« 雨に打たれても | トップページ | ノハカタノカラクサ  さてどう読む »

2014年5月23日 (金)

執念のかずら

009

テイカカズラの花、五枚のスクリューのような花びらをつけて咲いていた。

名前の由来は、歌人で有名な藤原定家があこがれていた式子内親王の墓石にかずらとなって巻き付いたため、内親王の霊が苦しくなり、旅の坊さんに頼んで成仏させてもらうという筋書きの能があり、このとき巻きついていたかずらがこの花だったそうだ。

この話しが本当なら、その執念深さは自分の想像を超えるものがある。

最近ストーカーに刺されて亡くなる女性が増えている。

自分たちの若いころは、どんな好きな女性がいても相手に彼氏がいたり、こちらを好きでなさそうな態度が見えたりしたらすぐにあきらめたものだったが、最近はそうではなくなったようで、相手が振り返るまで付きまといストーカーになる人が結構いるそうだ。

どうしてこうも粘着質と言うか、自分本位というか、、、、無理やり付き合いを始めても長続きがしないような気がするんだけれど。

.

.

先日、久しぶりに電車に乗ってみて感じたのは、三十代半ば以前の人は電車に乗っている間じゆうスマホから目を離さず人差し指で画面をいじっている。

ふたり連れ立って入ってきた若い女性も隣り合わせに座っていたのだけれど、一言も声をかけることなく降りていった。

そして、その少し上の年代の人たちは、かばんの中からイヤホンを出して、耳にいれずっと音楽だと思うが、目を瞑っている。

われわれ、七十代は窓の外を流れる景色を見るともなしに眺めている。

そのまえ、娘たちの話では小中学生では、もっと極端になり、ひとつ部屋に子供たちが何人か集まってもみんなひたすらに画面を見ていて、同じ部屋にいながら、画面で会話しているそうだ。

.

.

最近の電子機器のことはわからないが、これらに精通した子供たちが、大人になるとどんな社会が出来上がっていくのだろうか。

それもそう長い先の話ではない。

|

« 雨に打たれても | トップページ | ノハカタノカラクサ  さてどう読む »

コメント

tomokoさま
仲間が集まっても、無言で時を過ごす。
意思疎通は、機械がしてくれるようになったためか、最近の若者の話し方が変わってきつつあります。
日曜日の人気番組「新婚さんいらっしゃい」を見ていても、「どこそこに行きました」でなく、ただ単に「行った」などと前の説明もなく語尾をぶっつり切ってしまう人が増えています。
人間の口は、食べるときだけのものになる日も遠くないような気がします。
そして、食べる食物も柔らかいものをかまずに食べるようになると、、、、、、、、
故淀川長冶さんではないが「怖いですね~」

投稿: オラケタル | 2014年5月25日 (日) 21時36分

テイカカズラ、我が家のは薄桃色ですが(園芸種なのでしょう)今が盛りと咲き、香りを放っています。謂れなど何も知らず今日は教えていただけて良かったです。

スマホに夢中というのか、一種の病気でしょうか?
電車の窓から見える風景に季節を感じたり、好いなあ~と心豊かな感情に包まれたり…私はそんな時間が大好きですが、スマホに夢中だとそいういう感情は育ちようがないですね!  どんな人間に出来あがっていくのでしょう?
恐い限りです。

投稿: tomoko | 2014年5月24日 (土) 17時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 雨に打たれても | トップページ | ノハカタノカラクサ  さてどう読む »