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2014年5月16日 (金)

眠気がやってくる

001

その名はムシトリナデシコという。

かわいいピンクの花を川原など乾燥した河川敷に絨毯のように染めて繁殖させるほど生命力が強い。

茎のあちこちに、茶色っぽい粘液を出して、よじ登ってくる蟻んこなどを絡め取っている。

毛氈苔のように、捕らえた虫を溶かして栄養分にしようと言うのではないのだから、小さな昆虫たちにとっては「なんで?」と言いたいことと思う。

しかし、自然界には無駄なことがないはずだから、何か意味合いがあることだろうが、ボケ気味の老人の頭ではわからない。

現に空から来るモンシロチョウは歓迎しているみたいだから、まるっきり虫嫌いというのでもなさそうなのだが、、、、、

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今日も空が晴れ気温が上がる。

まだ身体がこの気温に追いついていないようで、なんだか身体がだるく、ついうとうととしてしまう。

そういえば、六十年近く前のことになるが、開け放した後者の窓から吹き込んでくる暖かな風に吹かれていると、教師の単調な講義と、下を流れる高原川の轟々と鳴る音が妙にマッチして眠くて眠くて目が開けていられなくなり、こっくりこっくりと舟をこいでいたのを思い出す。

あの時机を並べていた三十人のうち、早くも七人は永久に会えない仲になってしまった。

”春の海 ひねもすのたりのたりかな”という句があるが、教師の講義や川のせせらぎの音がなくても、眠気は六十年前と同じようにやってくる。

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