はは のんきだね
長野の望月町の馬事公苑で朝霜を踏んで、早朝の足慣らしをしている馬がいた。
馬場に面した通りには、「馬は神経質な小さな動物なので、大きな音を立てないでください」と看板がたっている。
ひと気の無い馬事公苑。乗っているのは、この公園の世話係なので、馬のほうも安心して乗せているのが遠目ながら良く分かる。
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子供のころこんな歌があった。
のんきな父さん お馬のお稽古
お馬が走り出して とまらない
子どもが面白がって 父さんどこ行くの
わしは知らない お馬に聞いとくれ
はは のんきだね
少々違っているかもしれないが、こんな調子だった。
後になって、この歌は大正の末にできた歌で、自分らが知ったのは学校に上がる前、物心が付いてまもなくからのことと思うので、戦争末期のことではなかっただろうか。
良くこんな歌が歌えたものと、今になって気がついた。
つまり、軍部が台頭し大政翼賛会になって国会が国会の役目を果たせなくなり、新聞など治安維持法のもと体制批判するどころか、戦争への道をあおりたてて、戦争に邁進していく時代は、庶民がどう思おうとひたすら体制と言う馬が国民を乗せて突っ走しって、どうしようもないころだったはずである。
その時代にいまひたすらに近づけようと、秘密保護法を作り、憲法解釈を閣議だけで変更しようとしている。
あと三年、この政治の流れが変わりようの無いと思われるが、国民はのんきに内閣支持率を50%ほど与えている。
いつも言うように、自分たちの余命はあと僅かであるが、支持する人の大半は、、、、、、、
来年の干支は午歳である。午がなぜ馬と読まれるのか分からないが、来年の馬はどこに向かって走っていくのか、後年「あの時は、、」はという年になるかもしれない。
とにかく、気が小さくて、困ると腹痛を起こす、馬が暴走始めたら、どうにも止まらないものである。
おっと、こんなことを書いていたら、危うい事態になりかねないのかな?
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