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2014年2月12日 (水)

長針と短針を見間違えて

007

麻機沼の一角にいつも春早く咲くコブシの木がある・

いつもなら、この時期咲き出しているはずなのだがと出かけてみると、今年は少し遅いようで、ようやく硬い殻が開き、中から白い花びらが見えかけているところであった。

”春は名のみの 風の寒さよ、、、、”をそのまま絵にしたような気配で、脱ごうか脱がまいかと外の気配を測っているかのようである。

人間のコートとちがって、一度脱いだら再び着なおすことはできない。

子供のころ聞いた話では、この花の名前の由来は、握りこぶしのグーに似ていることから付けられたが、白い花びらがこぼれだしたころをチョキ、満開がパーになるじゃんけん花である。という。

すると、写真の花はさしづめチョキを出そうか、どうしようかと迷っているみたいだが、次に出す手が決まっているとすれば確実に負けであるが、ひょっとして一気にパーを出して裏をかくつもりかもしれない、、、、、、、、

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今朝のこと、枕もとの目覚まし時計を見たら、六時十分を少し過ぎた時間であった。

いつもだいたいこの時間に起きるので、台所に行って神棚と仏壇に水をあげ、薬缶に水を入れて湯を沸かしだした。

起きたとき、隣の家の電気が点いており、いつも朝の遅い家にしては珍しいこともあるものだとは心の中で思っていた。

さて、お湯も沸いたので、ポットにいれお茶を作っていると、連れ合いが起きてきて、「こんな時間に、なにかあったの?」と聞く。

「どうして?」と時計を見ると、時計の針はほぼ水平に、、、、、、

あれっ、二時四十五分、、、、、、、、、、

つまり、目覚まし時計の長針と短針を見間違えたのだ。

いつまでも夜が明けないはずだ。曇り空なのでいつまでも空が暗いのだと自分なりに疑ってもいなかった。

まるで狐に化かされたときは、こんな気分なのだろうか。

とにかく、へっへっへっと笑ってごまかすしかない。

それから二度寝に入ったが、目が覚めたのは七時を過ぎて外が明るくなってからのこと。

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