だいこんの花
春の暖かさはもとより初夏も通り越して夏日になった。
静岡気象台は全国一の26,5度を記録したと発表したが、体感温度はそれ以上にあり、久しぶりに洗った洗車の水も心地よく感じてしまった。
この暑さに幾分ばて気味になったのは大根の花。
薄紫がなんともいえない味わいを出しているが、その花びらは油っ気が無い紙のようでいかにも侘しげである。
雄しべ雌しべも花びらの中央にほんの少し出しているさまは、同じ野菜とはいえ、菜の花の黄色く太陽の光を跳ね返してきらきらと輝くさまとは大きく違う。
そういえば、バブル直前だったころに、テレビで「だいこんの花」と言うドラマがあった。
妻を娶るなら「素朴で控えめなひと」がよいと森繁久弥扮するところのもと艦長が息子に言う言葉であった。
いかにも、昭和初期までの人が言いそうな言葉であり、戦後解放されて菜の花のように光り輝く女性がもてはやされる時代には、望むべきもない。
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