イツキの実
久しぶりヤマボウシの赤い実を見つけて食べてみた。赤く熟した皮の下には黄色く熟れた実がほの甘く感じられた。
ヤマボウシは漢字で書くと山法師と書き、水木科の木であり、花も花水木の花と区別がつかないくらい似ている。
そのためか子供のころこの美を”イツキ”と呼んだが、今になって思えば大人の誰かが”水木”と言ったのを聞き間違えて子供の間に広まっていたような気がする。
そして、この実が熟れると、いよいよ山の秋の果物の季節になり、この後からアケビや山葡萄、澤胡桃などおやつ代わりにせっせと山に入ってとりまくったものだった。
その頃も山には熊がいたはずだったが、子供が一人山に分け入って、木に登り、これらの果物をを取っていても遭遇したこともなかったし、そんな話しも聞くことがなかった。
鹿や猿と違って、最近は熊の数が減っていると言うのに、見かけた情報がおおく、静岡あたりでも登山道の上り口には「熊に注意!」の看板を目にする。
冬眠を控えて大量の食べ物が必要なのに、山が荒れて餌になる果物がなくなっているのが原因のようだ。
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近頃また変な言葉が流行している。少し前には「から」と言う言葉を丁寧語に思ったようで、レジに行くと「500円から頂きます」などといわれ、何度か店員に間違っているとお節介なことをしたことがある。
そして最近気になっている言葉は「なります」である。
食べ物屋に入って注文の品物を持ってきたおねえちゃんが「こちら、野菜サラダになります」という。
本人は丁寧に言っているつもりらしいが、普段使うことがないため誰かに教わったのかもしれない。
わざわざ「こちら」と言う言葉もおかしいが、「野菜サラダです」なり「野菜サラダでございます」くらいのことが言えないのだろうか。
この言葉は食べ物屋に限ったわけでなく、あちこちの店でよく聞くようになった。
さそして、テレビのコマーシャルのなかで「こちら、私の母になりますが、、、」と言う富山の薬屋さんがいたが、コマーシャルを作るとき、誰かおかしいよって教えてあげる人がいなかったのだろうか、、、、。
言葉遣いについて自分は万全だと言うつもりは毛頭もないが、このマニュアル的言葉は、誰か言葉を知らない人が作っているような気がしてならない。
こんな些細なことに目くじらを立てるほうがおかしいと言えばおかしいのかもしれないが、、、、、、、、、、
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コメント
おばさま
むかしから流行り言葉は一過性のもので、しばらくすれば消え去る。と言うことが分かっていてもきになりますね。
スーパーでの言葉遣い、投書しても責任者がおかしいと思わなければ直らないでしょう。
とにかく間違っていると言う認識のない指導者が、指導するのですから、、、、、、
投稿: オラケタル | 2014年9月11日 (木) 21時54分
同じような体験しました
近くのスーパーで同僚の店員を呼ぶときに
「ご連絡します ・・・」
おい おい仲間に対してご連絡???
それはないだろう
備え付けの葉書で投稿したが・・・・
相変わらずアナウスは流れています
英語は勿論これからの人は大切でしょうが
その前に母国語をしっかりですよね
投稿: おばさん | 2014年9月11日 (木) 14時20分