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2014年3月31日 (月)

あおられて

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昭和46年ニクソンショックの後、円が1ドル360円の固定相場を維持できなくなって、一気に300円チョットまで値上がりした。

そのころ海外で仕事をして、日本に帰ってくるとき、必ず買わなければならなかったのが”ジョニーウォーカーブラック”通称ジョニ黒であった。

ジョニ黒はスコッチウイスキーの王様と言われ、当時、日本では輸入ウイスキーには高い関税をかけており、もし日本でこのウイスキーを買おうとするといまの値打ちで1万円は降らない値段がついていたと思うし、デパートくらいで無いと店頭に並んでいなかった。

そのため、帰りの飛行機の中で免税品としてこれ一本と外国タバコを2カートンをどうしても買ってこなければならなかった。

当然のことながら自分が飲むためのものではない。

ところが、先日近所のスーパーでこれが2,100円で並んでいるのを見てびっくりした。

しかし、そのときは手が出なかった。

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明日から消費税が上がることになって、家電や自動車、ガソリンなどをはじめ、税金対策で買いだめがブームになり、必要でなくても世間にあおられて買い捲っている様子がテレビに映し出されていた。

昭和50年の石油ショックで、トイレットペーパーが店頭からなくなったように、後から考えると国民がパニックに陥ってしまったときと同じような現象がおき、その後、しばらくトイレットペパーが売れなかったと言う笑い話さえあった。

その伝ではないが、自分も幾分あおられて、ジョニ黒を買い、ガソリンを満タンにし、蓮根畑用に苦土石灰五袋、化成肥料を四袋を買ってきた。

さてこれで、あしたからしばらく買い物を控えることでささやかな抵抗をすることにしたが、困るのは小売店や生産者であって、消費税を引き上げた国会議員や官僚には蚊がさしたほどの影響も無いのが悔しい。

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2014年3月30日 (日)

落花狼藉

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ひさしぶりの悪天候で、開花からそんなに立っていないユスラウメが花びらを散らしだした。

狭い庭であるが、強い風も加わったことで花びらがあちこちに飛び散らせてしまい、文字通り”落花狼藉”を披露してしまった。

そんなに虫が来た気配が無かったので、今年の出来はいかばかりか気にかかる。

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”みんなの党”の金銭疑惑は猪瀬前東京都知事と同様、説明に納得がいかない状況になってきた。

前安倍内閣で、行革担当大臣になって、公務員改革に取り組んでいたときは親父である渡辺ミッチーとは違って新しい政治家かと思っていたが、どうも最近の状況を見ると、古い遺伝子を受け継いでいたようである。

自民党を離党して、新しい党を作ったときの勢いは誰もが大臣だったときの姿勢が貫ける政治家と思って支援したのではなかったのだろうか。

しかるに、先の衆院選辺りから日本維新の党に近づいてみたり、それが立ち消えになると、自民党に接近したりと迷走を始めた。

そして、その独断専行ぶりに「付いて行けない」と国会議員が飛び出すと、その反省も無く「新党の結成は認めない」いって、他党から調停されたりした。

たしかに、比例代表で選出された議員が、選出された党を飛び出しても議員の身分が保証されるのはおかしいことに間違いないが、今までそれを止める法案が出されたことが無い以上、認めるしかないのである。

何億円と言う一般の人が一生懸かっても見ることの無いお金を、ねだるほうも方だが、出すほうも何らかの効果を期待しているはずだし、受け取るほうは政治資金規正法にのっとって処理しなければならないが、出すほうは何の規制も無いことがないはず、、、、。

それを週刊誌にぺらぺらと書く神経がまた分からない。

国会議員の常識は、世間の非常識。事態が世間に受けいられないと知ると、左側病気と称して入院と言う雲隠れも古い手段を弄する。

こんなことの繰り返しではますます政治から国民が離れ言ってしまい、そのむかしおきた軍部のクーデターや右翼の突出した政治家を歓迎する風潮が起きぬでもない。

政治が国民のてから離れると、後戻りは難しくなるのは歴史が教えてくれているのだが、、、、、

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2014年3月29日 (土)

即座の交尾

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この間10秒は無い

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今日も一日暑いくらいの天気になり、自動車の窓を開けて心地よい風を入れて走った。

春の花、ソメイヨシノも程度の差はあるものの、枝先を薄桃色にけむらせて花見の客を誘っていた。

そんななか、笹の葉にとまっていたベニシジミの傍に舞い降りてきた別のベニシジミ、同じ葉っぱに止まったと見るやものの10秒ともたたないうちに、文字通り尻をあわせて交尾をした。

ここに来る前に、舞い交って相性を確かめていたのかもしれないが、それは見ていない。

あまりの素早さに、このベニシジミはよほどの色男だったのか、メスのほうが気が急いていたのか、、、、、、、、

とにかく、人間と違って後の面倒を見る必要が無いので、卵を産めば「後は野となれ山となれ」だったためなのだろうか。

しかしそれでは、有能な子孫を残すと言う人間の解釈は成り立たない。

蝶の世界には、新婚旅行早々に分かれてしまう「成田離婚」ないはず、、、、

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2014年3月28日 (金)

柳色新たなり

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渭城朝雨潤軽塵

客舎青々柳色新

勧君更盡一杯酒

西出陽関無故人         王維

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昨夜来の雨も上がり、気温もみるみる上がって麻機沼の周りはすっかり春景色。

真澄の空も柳の新芽も雨に洗われてすっきりくっきりと見える。

それにしても日中の酒は良く効くもんだね

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2014年3月27日 (木)

霞か雲か

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安倍川沿いは郷島の枝垂桜。

小雨降る中満開を迎えたが、その淡いピンクは空の灰色に溶け込んだように煙っている。

それこそ”霞か雲か 匂いぞ出づる いざや いざや 見に往かん”

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朝の八時過ぎになってテレビを入れたら「衝撃的なニュースが入りました」といきなり音声が入った。

「何事ならん?」と身構えて聞いていたら、海外に住んでいる中山美穂とか言うタレントらしき人が離婚したと言うたわいも無い話しだった。

中山美穂と言う人がどんな人なのか、自分には知らない。しかし、たかがタレントの離婚をそんな言葉で表現する連中に「付き合っていられるかい」とばかり、チャンネルを切り替えたが、子役にさえ敬語を使う連中にとっては、重大事なんだろうな、、、、、、

ところが、本当に衝撃的なニュースは夕方になって入ってきた。

昭和41年に清水の一家殺人事件の容疑で死刑判決の出ていた袴田巌死刑囚の再審決定と即時釈放という放送である。

その理由のひとつに、証拠になった衣類が捏造されたものである可能性が非常に大きいと言うことにある。

もしそうなら、これらを作った捜査関係者およびそれを精査せずに証拠として提示した検察に非常に恐ろしいものを感じざるをえない。

日本の刑事事件は、そのほとんどが有罪判決になると言われる中で、一度容疑をかけられると、証拠を捏造してまで罪に落としいれらることになりそうだ。

このほかにも、島田でやはり死刑判決を受けた赤堀さんのときも、殺人に使ったといわれる石が、問題になったと聞いている。

これで、袴田事件も多分無罪になる可能性が大きいのだが、死刑と言う恐怖の48年は想像するに余る。

そして、先入観を持ったずさんな捜査が真犯人を取り逃がしたばかりか、無実の罪に服した人へ補償は国民の税金を使って行うことになる。

証拠を捏造したとされる捜査関係者は、今頃”のほほん”として、高い年金生活に入っていることと思われるが、こちらのほうを調べて賠償責任を追及したいのであるが、今頃”霞か雲か”と逃げ去っているのだろうな。

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2014年3月26日 (水)

動くものは難しい

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今期の蓮根掘りも終了しその疲れ休みと言えば大がさであるが、久しぶりに安倍川最上流の梅が島温泉に行ってきた。

小粒の雨が降ってはいたが、日差しも少しあり快適に上流に向かっていると、山手の藪が小さく揺れている。

少しスピードを落としてよく見ると小猿が二匹あわてて奥には入っていくのが見えた。そこで、道片に自動車を止めて上を見上げると大きな猿が数匹いるのが見えたのでカメラを自動車の後ろから取り出して写してみた。

葉を落とした木の枝に掴まり、何かを食べている様子だったが、焦点を合わせるためカメラのシャッタボタンで調整しているのに気付いたらしくそそくさと散っていった。

こういうときの、デジカメは不便である。焦点をあわせるたびに紅いライトが点き、シャッターを押してもすぐには切れない。

日進月歩のこんにちでは解決済みかもしれないが、六~七年前の400万画素しかない旧式のカメラでは手馴れているとはいえ動くものは難しい。

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マレーシア航空の旅客機が行方不明になって十日近くになる。

まだ機体は発見されていないのだが、南インド洋で飛行を終えたと発表された。

この旅客機の捜索に当たっては、それぞれのお国の事情があったらしく、いずれも歯切れが悪い上、トラブルが結構あったようで、、、、、

現在地球の周りをいくつもの人工衛星が飛び交っており、通信を断ってから8時間余も飛び続けたとすると、長さ50センチほどのものを識別できると言う軍事衛星で追跡が可能だったはずではないだろうか。

そして、オーストラリアの東南海上に浮かんでいると言われる物体もそんなに小さいものでいそうだから、識別出来そうに思うのだが、やはり、動くものは難しいのだろうか。

また、この捜索に便乗して、中国の飛行機がインドの領海にまで侵入し抗議を受けたとされるが、ナチスドイツがオリンピックの聖火リレーを利用してヨーロッパの道路状況を調べ上げたのに似ているのではないだろうか。

新聞によれば、いずれの国もその国のレーダー解析度を知られたくないので、発表を小出しにしていると聞くと、「なんだかなぁ~」と言う感じにさせられてしまう。

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2014年3月25日 (火)

桜にとまれ

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てふてふ てふてふ 菜の花にとまれ

菜の花に飽いたら 桜に止まれ、、、、

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やあ、今日は本当に暖かさと言うものを通り越して暑い一日になってしまった。

手元の寒暖計は二十五度を越して、桜の花なども一気に開花してしまい、やっと先日まで枯れ木のような山だったところに白い斑点が出来てきた。

百葉箱で管理されて、いつも低めに出している気象台の発表でも二十四度だったそうだから、日差しの強い炎天での大寒温度はもっと高くでていて、日中は上着どころか肌シャツで過ごせた。

そんな陽気に誘われて、草地には蝶々が舞い交っている。

そんな中、モンシロチョウやモンキチョウなどが見向きもしない桜科(正確にはプラム)の花に一羽のタテハチョウが来て蜜を吸いだした。

昨年、菜の花にとまる蝶はいるけれど、桜に蝶が止まっているのは見たこと無いと書いたが、こんなこともあるのだと思ってしまった。

蝶の名前は、ヒオドシ蝶とその時思っていたが、帰ってからの図鑑には、ヒオドシ蝶は花にはめったに近づかないそうで、その仲間で花の蜜を吸うのはエルタテハではないかという。

あいにく、写真を見ても正面から写しているので細かいところまでは分からないし、ヒオドシ蝶とエルタテハは良く似ていて分からない。

とにかく細かいことは、学者に任せて桜の花の蜜を吸うタテハ蝶でくくっておこう。

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2014年3月24日 (月)

葉っぱは枯れても

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猩猩とは、中国の空想上の動物であり、猿のような顔を持ち、毛は紅く大酒のみと言うことになっている。

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その名を冠したショウジョウバカマの花が、昨日行ったダイラボウ山頂に咲いている。

このはなも春早く咲きだす花で、一見高山植物かとも思われるがそうではない。

ただ、湿り気の多い場所を好むため、少し高めの山地に自生しているために、そのように思われがちである。

葉っぱは相生葉の重なりで、地面から立ち上がることが無いので、ピンクの花を猩猩の顔に見立てた場合、下の緑を袴としたようだ。

ダイラボウのショウジョウバカマはもともとこの地にあったのか、誰かが持ってきたのか不明だが、昨日も書いたように、この付近に生えていた杉の木を伐採したため、その下草であったショウジョウバカマの葉っぱが、直接露天の場に出され、霜の影響で枯れてしまっていた。

それでも、役目を果たすべく花を咲かせている。

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昨日の大相撲で鶴竜が優勝し、横綱に昇進することになった。

普段どおりの顔つきで、ワンチャンスを物にしたその度胸はたいしたものである。

「japanese onnry」とは言うつもりは一切無いが、大相撲はモンゴル出身力士が三人もと言うか、すべてが頂点に立つことになり国技と言うには日本人のふがいのなさが目に付く。

大関あたりで満足し、それから上にあがっても、、、、二番手 三番手が気楽な位置であるという社会情勢を反映しているのかもしれない。

先場所も、横綱に挑戦した力士が一転角番になるような大負けをしてしまったのは、この辺にあるのか、それとも、オリンピックのときのように余計な重圧を与える「贔屓の引き倒し」とでも言うことなのか。

しかし、精神面が弱い人が横綱になってもその後が大変であることを考えるとならないほうが良いのかもしれない。

とにかく、スポーツでのど根性はハングリー精神にあると言うが、日本人は裕福になり過ぎたのか?

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2014年3月23日 (日)

絵になる風景

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今日も朝から気持ちの良い晴天になったので、藤枝の朝比奈川沿いの玉露の里に久しぶりに行ってみるかということになり、九時過ぎに向かった。

日曜日と言うこともあって、トラックが走っていないため、道路は渋滞もなく快調に進むことが出来た。

テレビでは、桜の標準木が昨日の段階で咲きだしているものの、開花宣言を出すほども無かったので、今日当たりになるだろうとのことであった。

そのため、桜の名所は来週辺りが見ごろになるとおもい、桜の少ないこちらで何か無いかと向かったが、、、、、、、

玉露の里から、向い山を見上げていたら、尾根筋に白い服を着た人が七~八人たむろしているのが見えたので、周りで露天を出している人に聞くと、椿園が昨日開園したとかと言うので登ってみることにした。

昨年までは気がつかなかったが、道が整備されており登ってみるとまだ木を植えてから間もないと見えて花が少ない。

白い上着を着ている人のところまで登って話しを聞くと、今年は花が少ないと言い、甘酒の接待をしてくれた。

ここを降りて、さらに上流に車を走らせ、静岡市との市境にあるダイラボウに登る。

近年ここいらも手入れがなされ、昔は杉木立で薄暗かったダイラボウの足跡と言われた場所もすっかり開けきってあっけらかんとした状況になってしまった。

そんな中で、この条件に目をつけたのがハングライダーの連中で、今日も車数台に分譲して飛び出す機会をうかがっていたらしい。

そのうち、一人づつ飛び出していったが折からの富士山とマッチして絵になる風景をかもしていた。

いまの人は良いなぁ、遊びに多様性があって、自分も、、、、、、

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2014年3月21日 (金)

目立つのは今だけ

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暑さ寒さも彼岸まで、というが、今日は彼岸の中日に当たる。

昨日雨を降らせた低気圧が、北海道のほうに去って空は快晴となったが、時折激しい風が吹くこともあって「春一番」なのかな?と思う。

東北地方のほうは、大荒れの模様だが、静岡では気温も十七度くらいまで上がり、「春が来た」を実感している。

安倍川筋では、キブシの花が咲き出している。

藤の花のように房状の花を暖簾のように下げている。

花の多い時期ではその色合いから見過ごしてしまうのだが、葉っぱに先駆けて花を咲かせているため目立つ存在になっている。

そのため、実は葉っぱの陰に隠れていて、ほとんど見たことがない。

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2014年3月20日 (木)

春雨じゃ

「春雨じゃ 濡れてまいろう」月形半平太が降り出した雨を気遣う雛菊に応えた新国劇の名せりふ。

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今日一日降り続いた雨は、いかにも春を思わせるしとしととした春雨であった。

庭に植えてあるユスラウメもポツポツと咲き出したところで、雨が降り出した。

ユスラウメを漢字では、桜梅と書き、桜とも梅ともつかぬというのか。それとも、両方を兼ね備えているとでも言うのか。

とにかく、花びらに露を滴らせているさまは、咲き出したものは止められないとでも言いたげ。

これで6月末になれば、透き通ったような真っ赤な実になり、孫たちがじいじんちのサクランボといっていた。

その孫たちも、「サクランボができたか?」と言わなくなって久しい。

今日は最後の孫の卒業式。連れ合いは朝早くから気にしていたが、電話を娘にかけると、「友達四人で集まってお祝いだと言っているようだ」との返事。

早くも爺婆から独立を宣言したに等しい。そのことを頼もしいと見るか、寂しいと見るか。

とにかく少々の雨を気にすることなく、立ち向かっていく気概を持ち続けて欲しいものだ。

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2014年3月19日 (水)

難しい名前

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山で一番早く咲く花のひとつにアブラチャンがある。

022 早春のマンサクはよく新聞などに載って騒がれるが、その花とほとんど一緒の時期に咲き出す。

子供のころは、オンナマンサクなどと覚えていたが、黒文字の仲間であり、木肌の色は良く似ている。

アブラチャン、いかにも日本語には当てはまらないような名前であるが、昔から日本の山野に育っている気である。

その名前の由来は、油瀝青と書き、瀝青は黒色で粘着のあるものの総称であり、頭に油がつくということは、脂分が多く燃えやすいことからと思われる。

そういえば、仲間の黒文字も、芳香性の油を持っている点では似ているかな?

とにかく花の差し渡しが2mmとは無いような小さな花を密集させて、遠目には薄い黄色の花に見させている。

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最近はきらきらネームとかで、どう読んでよいのか分からない子供が増え、先生も子供の呼び名を覚えるのに一苦労しているそうだ。

明治になってそれまで武士のものだけだった苗字をすべての国民がつけるようにとの御達しがあり、それぞれ好きな苗字をつけることになったが、静岡のように、鈴木、杉山、望月など特定の名前をみんなが希望したようで、電話帳を見ても同姓同名が偏っていて、どれが自分の探している人か分からないことがある。

このように多すぎる名前も大変だが、少ない姓の中にはどう読んでよいのか分からないものもあって、名刺を貰っても困ったことがあった。

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埼玉県富士見市で、ベビーシッターに預けられていた幼児が死亡した事件で容疑者として、物袋何某という人が逮捕されているが、この姓もまたどう呼んで良いのか分からない。

彼が行ったことは、”もっての外”であるが、あまり変わった姓なので、どの地方の苗字であるのだろうか。どんな意味合いがあるのか、不謹慎ながら興味を持った。

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2014年3月18日 (火)

歳々年々

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昨日は雲もないきれいな青空の下、池ヶ谷の高台の木蓮が雪をかぶったように真っ白に輝いていた。

この花は、いつものことだが今の時期きれいに咲き揃う。

果物には、生り年と、裏作が交互に入れ替わるが、花にはそういうことが無い。

年々歳々 花相似たり 歳々年々 わしは衰える

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天気予報は今日も晴れるというので昨日掘った蓮根を外に出して外出していたら、十時過ぎになって雨が降り出し、帰ってきてみたらかなり濡れていた。

静岡の蓮根は、表面を自然乾燥したものが喜ばれる。

洗ったものは、日持ちが良くないとかで、売れないそうで、そっとそのまま軒下に移動した。

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2014年3月16日 (日)

霞か雲か はたまた

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菜の花ばたけに 入日薄れ

見わたす 山の端 霞ふかし

唱歌「おぼろ月夜」の歌の文句そのままの光景が広がっている。

しかし、山の端をくもらせているのは、霞か 黄沙か はたまたPM2,5か

昔は、仙人といわれる人たちは霞を食べて生きているといわれたが、いまの世では、口の中がじゃりじゃりするだろうな。

これでは、仙人も生まれないわけだ。

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2014年3月14日 (金)

リサツクケテヘ

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晴れ上がった空のもとの散歩は気分が良い、

足元には、いつの間にか土筆が顔を出し、青い空に精一杯の背伸びをしているかのように見える。

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リ サ ツ ク ケ テ ヘ       

自分がかよった高校は鉱山の付属の学校で、中堅職員を養成するための学校でもあった。

そのため、学力は当然のことながら、身体の頑健なものを求めていたため、身体検査にかなり重点が置かれていた。

その中には、どういう意味もあってか視力も1,2以上が必要だったので、眼鏡をかけた生徒は一人もいなかった。

そして、高校3年生になるとき、その会社に入社することになっていたが、そのときに再度身体検査があって、「身体が虚弱と認められたものは入社できない」という話しが漏れ聞こえた。

そこで、視力が心配な生徒は、当時紙に書いた視力表を暗記することになり、うえから順におぼえた視力表の字の順番が”リサツクケテヘ、、、、、” ”ケイコニイヘ、、、”であり、当時視力に余裕のあった自分も覚えてしまった。

ところが、このうちの一人が、当の身体検査に上がってしまっていたのか、眼医者の指す棒の先を見間違えて、一段づつ上の文字を読んでしまい、せっかくの暗記がばれてしまった。

その結果、どうも眼医者からこんこんとお説教を食らってしまったように聞いていたが、、、、、同じように進級し、鉱山に入ったところを見ると、お情けだったのか、脅かしだったのか今では知る由も無い。

そして、いまでも、時として古い学校などに懸かっている同じ視力表を見ると懐かしい気持ちになる。

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今日は、一番下の孫が高校受験に合格したと連絡が入った。

試験当日、「手ごたえはどうだった?」と聞いたところ「多分大丈夫}という力強い返事だったが、翌日の新聞を見て、問題の見間違いがあったとかでショックを受けていたと家のものから聞いていた。

それだけに、今日の発表は気が気でならなかったようだったが、ほっと胸をなでおろしたようで、電話の声がいつに無く明るかったとのことであった。

連れ合いは、さっそく小豆を買ってきて、あした赤飯を作って顔見に行こう、、、、、と

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2014年3月13日 (木)

あめあめふれふれ

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007_2 あさから激しく降り続いた雨で終日家の中に閉じ込められてしまった。

しかし、家の中で粗大ごみのようにごろ寝ばかりしているのも身体によくないとばかり、近くのスーパーまで買い物のお供で傘をさして行ったのが唯一の運動である。

その帰り見かけた幼稚園帰りと見受けられる親子の二人連れ、、、、まさに童謡の「あめあめふれふれ」を地で行くような光景に思わず微笑んでしまった。

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宵が迫るころになって雨が上がり、強烈な風が吹いて      いま空には半月がこうこうと輝いている。

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2014年3月12日 (水)

マンサクの花

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雪国の飛騨では、今日のような暖かい日が続きだすと、雪がとけ切らないうちからマンサクの花が咲き出す。

そういうところにいると、まず最初に咲くという意味から付けられた名前だと思うのだろうが、子供のころの印象では、「豊年だ 万作だ」から来たと思っていて、よく咲く年は秋の実りが良いという風に捉えていた。

細いひらひらとした花びらは、黄色っぽい色とともに、お世辞でも「綺麗だ」とは言いがたいが、春一番に待たれる花でもある。

ただ、静岡でもこの付近に咲くマンサクは、園芸用のもので子供ころ見たマンサクの花はもっと澄んだ黄色い色をしていた。

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今日は歯医者と内科の病院をはしごした。

午前中に気温は二十度を超え、上着なしでちょうど良いくらいの暖かさ、おかげで血圧は上が127、下が58と血圧で月に一回病院へ行く人とは思えないような数字を血圧計が示していた。

しかし、このあったかさが災いしてか、マスクに眼鏡と重武装をしている人が目に付いた。

いま日本人の45%が何らかのアレルギー症に悩んでいるという。

今のこの時期は、花粉症であるが、蕎麦アレルギー、小麦アレルギー等々上げ始めたら数え切れないほどあり、「人間も弱くなったものだなぁ」というのがわれわれ年寄りの感想である。

これらのアレルギーが問題になり始めたのは、高度成長のころからであると思っているが、そのころの煤煙などの環境がそうさせたのか、それとも、あまりにも過度の衛生意識で、ばい菌を殺しすぎた報いなのか、、、、、、、

お腹に回虫がいた人は、花粉症にならない。という話しを聞いたことがあるが、その通りだとすると、小学校のころには検便と回虫を殺す錠剤を呑まされ、憧れの女の子もその薬を貰っているのを見て、、、、、、、、、

とにかく、蚤 虱 南京虫など夜になって出てきた虫が、明け方帰りそびれているうちに見つけては潰した、、、、

いまの人に話しても分からないだろうなぁ」

そのかわり、今の時期は、花粉が飛び散る中で杉鉄砲で笹の筒に杉の花?を詰めて打ち合いをしたが、誰も咳をしたり、目が痒くなったり、涙目になったものはいなかった。

世の中、何かが便利になったり、環境が良くなると、変わって人間が弱くなっていくような気がする。

この分で行くと、人間は(特に日本人は)人口が減少し始めており、滅びの道を歩んでいるような気がしてならない。

最近の調査でも、マヤ文明をカンボジアのアンコールワットのように静かに消え去って言った巨大都市も環境破壊が原因ではなかろうかという説があるそうだが、、、、、、、、、、、、、、、、

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2014年3月11日 (火)

菜の花に囲まれて

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今日も午後になって風は少し強くなってきたものの、早春真っ盛りといった雰囲気になってきた。

清水に流れ込む巴川も、その際上流部に当たる麻機あたりではカラシナの花で土手が黄色く染まりだしてきた。

その一角、風を避けてか男女二人連れが腰をおろして、川面を見ているように見えた。

甘い花の香りに包まれて、花の絨毯を敷き詰めて、、、、そんなにロマンチックな雰囲気もこのふたりには有るのか無いのか。

いずれもそんなに若くないふたりに見えるだけに、、、、、、、、、

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今日は東北の震災から三年目に当たる日ということで、テレビは昨年以上に特番を組んでいたように思う。

いかし、例によってどの局も似たかよったかの取り組みが多く、朝のうち少し見ただけで、テレビは夕方までスイッチを入れることなく過ごしてしまった。

それにしてもなぜにこうまで似かよってしまうのだろうか。

テレビ局の人の頭がひとつことしか考えられないのか、それとも、お上の規制に沿うことしか考えていないためだろうか。

良い悪いは別にして、週刊誌のほうがまだいろんな見方をしているのは、規制がゆるいというのだろうか。

とにかく、何かの弾みで戦争などになった場合、昔のようにそれ行けどんどんの放送しかしなくなるのではないだろうか。

先日もNHKの会長が言っていたように、「政府がすることに反対するようなことはしない」がすべてのテレビ局にすでに行き渡っているような気がしてならない。

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2014年3月10日 (月)

つ~んと鼻に来る

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わさびの花。真っ白で可憐な四枚の花弁を広げて早春に咲く。

有東木の知り合いからわさびの花がレジ袋いっぱい届いた。

こんなには食べきれないので、半分は近所の人におすそ分けをし、残りをいつものようにして食べることにした。

まず、三~四センチに切りそろえ、少し塩をかけて軽くもんだ後、80度くらいの熱湯に通す。

取り出したわさびを、冷水に浸した後、再び熱湯に通し密閉容器に入れて静かに冷ます。

すると、”つ~ん”と鼻に来るわさびの辛味がでるおひたしが出来るので、あとは、塩もしくは塩昆布をまぶして食べるのが我が家のやり方。

晩酌のつまみに好し、ご飯の上に乗せて食べるも好し、これでしばらくは「う~ん」と言ったところ、、、、

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ロシアのソチで開かれている冬季パラリンピック、日本選手団が早くもメダルを量産している。

参加国は、雪などの降らない国はまず参加しようにも難しいことなどから、参加国は史上最多とは言いながら45カ国、選手もアメリカが最多で73人、ロシアが69人そして日本は20人といい、すべてを合わせて550人ほどだということである。

とすると、ひとつの競技に出る選手の数は数人と言う場合もあるのだろう。その人数などもあってか、メダルを量産している割にはマスコミの扱いが低い。

スキーの滑降なども見たが、良くあれだけのことが出来るものだと感心するが、見ていて思ったのは、ここに参加できるのは障碍者の中でも、よほど恵まれた人のみでないかということであった。

ほとんどの障碍者は、その日その日がやっとの生活であり、スキーの練習どころか、スキー場へ行って遊ぶということさえ難しい環境にあるのではないか、、、

となるとここに出てこられる選手以上に環境さえ整えられれば能力のある人が隠れているはず、、、、、日本のみならず世界中にも

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佐村河内守の記者会見が、今日のワイドショーを賑わしていた。

いかにも芸術家と言わんばかりの風貌から、サングラスをはずし、髪を短く切ってどこかのおっさんというような風貌に切り替え記者会見に臨んだが、記者の質問に即座に答えるなど耳の障碍が微塵も感じさせない応対に新垣氏の言うとおりだと思った。

自分も、鉱山を始め騒音職場で過ごしてきたため、耳栓などで防御をしてきたが、かなりの職業性難聴を患い、人と話していても「はぁ?」と何度か聞きなおすことがある。(もちろん身体障害者には認定されない程度の難聴だが)

医者からは、「この難聴は回復することがありません」と何度も言われているが、連れ合いは「最近は医学が進歩しているから一度行ってみたら、、、」と言われている。

まさか、佐村河内のように回復すると思っているのだろうか。

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今日は全国的に冷え込んだうえ風が強く吹き、冬に逆戻りと言った感じの気候になった。

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2014年3月 7日 (金)

安倍川土手の河津桜

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新聞によると、河津桜が満開だという。

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それでは、本家河津ではないが、安倍川土手の河津桜もさいているはず、と、遠藤新田の桜を見に行った。

今日も青空の広がる空の下、この辺りの住民が一本一本それぞれの名前を記した桜が、数百メートルにわたっていっせいに花を咲かせている。

大島桜と緋寒桜の自然交配種ではないかといわれる言われるこの桜は、大島桜の花びらに似て濃いピンクは緋寒桜から取ったのがよくわかる。

その花を土手下に帯のように連ねているが、もっと木が成長して背が高くなれば、対岸からも土手の上部をピンクで染めていくのかもしれない。

傍に行ってみると、先日の雨に打たれたようで、早くもちらほらと花びらが風に誘われて舞いだしていた。

けっこう、花期の長い花のはずなんだけど、、、、、思いながら、一角で出来物を出している売店に立ち寄ってひやかしていたが、結局は野菜を少々買わされてしまった。

猛吹雪が続く北海道や東北の人には申し訳ないが一足早く春を楽しんでいる。

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2014年3月 6日 (木)

春が来た

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今日は啓蟄、越冬のため巣篭もりしていた虫が地上に出てくる日だという。

その言葉通りに虫に出会えるとは思っていなかった。

池ヶ谷のご同輩の畑に、一昨日堀り上げた蓮根の半端物を届けに行ったところで見つけた。

昨日までの雨が明け、雲ひとつない青空の下だったが、北からの高気圧であまり暖かいとは思えない日なのに、、、、

まだ飛びなれないようで地面すれすれを飛ぶというより、”よろよろ”といった感じで移動してきた紋黄蝶が足元の枯れ草にすがりついた。

人間で言えば、しばらく使っていない筋肉を動かしてみたものの、どうにも上手く動かず、節々が痛んでいるというように見える。

羽根は、擦り切れていないところを見るとよほど条件の良いところで冬越しをしていたのだろうか。

人間の目を気にする風も無く、その緑色の目で一点を見つめるかのように動きを止めているさまは、人間ならぜいぜいと息を切らして、周りの状況を把握する余裕も無いためかもしれないが、その動かない表情から何もさすることが出来ない。

とにかく

春が来た  春が来た どこに来た 

山に来た 里に来た 野にも来た   だよ。

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2014年3月 5日 (水)

後戻りさせない

006 昨夜来、トタン屋根のたたく音を夢うつつの中で聞いていたが、朝になってからさらに激しさを増してきた。

ようやく咲き出した、ユキヤナギの花びらも引っ込みがつかないような風情で、雨粒を重そうにつけていたが、その様子はせっかくの春を後戻りさせまいとするかのように見えたのは、いつものように物事を擬人化させて見る癖からであろう。

その雨も夕方五時過ぎになって急に止み、西の空の低い雲が赤く焼け、その下には、緑がかった青空が見えるようになった。

この色合いをなんというのか、色見本で見たが、分からなかった。

ただ、明日の快晴を予約していることは、間違いないだろう。

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東北旅行の余話。

旅行の十日ほど前、「郵便局から旅行代金を振り込んでください」という手紙と振込用紙が送られてきたので、一人当たり六万円ほど、四人分合わせて二十四万円をもって郵便局へ行ったところ、「大金なので、身分証明をするものを持っていませんか?」とのことであった。

振り込め詐欺のことは、新聞などで知ってはいたが、まさか自分もその範疇に入って疑われるなんて気がつかなかった。

当然いままでのように、現金と振込用紙しか持たないで出かけていたため、事情を説明したが、「今の社会情勢がこうなのでまことに気の毒ですが」の一点張り、さらに「どこの金融機関でも一緒だと思います}と念押しされて家に戻った。

若い人でもそうなのだろうか、白髪の多い年寄りだと見ての対策なのだろうか。

それにしても、免許証を見せたら後は何にも言わずに処理をし、「どちらまでお出かけですか?」なんてお世辞を言うが、身分証明が出来ればボケていないとでも思っているのだろうか。

なんとも、はや

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2014年3月 4日 (火)

初音を聞く

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椿の花が早くも”落花盛ん”といった状態になり、根元はピンクの絨毯を広げている。

この藪あたりに、ウグイスがいるようで忍び音をを通り越して、本格的な泣き声が聞こえてきた。

今年の初音に春を体感したような気がする。

異常気象だ! 温暖化だ!と言い、自然も変わってきつつある中で、季節は巡る。

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2014年3月 3日 (月)

麻機 萌え

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明かりをつけましょ雪洞に、、、今日をは楽しいひな祭り

爺婆ふたり所帯にはもう用事の無い桃の節句。

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011昨日三月二日は東北旅行の疲れでて、ぐったりと一日何もしないで過ごした。

最も天気のほうも終日の冷たい雨が降り、ぐうたらぐうたらと過ごすにはちょうど良い天候でもあったのだ。

そして、今日は雨こそ降らないものの雲が厚く、、、、しかし、このままぐうたらと過ごしていては、怠け癖がくっついてしまうので、散歩をかねて蓮根畑を見てまわった。

昨日一日中降っていたわりに、水の量が少ないと見て午後にでも掘ろうと散歩を続け、麻機沼の中の散策路に入ると、先日まで冬枯れの木々も衣を脱ぎだし、枝垂れ柳の木が葉っぱをすでに2センチ近く伸ばして、木全体が若緑に染まっていた。

”春萌え”例年なら三月三日の桃の節句には咲きはじめている桃の花が、」まだ”つぼみ膨らむ”状態なので、柳の芽吹きも送れているかと思っていたので、うれしい誤算である。

こぶしの花も満開を向かえ、一昨日までの蔵王はもとより、東北の雪景色から一変した春がここにまで来ている。

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そしていま、、両脇腹が痛くてたまらないのは、午後、蓮根畑で予想以上にたまっていた田の水をバケツで掻い出す仕事が、長く続けたためではなかろうかと思っている。

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2014年3月 2日 (日)

また違ったモンスター

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今日は宮城側から蔵王の山頂近くまで、ワイルドモンスターという雪上車で頂上近くの1,600m余の地点まで登る。

朝八時、凍てつく道をバスが登る運転手がこの道に慣れているのかどうか心配になるが、スタッドレスタイヤにチエンを掛けることも無く登れるようだ。

幸いというか、朝早いため、下ってくる対向車が無いことが嬉しい。

バスの終点につくと大小さまざまな幅広のキャタビラー付きの雪上車が待っている。

それに乗り込んで登るのだが、定員30人とかで、昨日の屋形船以上の詰め込みでで50分かけて登るとのこと。

車内は、ぎゅうぎゅう詰めの上暖房が効きすぎて、汗を湧き出す、これでは、上についてからの寒暖差がきつすぎないかと心配になる。

123三台連なって雪上車が動く、乗り心地は良くない

乗り心地は、満員電車並みの込み合いのほか、キャタビラーからの振動がもろに響く上、原動機のエンジン音がおおきく快適という言葉から大きく外れている。

それでもガイドは、「天気もよく外の景色が見えるし窓の水滴を拭かなくても良いから今日は皆さん非常に幸運です」という。

「霧や地吹雪が強くなるとホワイトアウトといって、前後左右上下が何にも分からなくなることがあるし、そんな場合は引き返すのですが、料金の払い戻しはしません」と幸運さをアッピールする。

そんなこんなで三台の雪上車に六十人ほどの乗って樹氷が見えるところまで登る。

そこには、一昨日登った山形側とは少し違った風景が広がっており、完全に雪に埋もれた木は見えなかった。

しかし、わずかな時間ではあったが、飛騨言葉で言う「ごぼらない」雪になっているため、自分のように足元の装備が出来ている者はあちこち好きなように歩き回れるのが良かった。

118強風に吹かれてできた海老の尻尾


樹氷ができる一番最初は、木の枝に当たる雪が凍って海老の尻尾といわれる形になりそれに雪がついてしまいに覆い隠すようになるそうだが、その海老の尻尾も間近に見ることができる。

降るときになって、「最後尾の雪上車はにお客がいなくなったから、乗りたい人はこっちに」という誘いがあったので、暖房の効きすぎと満員の窮屈さを逃れるためそちらに移動する。

登るときには、見られなかった苅田岳と赤い帽子をかぶった大黒天を見ることができた。

しかし、今まであちこちの山を歩いてみたが、赤い帽子をかぶった大黒天が鎮座している山を見たことが無いので、どういういわれがあるのだろうか、と不思議に思った。

126大黒天のいわれは?

ただ、高さ50センチもないように見えた大黒天が見えるというのは、この場所はかなり風の強い場所なので遭難にでも関係があるのか、噴火もしているところから、、、、、、、、、それにしても、場違いな”福の神”ではないのかな?と罰当たりな妄想をしていた。

山を降りて東北名物の芋煮がメインの昼食。

なんでも、山形のほうは醤油の味付け、宮城は味噌仕立てと聞かされていたが、出てきたのは山形風の醤油味。

せっかく宮城に来ているのに、まだ山形と縁が切れないのか、、、

その後、帰り道は白石インターから東北道を一路南下する。

”寒い寒い”といわれて着込んだ衣服を脱ぐところも無く、暑さに弱い自分は肌を流れる汗を感じつつ、うたた寝しながら東京に帰り、新幹線で帰宅。

時計は、十時を指している。

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