ヤオヨロズの神
毎年、この場所には来ているのだが、どんなところがこのトンボに向いているのだろうか。
越冬するトンボもいるとは聞いているが、何年も生き続けているはずも無いのだから、どこか条件の良いところがあるに違いない。
別名を、カミサマトンボというのは、胸から胴にかけて深い緑色のような金属光沢があることからだろうか、とにかく、縁起の良い名まえなので捕まえるようなことはしないが、傍に近寄るとひらひらひらと急ぐ風でもなく隣の家のほうに逃げていくが、気配がなくなると戻ってきて葉っぱの先端など高みに上がってじっとしている。
なんだか孤高の静寂を楽しんでいるようにも見え、さすが八百万の神のひとつなんだろうかという感じさえする。
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今日テレビを見ていたら、都議会で不適切な野次を飛ばした鈴木議員が記者会見を開いていた。
ただひたすら謝るだけの記者会見だったが、自民党籍は外れるものの議員の辞職は考えていないと言う。
いまどき一般の会社で、「早く結婚したら」とか「子供を生めないのか?」などと女子社員に言ったとしたら、パワハラ セクハラで訴えられ、降任や退職にまで追い込まれても仕方のないことである。
議会と言うところは、この辺のことさえ分からなくなっている先生が多いらしい。やはり特権階級という間違った意識がそうさせるのだろう。
海外のメディアにまで広がった発言だけに、本人は自分の判断で名乗り出たといっていたが、謝罪の態度とともに「ほんまいな?」と言う感はまぬがれない。
報道によると、この議員は過去にも飛び上がり的な行動をしてきたそうだが、こんな議員を何度も当選させてきた都民の常識にも問題がある。
不適切な野次はこのほかにも何人かいるようだが、この人だけに責任を負わせて幕引きにしたい考えが、都議会議長の方にあるやに思える。
野次を飛ばした本人はもちろんだが、隣に席にいた議員は知っているはずだが、浮世の義理で言えないんだろうな。
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