芯が空っぽ
ウツギとは、漢字で書くと空木と書き、木の中央が空洞だったり、コルク状の柔らかい芯が詰まっている木の総称を言う。
童謡”夏は来ぬ”でも歌われているように、五~六月に花を咲かせる木が多く、初夏の代表的な木といってもよいだろう。
一番大きな花を咲かせる梅花空木から一番小さな花の小米空木まで何種類もある中で、ただウツギとしか呼ばれない木の花が、写真の花である。
この花の直径は五mmほどしかないが、密集して咲かせるため、遠くからでも目立つ花で低い木が多い道端などで今を盛りと咲いている。
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もう10年以上前になるが、静岡市の最北端になる井川の奥で仕事をしていて、宿に戻ったとき、同報無線から、「市内○○に住む××さん。80幾歳の人が朝から行方不明になっています。服装は、、、、」と聞こえてきた。
あそこからここまで数十キロあるのだが、同じ市内でもここいらまでは来ていないだろうな、と思っていた。
こんな放送は、それ以降何度も聴いている。最初のころは、それでも「見つかりました。ありがとうございました」と言っていたが、最近では見つかったと言う放送は聞かなくなったように思う。
これは、すべてが見つからなかったのではないようにおもうが、何か個人情報の関係でもあったのだろうか。
先日、認知症の老人が駅の構内に迷い込みホームから転落して死亡した事故で、JR東海が補償を求めていた裁判が一審が700万円だった判決を高裁が300万円余をその妻に払うよう変更したそうだ。
何でもチョット眼を放した隙に、家を出て徘徊した末の事故だそうだが、この判決には素直に納得しかねる面がある。
刑事裁判では、心身喪失のものが起こした殺人など凶悪犯でも無罪にすることが多いため、弁護側は何とか心神喪失にするため鑑定をしようとしている。
その伝からいうと、認知症は当てはまるのだが、民事裁判は違うのでこんな判決になったようだ。
しかし、JRのほうも事故を防止するための設備が出来ていなかったことの過失はどうなっているのだろうか。
よく踏切事故でも問題になるのは、開かずの踏み切りなどで、車椅子が渡りきれずに惨事になったことなどを聞くと、どうして高架に出来なかったのかと思ってしまう。
費用がかかるからできない。と言うのは、なんだか韓国のフェリー事故と同じように、「儲けのためなら人の命は、、、、、、」という論法のように聞こえてしまう。
これからさらに老人人口が増えれば当然ボケ老人も身体障害者も増える。
そんななか、こうした裁判結果が出るようでは、うかうかとボケて入られないし、逆に連れ合いがボケてしまった場合、四六時中目が離せないことになるのだが、老々介護の場合手のほどこしようがなくなる。
養護老人ホームは一杯だし、入れるだけの余裕も無いとすると、無理心中も選択肢に入りかねないのだが、、、、、、、、韓国並みに「こんな国に生きてごめんね」と言わざるをえないのか。
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