馬鹿を続けよう
知り合いの所有する甘夏が先日来ヘタのところから落ちだしたので、食べてみたところ、かなり甘くなっていたので、今日はリュックを担いで甘夏採りと洒落てみた。
畑には知人がいなかったが、前から話をつけておいたので鋏で良さそうなものから摘み終わったとき、ちょうど上がってきて「もうすぐ咲きそうな梅の花があるから取りにこうよ」という。
「じゃぁ そうしようか」とこれまた隣の地所に入って梅の枝を甘夏採りに持ってきた鋏で十本くらい切りとって下ってきた。
なんだか、このあたり一帯を自由勝手に出入りできるのは子供のころに戻ったみたいで嬉しい限りである。
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いま静岡県はノロウイルスで大騒ぎをしている。
先日、浜松市で学校給食のパンにノロウイルスが付着していたとかで、かなりの生徒が下痢や腹痛を起こして発覚したが、その後、南伊豆市と御殿場市でノロウイルスの患者が発生、そして、今日は静岡市の給食センターで感染している調理人が見つかったそうだ。
この調子で行くと、さらに増加しそうだが、「ノロウイルスはノロくなかった」なんて洒落てもいられない事態になっていきそうである。
マルハニチロの農薬混入事件とは違って、故意にやっている訳ではないだろうが、これから食品を扱う人や会社などではさらに重圧がかかることになりそうだ。
今朝のワイドショーでも、ノロウイルスの対策法を各テレビ局でやっていたが、外出先から帰ってきたら、まず洗面所に行き塩素系殺菌剤で丁寧に手洗いをし、衣服を着替えて、、、、、、と言っていたが、目に見えるものでないので、完全に除菌したかどうかは分からないし、面倒くさそうである。
さらに、ランドセルはどうする?ときかれた担当者は、「ランドセルは塩素系には弱く変色してしまうので、そんなに神経質にならなくても、、、」と言っていたが、なんだか、”語るに落ちた”とはこのことであろう。
だいたい浜松のときもそうだが、根本になった保菌者がなんの症状も無かったそうで、この辺が不思議である。
東南アジアなどで同じ水を飲んでも日本人だけが下痢などの食あたりをすると聞いたことがある。どうも、綺麗好きが嵩じて周りの雑菌を減らしたことから、抵抗力が欠けてきたのではないだろうか。
自分には、外から帰ってくるたびに手洗いなんて面倒くさいことは、生まれてこの方したことが無い。
テーブルから落とした食べ物は、すぐ拾って口に入れる。りんごは消毒薬が残っているからと言われても「この方が美味い」と言って皮付きのまま円齧りする。
自慢にはならないかもしれないが、おかげさまで年に何回かは下痢をするものの、一過性のものなので、腸内掃除」と思っている。
何よりも、腹痛頭痛はこの歳まで経験したことが無く、熱で寝込んだこと無いし、風邪もひいたことが無いと無い無い尽くし。
むかしから「馬鹿は風邪を引かない」と言うが、このまま馬鹿を続けていくことにしようと思っている。
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コメント
星さま
そうなんですよね。
これほど、ばい菌に対して抵抗力の無い人が増えてくると、新型のウイルスが発生したときに真っ先に滅びる民族になるかもしれません。
生物が生き残るのは強いからで無く、如何に早く環境に順応するかだと聞いていますが、その点から言っても、、、
いっそのこと、「キレイキレイ」は止めましょう。と言うのはいかがでしょうか。
投稿: オラケタル | 2014年1月23日 (木) 22時07分
おばさま
これだけ世間が騒いでいると調理を担当する人たちの苦労は並大抵のことではないと思います。
ノロウイルスというのは最近になって知られてきた菌のようですが、昔からあったのでしょうね。
そして、食中毒と言うのは以前は夏腐ったものを食べるからと言うのが常識だったことを考えると、やっぱり抵抗力の低下と言うしかないように思います。
調理する人に自覚症状がないというのもその証拠ではないでしょうか。
年寄りは別にしても、少し口からばい菌を入れる運動でもしたらどうかと思ってしまいます。
少々暴言に過ぎたでしょうか。
投稿: オラケタル | 2014年1月23日 (木) 21時59分
子供のころ杉の木を生け垣にした家があり花粉が飛ぶころみんな頭を突っ込んで遊びましたがなんともなく花粉症なんて知りませんでした。
藤田浩一郎さんによると回虫やサナダムシがいたらアレルギーにならないと「笑うカイチュウ」に書かれていまた。ついでに「清潔はビョウキだ」という著書もありこれを実行して外から帰っても手を洗いません
この方は東京医科歯科大学教授をなさっていました。博覧強記のオラケタル様ですから先刻ご承知かと思いますが、、、
もちろん個人的なことで、食品、医療その他公共機関や施設は別ですが、、、
投稿: 星 | 2014年1月23日 (木) 19時29分
学校給食に勤務している後輩がいるので
今回の出来事は他人ごとではなかったです
手洗い施行はどこでも当たり前にしていますが
今回のように保菌者であっても自覚症状がない
場合もあり難しい問題でしょうね。
学校閉鎖があり子供達が可哀相でした。
ビールスは目に見えなく厄介者ですが、向き合わなければ
ならない給食現場は今後が本当の意味で大変だと
心痛めました。
あまりに大事にされ、抵抗力が落ちているのも事実でしょうが、菌の方も一層強くなってきたのでしょうか。
投稿: おばさん | 2014年1月22日 (水) 22時01分