であり、その根からは澱粉を、蔓を編んで”ネコダ”という背負い籠をを作ったり、皮をはいで”葛布”と言う布にしたりと、いろいろな方法で使われても来たのだが、戦後になってほかのものに取って代わられ、今では無用の草どころか、害草になってしまった。

まるで、戦後の復興からバブルにかけて企業戦士として働いたものの、パソコンをはじめ、近代機器を使いこなせないばっかりに無用の長物扱いにされている、中高年とよく似ているのではなかろうか。

この花は、下のほうから順に咲いていくため花期はかなり長く、約二週間は咲いているのではなかろうか。

生命力の強い草で、荒地にまず生えだす草のひとつだし、一度生え出したら根っこを掘って退治しなければなかなか絶やすことができない。

その生命力の強さは、他の植物を圧倒し、一度この蔓に絡まれると、木の上までびっしりと覆ってしまうため、台になった木はつぶされてしまう。

アメリカなどでも、この蔓の影響が大きく日本の外来植物同様に駆除する植物に指定されているそうだが、なかなか絶やすことができない上、この植物の名前を日本語同様に”kuzu”と書くそうで、あまり自慢できる植物ではなさそうだ。

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