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2014年8月22日 (金)

金星と木星の接近

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いま、明けの明星と木星が大接近していると言う。

もちろん地球からの見た目なのだが、、、、しかし、ここしばらく続いた夜明けの曇り空は、それを見させてはくれなかった。

そして、今朝がた起きてみたら、窓から見る限り空一面雲がなく、後三日ほどで新月になる逆三日月が中天に見えた。

早速、起きだしの牛乳をコップに一杯引っ掛けて外に出てみる。

起きだしたときには見えていた夜空の星たちも次第に赤くなっていく朝焼けの空に溶け込んで行きはじめたので、慌てて写してみたが少し時機を失してしまったようで、月と木星金星がほぼ一直線に並んでいるのだが、はっきりしない。

写真では、下の横線の左に金星が、上の横線左に木星が写っているのだけれど、、、、、、わかるかな

とにかくこれらの天体は、いずれも自分で光っているのではなく、太陽光線を反射いているのだが、太陽が目覚めるころには姿をけしてしまうシャイな存在である。

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いつもコメントを頂く”おばさま”から広島の惨事について「被害が出てから専門家や知識人は地盤が悪いためだと言う。危険地域になぜ家を建てる許可を出したのか?行政の責任も重い」という。投稿を頂いた。

まったくその通りだと思う。今回の場所については前にも何回か同じような被害が出ているのにほとんど対策が採られていない上、警報の出し遅れだと担当者が珍しく感想を述べていた。

しかし、それだけだったのだろうかと言うのが自分の感想でもある。

こういう災害の多い日本では、古いむかしから人々は災害にあうたびに、その災害が及んでいない場所に移動して住んでいたに違いない。

そして、ほかの災害でまたその場所が悪いとなれば次に移動するなどした挙句、いつのころからか大きな集落ができる場所は一番被害の出ない場所になったのではないだろうか。

地質調査を生業にしてきた自分の知識からは、静岡市で一番災害の少なかった場所は駿府城の周辺1kmくらいしかないだろうというしかない。

駿府城や静岡駅近辺の地盤は、安倍川から押し出されてきた砂礫層で、一段と小高くなっているため、地震にも水害や津波にもほかよりは安全である。

そして、静岡市の人口が増えるにしたがってその周囲田んぼや湿地を埋め立てて住宅地域は広がっていった。

したがって、静岡市の場合、戦後建てられた外周の住宅地は沼土の上に建てられた場所が多いのと、河口から15kmほど入った内陸部の麻機沼のあたりで標高が10mほどしかない傾斜のゆるい巴川周辺に津波被害が海岸部とともに予想される。

しかし、自分を含めて新興住宅地に家を持ったものは、災害が予想されると言われても、なけなしの資金では災害が少ないと見られる都心部にはとてもとても、と言った状態である。

人はみな忘れやすい動物であり、津波の常襲地帯である三陸海岸沿いの町では、むかしから何度も津波の被害を受けている。

自分が知っているチリ沖地震などでも相当な被害を受けたほか、歴史に残っているだけでも何度も昔話として伝えられている。

そうした被害のたびに海岸から離れた場所に移転するのだが、いつの間にか暮らしに便利な海岸近くに戻ってくる。

「災害は忘れたころにやってくる」というが、心の傷が癒えたころ、体験者がいなくなったころというのが戦禍なども含めて一番危ういころなんだろう、、、、、、、、

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コメント

岡崎在住様
ペルーの米は食べていないので良く分かりませんが、長粒種のインデアカ米です。
自分たちはアメリカからカルフォルニア米を送ってもらって食べていました。
カルフォルニア米は陸稲だそうですが、結構日本の米によく似ていました。
ただ、このご飯を現地の人に食べさすと「歯の裏にこびりついて美味くない」とのことでしたし、白い米のまま食べるのは「ブランコ デ アロス」と言って特殊な食べ方だそうです。
冷夏ときは長野から送ってもらっていましたが、米屋で無理やり買わされた外米は、パエリャにしてよく食べましたが、こういう食べ方には合いますね。

投稿: オラケタル | 2014年8月24日 (日) 16時23分

夏といえば、日本の冷夏(1993年)は覚えておられるかな。タイ米を食べたりして、エライこっちゃったね。でもタイ米(長粒米)はインド(インド南部は米が主食)も同じ品種で、出張でよく食べたけどカレー組み合わせでホント美味かったで。ペルーも同じ米やろね。

投稿: 岡崎在住 | 2014年8月23日 (土) 22時52分

岡崎在住様
平成14年ですか、12年前のことですね
静岡も降ったのでしょうか。思い出せません。
歳のせいでしょうか。とにかく忘れっぽくなってしまいます。
この忘れると言うことが、次の災害に続くのでしょうね。

投稿: オラケタル | 2014年8月23日 (土) 21時56分

今回の災害の場合、発生の源は「気象条件が揃った事による大雨、地盤の悪いところや山の麓で居住されていたこと」になるかな。平成14年の東海豪雨もすごかったで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E8%B1%AA%E9%9B%A8
普段の車通勤は1時間やが車渋滞で5時間も掛かったし、その日はオランドコ会社の電力設備冠水で1日停電するし、JR東海道線が大府市での河川氾濫で1週間も不通になるし、こわいこっちゃさな。「備えあれば憂いなし」という事で、やっぱアンバヨやらんとダシカンな。

投稿: 岡崎在住 | 2014年8月23日 (土) 09時28分

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