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2014年4月 6日 (日)

朝日に匂う

004

いまは富士宮市の一部になってしまったが、その昔芝川町だったころ、仕事の行き帰りに使った稲瀬川沿いの桜がきれいだったことを思い出して、人ごみの日曜だったが出かけてみた。

途中で見かけた山桜、赤い新芽も吹き出して鮮やかに見えるのは、朝日を透かして逆光で見るためばかりではないだろうか。

「大和心は朝日ににおう山桜」と詠った歌が戦前の右翼に利用されて、戦意高揚の材料に使われ、特攻隊の名前にまで使用されたことからこの歌は嫌いであるが、山桜そのものには何の罪は無い。

山あいの清らかな谷の風を受けて、さやさやと揺れ動くさまは、背景の日が当たらぬ黒い山から浮かび上がってそれは幻想的と言ってもよかった。

009

稲瀬川を下って内房集落に入ると急に人出が多くなった。

リュックを担いだ人が集団で歩いている。「歩け歩け運動」でも開催されているのかと思ったら、どうもそればかりでは無いようで、テントを張って餅つきまでやっていた。

それで、土手の一角に縦列駐車をし、見て周ったが途中の元小学校?の校庭に長蛇の列、、、、、、ざっと見には二百人を超えていそうな人が順番を待っていた。

道路から見下ろすと、その先端に白いレジ袋が並べられていて、上の張り紙には「たけのこ2kg 1,500円」と書いてあった。

この行列に、渡すだけの”たけのこ”    さぞかし掘るのに大変だったろうなと言うのが正直な感想。

どんな野菜でも自信が無ければ売れないものだが、このあたりの人に言わせると、あくが無くて柔らかいここのたけのこは「日本一だ」という。

自分が掘った麻機蓮根もそう言う人がいたっけなぁ

桜並木とまでは行かないが、土手のあちこちに植えられている満開の桜を眺めながら春を満喫した。

そして、ここまで来たのなら、狩宿の頼朝伝説で有名な下馬桜も見ようと言うことになり向かっていった。

富士山は、清水辺りからは、雲に包まれるようにだが見えていたが、近くによるとまったく見えない状態になり、下馬桜越しの富士山は今日も見られないと覚悟はして行った。

ところが、駐車場についてみると、観光バスが一台いたものの、乗用車は十台とはいなかった。

「こりゃ 両方ともはずれだ」と行って見るとソメイヨシノと菜の花は咲いていたが、下馬桜はまだつぼみは固しと言う状況。

仕方なく、傍の出店によって桜餅を買い、花ではなく葉っぱの香りを楽しんで帰る。

新装成った白糸の滝は帰ってきてから「そういえば見てきてもよかった」と後の祭り。

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コメント

おばさま
知らなかったとはいえかなり接近していたのですね。
道路とグラウンドでしょうから、眼と眼をあわすことは無かったでしょうが、、、、

とにかく帰りにその場所に来たときには、警備の人が「もう売り切れでだめでしょう」と通りかかった人に言っていましたから、売り出してものの30分ほどで売り切れたことになります。

投稿: オラケタル | 2014年4月 7日 (月) 17時06分

はい・はい
内房のたけのこは有名ですよ
でも笑ちゃいますhappy01
だって私も1/200人だったのcoldsweats01
私の家から車で15分程度の距離
たけのこは無いので買ったり頂いたりですが
夕食はタケノコのお刺身でした

少し足を延ばしてユートリオという日帰り入浴施設に
良く出かけますspa

投稿: おばさん | 2014年4月 6日 (日) 23時09分

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