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2014年9月 9日 (火)

のどもと過ぎれば

031

昨日が旧暦の八月十五日で中秋の名月。そして、今日が満月だと言う。

この辺の理屈がどうもよくわからないが、旧暦と天文学のづれでそうなっているそうだ。そして、新聞の受け売りであるが今日は月と地球の距離が一番近いため一段と大きくなっているそうだ。

昨夕は、雨が少しであったが降っていたため、中秋の名月は今年は見られない。と思っていたが、どうやら夜中に雲が消えたようで、例によって池ヶ谷の年寄り会談で、今朝の三時ころ、月が非常にきれいだったという。

009今日の早朝散歩は五時半。東の空は雲が厚く六時過ぎになってようやく雲の隙間から太陽が出たくらいで、月は見た覚えがなかった。

そして、今日九時過ぎには、午後からの曇り空に少し雲の切れ間が出て観月が顔を出していた。

雲の切れ目の間にも、薄い雲がかかっていると見えて大きな満月はおぼろに霞んでいたが、一瞬だけ大きく耀いた。

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いつのころとは言えないが、とにかく若すぎるころだった。鉱山の職場の新年会に出て始めてウイスキーを飲んだ。

今でもそうだろうけれど労働基準法で坑内での作業は男しか出来ないことになっていた。したがって、女の人のいない職場の宴会と言うものは、一種殺伐としたものがあって、芸者が必ずと言っていいくらい必要だった。

そのため人口わずか二万数千人の町に芸者と言われる人が六十人くらいいた時期があり、ひとつの宴会に五~六人は呼んだものだった。

それでも、飲み始めると仕事の自慢話というか、どれだけ力持ちかとか、どれだけ酒が飲めるかという話になってくる。

そのときの勢いで、ウイスキーを飲まなければならなくなって、コップ一杯を一気飲みした。

先日、テレビで言っていたが、人間が食べ物を楽しむのは、口で噛んで舌触りとか味を見る程度で、喉に入ると一切感じなくなるものだと言っていた。

魚の骨が喉に刺さると感じるのは、ごく上のほうで、若し食道辺りで刺さっても分からず、文字通り「喉もと過ぎれば、、、」であるとのこと。

しかし、ウイスキーは違った。暑い棒のようなものがス~ッと肺の間を下がっていくのを感じ食道にも神経があるのを感じ、ウイスキーって大変なもんだと言うのが第一印象であった。

その後しばらくしてその感覚はなくなって、香りを楽しむことが出来るようになったが、、、、、、、、、

このほかにも、酒を飲んでの武勇伝を数々ものにしてきたものだったが、急性慢性を問わずアルコール中毒になることもなく過ごして来れたものと今になって怖気をふるっている。。

その、呑み助も、今ではビール350mm缶一杯で赤い顔をしている好々爺?に成り下がってしまっている。

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コメント

岡崎在住様
”郷に入っては郷に従え”ですね、インドやタイはまだ良いほうですよ。
鉱山にいたとき、おなじ職場仲間で、イランに派遣された連中はイスラムの規制が厳しく、酒類は一切飲めなかったし、女性関係もそれは厳しいもので、違反すると、外人でも鞭打ち何回とか、、、と言っていました。
今から4~50年前のパーレビー国王の時代でもそうでしたから、、、、、

投稿: オラケタル | 2014年9月11日 (木) 22時02分

インドではドライデー(酒販売/飲酒禁止)がたまにあり、そうやでメイドに頼んで 650ミリリットル 20本の箱入りを買い置きし毎日飲んどった。1本70円で安いんや(笑)
タイに行った時、セブンイレブンでビール買おうとしたら「夕方5時まで販売禁止」と言われ買えなんだ。でもたまには こいつらを見習って、酒を我慢せないかんな とそこで気が付いた(笑)

投稿: 岡崎在住 | 2014年9月 9日 (火) 22時41分

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