郷土の味を買い込んで
”待つうちが花”とはよく言ったもので、夕べあんなに楽しかった同級会も終わって、チエックアウトも間近になってくると朝っぱらなのに一種の虚脱感と言う疲れが出てくる。
汽車で帰る仲間を見送るのが嫌で、真っ先に挨拶をして自動車で生まれ故郷の町に向かう。
途中小雨にあいながらも、両親の墓に着いたころは一面の曇り空ながら雨も落ちず線香に火がついた。
本家の墓にも、花と線香を上げここにきたら必ず買っている黒作り、蒲鉾、袋入りラーメン、菰豆腐を冷房用氷とともに持参の発泡スチロールに詰めて密封する。
子供のころから食べなれた郷土の味は原点であり、忘れがたいものがある。
そのために下呂ではみやげ物を一切買うことがなかった。
その後従兄弟の家に行ってみたが、雨脚が激しくなったので念力で止めた台風だが前線を刺激して、松本までの道が通行止めにでもなったら大変とばかり、もう一泊する予定を切り替えて、松本に向かうことにした。
長野との県境にある一重芽ガ根温泉から平湯温泉、標高は800mから1,300mほどだけあって、下呂ではまだ色づいていない紅葉も高原川筋の山々では見事に色づいて、紅葉が真っ盛り。
これで空が晴れていれば、申し分のない天然色なのだが、、、、、、、
時々車を道肩に寄せて窓越しに眺めなら安房トンネル抜けて梓川沿いの道を下る。
何とか明るいうちに松本インターから中央道に入ろうと思うが、長い渋滞が邪魔をする。
そのうち、朝早くから起きたツケが出てきたようで眠気に襲われ、、、、つい居眠り運転の一歩手前まできてしまってから、さすがにやばいと思い駐車スペースに入れて一眠りしたら、一時間そのまま、、、、
おかげで、目はすっきりとしたが、外は暗くなり久しぶりの夜道運転をすることになってしまった。
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