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2014年9月 3日 (水)

目の保養を

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マツムシソウの淡い紫に見せられて虫がやってきていた。

蓼科山や浅間山の周辺には群生地があったが、最近ではかなりの場所で絶滅が始まっているようで、今日見かけた花もほんのわずかしか見えなかった。

マツムシノ啼きだすころにころに咲くところから名づけられたと言うが、末虫の声も聞くことが無くなり、むかし唱歌で歌った「あれ松虫が啼いている、、、」と言う歌とともに子供たちに説明の仕様も無い花になるのかもしれない。

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012今日は、以前から是非行ってみたいと思っていた”かんなみ仏の里美術館”に行ってくることができた。

ここは前にも訪ねていったことがあるのだが、カーナビの積んでいない自分の車では道路が分からなくなり、次の場所に行く予定の時間が迫ったため断念した場所であった。

そして、今回は伊豆縦貫道から行くと簡単だと言うことが分かり目的地に簡単に行くことが出来た。ひとつには看板が整備されていたことと、JR函南駅の傍を通ると言うことが分かったためもあったのだが、、、、、

で、着いて見ると駐車場にはほかの車もなく、ひと気がなかったので心配しながら入館した。

ここは、古くから大きなお寺があって、平安時代から鎌倉時代にかけて多数の仏像があったらしく、この仏像を地元の人々が代々守ってきていたものだったが、平成の時代になって函南町に寄付をして保存することになったものである。

平成20年、寄付された仏像を保管する美術館が出来たという報道を見て、そのころから是非見たいと思っていたものだった。

収蔵されている二十四体の仏像のうち四体は国指定重要文化財であり、十六体は静岡県の有形文化財に指定されている。

一堂に陳列されている仏像は、古いだけでなくそれぞれが迫力を持って実像よりも大きく見せており、良くぞ薬師堂と言う小さな無住のお堂に残っていたものと感心させられてしまった。

昨今の古美術ブームの過熱により、各地で仏像の盗難騒ぎを聞く中で、信仰心を別にしてこのような施設で保管するのは仕方の無いことであろう。それにしても久々に目の保養をさせてもらったと言う気がした。

帰りは新しく出来た道路に戸惑いながら沼津港に入り、普段は行列が出来てとても入る気にならない食堂が、ウイークでのためか空き席があったので入って魚料理を頼んでみたが、こちらのほうは、ごく平凡な味であり、なぜ行列が出来るほど混むのか分からなかった。

多分、旅行雑誌などを使った宣伝上手に釣られてきた客が多いのだろうな。

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