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2014年9月23日 (火)

コムラサキ

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暑さ寒さも彼岸まで。

今日は彼岸の中日、台風も近づいており、明日からは大雨が降るとの予想であるが空は昨日にましてすっきりと晴れ上がっている。

気温は最高で二十七度だそうだが、乾燥した空気はもっとさわやかに感じる。

そんな中久しぶりにコムラサキを見かけた。草につかまって羽を開いたり閉じたりしていたが、身体の向きと太陽との関係で時折はっとするような羽の色に変化する。

コムラサキは土地によって体表の羽の色が違い大別して赤型と黒型があるそうで、静岡は黒型だそうだ。

この蝶は花の蜜はほとんど吸わないそうで、果実の熟したものとか樹皮の間の蜜、そして、生物の死骸などを餌にしているようだが、幼虫は柳の葉が好物だそうで川べりの柳を繁殖の場にしている。

そのむかし、蝶は死者の魂が乗り移っていると言われていたが、案外人の周りから離れずにひらひらと飛び交うことから連想したのではないだろうか、、、、

そうすれば、今日のこの蝶は、彼岸にも墓参りに来ないどら息子を叱りにきたのかもしれない。

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コメント

TOMOKOさま
じつは私の家の墓の隣に長年墓参りに来ない家の墓が有ります。その墓石は6~7年前に草の根に持ち上げられまして横倒しになり転がったままです。
土地の風習で、他人の墓に手をつけるものではないというのが有りますので、檀家の寺に行ってどうしたものかと聞いたところ、個人個人の土地なので、朝日毎日読売などの全国紙とその地方の新聞に掲載して反応がない場合六ヵ月後に撤去できるのだがその費用を誰が出すのか、、、
どうしようもないとのこと、何だかそれを見ていると、自分の家の墓の末路を見ているようで。。。
墓じまいということも考えないといけない時代になりました。

投稿: オラケタル | 2014年9月25日 (木) 14時44分

瑠璃色? 神秘的でハッとするような色ですね。
お彼岸でも墓参りに来ない息子、我が家にも居ます
先日TVでチラッと見たところによれば、お墓を撤去する人が増え、不法投棄された墓石が山になっていました。
長男が家、墓を受け継ぐ時代はとっくに過去のものになり、それでも私年代のものは何とか墓を守ってきましたが、これから先は難しいだろうなと感じます。

投稿: tomoko | 2014年9月25日 (木) 07時10分

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