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2014年10月31日 (金)

ツワブキはどっち?

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ツワブキの黄色い花が咲き出して季節は初冬に入る。

つやつやとした葉っぱを持つところから、むかしの人は艶々とした蕗だと思ったのか艶蕗といい、転じてツワブキになったと言う。

しかし、花の形はどう見ても蕗の花ではなく菊の仲間である。と言うことで菊科に分類されているが、菊の葉っぱと言うにはほど遠い。

さて、どちらが本筋になるのか。

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今日はハロウイーンの日だそうで、テレビや商売人は以前からこの日を盛り上げようと画策しているようだ。

なんでも、キリスト教の神様だか聖人すべての祝祭日の前夜祭だと言うが、なんで、南瓜をくりぬいたり、悪魔の格好をするのか分からない。

こんな行事が、盛り上がる一方で、年年日本古来の風習や祭りは廃れていく。

クリスマスやバレンタイン、そしてハロウーイン。商売人は何でもよいから品物が売れればよいとばかり盛り上げようとする。

そこには、宗教色のはいる余地はない。

日本人は新しい物好きで飽きっぽい。そのため、八百万の神がわんさと住んでいる中に、古くは仏教が入ってきたように、耶蘇の行事や習慣も骨抜きになって入ってくる。

アメリカが人種のルツボなら、日本は宗教習慣の坩堝であり、将来はすべてが神仏混淆のときと同じように、すべての宗教を混沌とさせる国になるのだろうか。

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2014年10月29日 (水)

年年歳歳 議員相似たり

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007今日も心地よく晴れわたった空の下、十月桜が可憐な花を咲かせていた。

毎年このころから咲き出して翌年の三月過ぎまで咲いている。

もちろんひとつの花が咲き続けているのではなく、入れ替わり立ち代りなのだが、ぱっと咲いてぱっと散る桜、と言うイメージからはい異端の桜と言えようか。

花の大きさは、1センチに満たないが桃色の色合いは好ましい。

年年歳歳 花相似たり  歳歳年年 人同じからず  と言うが、毎年同じような花を咲かせるのもこれまた継続の力として褒め称えなければなるまい。

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安倍改造内閣も人選を急いだわけでもなかったはずだが、新閣僚にいろいろと疑問をもたれる人が取りざたされ、2,007年次から次へと閣僚が辞任したときの内閣のような様相に似てきたのではないだろうか。

そのなかで、今回の望月義男環境大臣が一番悪質ではないかと思わせるふしがある。

望月大臣は、自分が住んでいる隣の選挙区出身だが、政治資金収支報告書に700万円にもなる架空の報告をしていたことによる。

そして、それを説明する記者会見を深夜0時にやったと言うから驚き桃の木である。

翌日のテレビで見ると玉のような汗を額いっぱいにつけているところから、よほど返答に困った事態になっていることが想像できた。

そのなかで、架空の経費付け替えについて「先年亡くなった妻がしたことで、私には法的責任はない」「すでに書類は破棄しているので、調査はする気が無い」と居直っていた。

ずっと昔のことになるが、「秘書が 秘書が、、」と責任を人に押し付け、逃れようとした国会議員がいたのとおなじ手法を使おうとしている。

”年年歳歳 議員相似たり”何年たっても進歩しない議員をどう見ようか。

収支報告の付け替えをしようとしていた時点で、すでにこれは正直に書くと拙い、と感じていたはずだから、亡くなった人に責任を押し付けて死人に口なしでは、奥さんも浮かばれない話しである。

身の潔白を証明する書類に目を通さなかったとすれば、大臣はおろか議員としての資質にも関わることである。

兵庫県の野々村県会議員となんら変わることのないことをしておいて、「法的責任はない」は通じない。

さらに言えば、政治資金とは何ぞやであり、国民の税金をどういう感覚で使っているのだろうか。と思わせる事態である。

夕方のテレビを見ていたら、地元の市民は寛大な人ばかり。望月大臣にたいして批判的な意見を言う人がいなかったが、これって、下手なこと言うと周囲から袋叩きになるだろうか。    それとも、この議員にしてこの程度の市民と言うことなのだろうか。

        清水の選挙区の人の意見を聞きたい。

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2014年10月28日 (火)

急に寒くなったね  と

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「急に寒くなって厚着をした」と人は言い。テレビのアナウンサーも言う。

季節は移ろい、晩秋の野は背高泡立ち草で耕作放棄地は真っ黄色の絨毯を敷いたように染まっていく。

その花を目指して、虫が集まってきていたがその中のモンシロチョウ。羽が奇麗なので最近羽化したものなのだろうか。

この調子だと越冬する固体なのかも知れない。となると、これからの試練を知っているのだろうか。

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今日は、先日の水害で張替えすることにした床板の工事がはじまった。

この水害でなくても築五十年近くになる我が家はあちこち綻びが目立ってきており、床下点検にもちょうど良い機会だったかもしれない。

まさに「衣の館はほころびにけり」と思っていた。

しかし、15mmの合板は、かなり痛んでいたが、根太や柄柱はシロアリの被害も無く、しっかりしていたし、浸水した泥水を含まない奇麗な水だったため、床下にヘドロのような泥は一切なかった。

運が良かったというところもあるが、こういうところを見ると、50年前の材料が如何に良かったかという証明みたいなのを感じてしまった。

八畳間、ひと間の工事であるが、することもなく、居るところもない自分としては大工の監督兼手元として一日後ろを付いて回った。(さぞかしウザッタことだったことだったろう)

工事はもう一日で終わるそうだが、浸水被害はこれで終わりにして欲しいと願いつつ、、、、、、、。

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2014年10月26日 (日)

ままごとに食べた実

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ミゾソバの花。つぼみのときは先端のピンクが可愛らしいアクセントになっているが、花が開くとこの赤みが薄れてしまう。

子供のとき、この花が咲き終わった後にできた実が固くてコリコリしているため、ままごと遊びのとき食べた記憶がある。

ただ、名前の由来と通り、根元部分が水を好むため、浅くて幅の広い水辺に密集しており、この種を取るためには、当時の履物である草履が下から濡れてきて不快な思いをしたものである。

なお、蓼の仲間なのにタデが付かないのは、この種をよく見ると、蕎麦の実同様、四角推     四面体をしているためと見られる。

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今日は、久しぶりに暖かい日和りが戻ってきて、長袖の服を着て出かけたのだが判断を間違えたようで、下着が汗でぬれてしまった。

出かけたのは、身体をこわしたという長女と会い、その様子見がてら食事でも誘っていたためである。

おなじ市内に住みながら、ここ一年ほど顔を見ていなかったのですこし太ったと言う顔つきには違和感があった。

病気の状況をはじめ何かと話しながらの食事であったが、食欲のほうは衰えていないようで、うなぎの”ひつまぶし”をペロッと食べてきた。

それにしても、長いことぶりに食べたうなぎの高いこと、これじゃよほどのことがないと食べられない高嶺の花になってしまった。と言うのを実感させられた。

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2014年10月25日 (土)

富士山一周 2

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忍野八海の駐車場に車を入れたころから、富士山方向の雲は切れだして山頂が見えていた。

前日の雨が山頂では雪だったらしく、一度消えていた化粧をしなおしたように白くなっている。

しかし、撮影ポイントに近づくたび富士山頂の雲は濃くなり、忍野八海はもちろん、それ以後の鳴沢や紅葉台など、どこへ行っても、運転中には見えていた山頂も車を停めるころには隠れてしまう。

なんだか、富士山の機嫌が悪く、はぐらかされているなと感じていたが、精進湖に着いたころになって初めて雲が切れ、しばらく待つうちに奇麗さっぱりと消えてしまった。

ここから見る富士山は、富士山によく似た格好の大室山(寄生火山)を背景として聳え立ち、別名を”子抱き富士”という。

ここでしばらく時間を過ごし、静岡県側に入ればまたしても雲の後に消えてしまった。

なんだか今日の富士山は、かくれんぼを楽しんでいたのかな?と思いながらの帰宅となった。

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先日新聞を見ていたら、中央アジアにあるグルジア共和国の名前をジョージアと呼び名を変えたという記事が載っていた。

なんでもグルジアと言う名前は、ロシア語でありそれを嫌って英語読みに変えたためだそうだ。

国名の変更は、いままでいくつか聞いてきたが、ジョージアというのはどんな意味があるのだろうか。

アメリカにもジョージア州というのが有ったが、人の名前だとばかり思っていた。それが国名だとすれば、英語でなしに、この国の固有の言語で表すことが出来なかったのだろうか。

インターネットで検索してみても、納得できる説明が無いので、もやもやとした感じは拭いきれない。

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2014年10月24日 (金)

富士を一周 1

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久しぶりに晴れ上がった青空にさそわれて、富士山を一周してきた。

新東名で御殿場に向かった。当初は箱根か富士五湖か決めかねていたのだが、家を出たとき奇麗に見えていた富士山が途中から雲に隠れてしまい、箱根はもちろん、山中湖との間にある籠坂峠も濃い霧に巻かれていた。

ひょっとしたら山梨県側が晴れているんじゃないかと、箱根を捨てて山梨県側に向かう。

しかし、着いてみたらこちらも上空一面雲だらけ、それでも山中湖湖畔の紅葉は赤く色づいていた。ただ、こちらも前に来たときより一段ど寂れ、閉鎖した土産屋などの建物が立ち並んでいるのがさらに寂しさをかきたれる。

そして、湖畔のスワン型ボートはみな桟橋につながれ一隻も出ているようには見えない。

そんな光景に目を背けるようにして、前にも来たことがある”はなの都公園”にも立ち寄ってみたが、コスモスは末期的状態の上、公園内の紅葉はもうすこしと言う感じに見えたのでここも敬遠して”忍野八海”にむかう。

民間の駐車場に入れれば、駐車場の掃除をしていた人が、「すこし遠いが、是非お釜池を見て」という。いままで、忍野八海は何度も来ているがこの池は一度も立ち寄ったことが無いので、足を伸ばしてみた。

ほかの池から湧き出した水を集めて流れる川辺の細い道10分弱歩けば、一番西側にあるお釜池に到着。

しかし、来てみて予想外だったのでがっかり、あまりにも小さいのだ。立て看板の説明では湧水量がとても多いと書いてあったが、直径3m足らずの池からは幅50センチに満たない水路を10センチほどにしか浸さない水が流れ出るだけで、ほかの湧水池に比べると圧倒的に規模が小さかった。

その後、中心部にある湧池の所まで戻ると、中国人観光客がバスで到着したらしく多数の人と分からない言葉でごった返していたので、早々に駐車場に戻り、来るたびによっている、峠の蕎麦屋”天祥庵”で鴨田舎蕎麦を注文した。

022このときメニューに、卵の漬物と言うのがあって、卵と漬物???どうしてもイメージが湧かないのでひとつ注文してみた。

出されたのがこれ。黄身が三個、醤油漬けにしたものが出てきた。味はかなり塩っ辛い。黄身は箸で摘まむことができる。

どんなにして、造るのか聞いてみたがはぐらかされてしまった。

とにかく、卵の漬け物は珍味である。

注文した鴨田舎蕎麦は、味付けをわれわれ好みであり、いつものように美味しく食べ満足して外に出れば、青い空に真っ赤な紅葉が映えて気分は爽快。

美味いものを食べた後は、何を見ても、、、、、、、、

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2014年10月23日 (木)

サツマイモの花

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今日は”霜降”それかあらぬか北海道あたりでは霜が降りるほど冷え込んだとのニュースが入ってきた。

もうかなり前になるが、昭和の三十年代のことだが、飛騨でも十月十日に初雪を観測したことがあるので、地球温暖化が叫ばれる以前の地球は、今頃の霜降りは当たり前と言うか平均だったに違いない。

そんなことを思いながら麻機田んぼを歩いていたら、サツマイモの花を見かけた。

葉っぱが、すこし厚いが朝顔に似ており、当然のような顔をして朝顔似の花を咲かせる。

朝顔の花は短日性だと言い、本州ではあまり花を咲かせることが無いのだが、静岡に来てちょいちょい見かけるようになった。

花を愛でる植物で無いので、花の品種改良は行なわれることがないためか、いつ見ても同じ紫がかった花しか咲かせない。

ただ、サツマイモは、親芋から出た蔓芽を植えて栽培するため、品種改良にはこの花にほかの花の雄しべをつけて種を作るしかないため、寒さに弱いこのあたりでは難しいようである。

いずれにしろ、江戸時代に日本に入ってきたこの芋は、飢饉食として受け継がれ、その甘さと温かさから焼き芋は女性に愛されてきた。

副作用としては屁が多くなるそうで、顔を赤らめる植物、、、、ってことはいまの世の中ないか。

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2014年10月22日 (水)

ひときわ目立って

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森の木陰でドンジャラホイ   何時もキノコを見るとそんな歌を思い出す。

昨日 今日 明日と三日連続で雨が降るそうだが、この雨がキノコにとっては絶好の機会のようであちこちで傘を広げている。

飛騨にいたころはこの季節になるとあちこちの山を駆けずり回って、キノコ採りをしたものだが、静岡のように杉を植林したような山のキノコは知らないし、杉林に入ってもキノコ自身がない。

やっと憶えたスギヒラタケも、東北のほうで食中毒者を出してから食べることを止めた。

そんなこんなでキノコ採りは富士山の中腹まで行っていたが、ガソリン代高騰もあっていく気がなくなってしまった。

写真のキノコは池ヶ谷の山で見かけた

”紅山茸”落ち葉の積もった暗い日陰にひときわ目立った色で点々と傘を広げていた。

傘はもちろん茎までも真っ赤なこのキノコ、素人が見ればいかにも毒々しい色をしているので毒キノコと思ってしまうが、それがこのキノコの目の付け所らしい。

蛇でも毒蛇に似せた格好で騙しているのとおなじ手を使っている。

ただ、まとまって発生しないため、毒がないと分かっていても自分は採ったことが無く、味は知らない。

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2014年10月21日 (火)

辛い葉っぱの代名詞

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いま、麻機沼の近辺にはいろんなタデの花が咲いている。

そんな中、柳蓼がひっそりと草陰に小さな花を咲かせている。

葉っぱが細長いところを柳の葉っぱに見立てて名づけられたようだが、その花の咲かせようがしっとりとした年配の日本女性を思わせるようで、いつもこの時期になると探しに行く。

この蓼の葉には舌を刺激する辛味があり、木の葉を細かくきざんですりつぶし少量の酢を加えたものを川魚とくに鮎の褄にして食べるのが最高である。

これほど辛い葉っぱを好んで食べる虫がいるところから”蓼食う虫も好きずき”と言う言葉が生まれてきた。.

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約三年前になるか、地元の農業祭で壇上に上がって聞く人も少ない会場に向かって、「TPPには絶対反対をします!」と言っていた落選中の婦人がいた。

その人が今度法務大臣になった上川陽子氏である。

この人は、民主党の元議員とほとんど交互に当選落選を繰り返してきたが、今回の大臣就任で一歩リードしたかに見える。

しかし、次の改選までにTPPが成立したとすれば、聞く人も少なかったとはいえ公約したことであるのだから、どういう説明をするだろうか。

前回も書いたのだが、安倍首相には逆らえず、かといって公約しているのだが、、、、、多分口の中ではいつまでもピリリと刺激しているのではないかと想像するが、表面的には口を拭って「そんなこと言ったかしら?」と煙にまくつもりだろう。

願わくば、TPPがこじれて長引くのを待っているんだろうな。

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2014年10月20日 (月)

長い首でフ~ラフラと

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秋明菊の白い花が風に揺れている。

秋明菊、菊と名がついているが菊の仲間でなくキンポウゲ科になるそうで、秋に咲く菊に似た花を咲かせるから名づけたと言うが、どう見ても菊の仲間とするには無理がある。

見た目の花びらも大きなものが四~六枚ほどしかないが、実際は花を包む苞であり、形が不揃いである。

多分、海の魚に何でも○○鯛と名づけるような要領で菊を末尾につけたものではなかろうか。

この花は古い時代に中国から帰化した植物だと言うが、あまり古くからあったためか、学名はジャパニーズアネモネと言うそうだ。

アネモネとは風の花と言う意味があるそうで、その名の通り長い茎の先端に咲く花はゆ~らゆらと長い周期で揺れる。

また、日本に来た当時は赤い花だったそうだが、近年八重咲きを含めて色や形にいろいろと変化を持たせている。

その中で自分としてはこの白い花が一番好きである。

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安倍首相が東京で開かれている国際法曹協会の東京大会に出席して「あまねく法の支配が確立されることを目指してリーダーシップを発揮していきたい」と述べ、この挨拶の中で十五回も「法の支配」と言う言葉を使ったと言う。

どうやら首相自身としては、中国を念頭において話したようだが、この記事を見て、自分に都合のよい法の支配を彼自身がしたがっているのではないだろうかと聞いてしまった。

秘密保護法をはじめ、国民の知る権利を制限し、為政者に都合のよい情報だけを流して世論を操作しようとしている。

右翼気取りのお坊ちゃんは、戦前の制度を懐かしみ、その権力(選挙公認)を利用して自分の党の意見さえ自由に述べさせない政高党低、一強多弱の独裁制を党内にしこうとしているように見える。

風に吹かれて右と言えば一斉にそちらに向こうとしている国会議員の先生方には、国民ともども愛想が尽きていると思うのは、自分だけではないと思うのだが、、、、、

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全くの余談でもないが、松島みどりさんの答弁ぶり顔つきには、私は東大を出た優秀な女だと言う雰囲気が紛々として臭ってきているように見え、可愛げがない。

”水に落ちた犬は叩け”と言うことわざがあるが、あの話しぶりからはますます、、、、

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2014年10月19日 (日)

何咲き?

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池ヶ谷の山の登り口に黄金色のジンジャーが咲いていた。

台風が過ぎて穏やかな日和に誘われて返り咲きの花を開かせたものらしい。

返り咲きと狂い咲き、どう違うのか。

これはあくまでの自分の頭の中だけのことであるが、返り咲きは一旦花期が終わった後に咲き出すもので、狂い咲きは春に咲く花が開きになって再び咲き出すものと思っている。

人間でも一度辞めた人が再び活動するの場合は返り咲きで、青春のころやっていたことを、歳を取ってから自分の体調も省みずはじめることを狂い咲きという。

いずれにしろ、草花は秋の穏やかな日和が続くときにおきる勘違いなのだが、人が歳を取ってから起こす勘違いは、はた迷惑が多いので自他共に、くれぐれもご注意のほどを、、、

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2014年10月18日 (土)

金木犀で分かる

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晴れ上がった空の下、住宅街を歩けばあちこちから金木犀の香りが漂ってくる。

オレンジ色の小さな花をそれこそ無量大数といわんばかりに枝につけ、その数の勢いで当たり一面に香りをぶちまけている。

この花の香りでトイレを想像するのは戦後生まれの昭和人間だそうだ。我々の世代ではもっと原始的な臭いであったが、今ではもっとやさしい匂いに変わってきていると聞くと、いまの人は金木犀の香りをどのようにとらえているのだろうか。

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やっと一ヶ月前に内閣を改造して、女性大臣を五人も作ったばかりだと言うのに、はや二人の大臣が公職選挙法に触れる行為で野党の追及を受けている。

ひとりは、法務大臣だというから、法律に一番厳正でなければならない人であり、もう一人は前の首相の忘れ形見である。先日テレビのコメンティーターが「いろいろ大事な法案があるのに、こんなことで時間をつぶすのは、、、」と言っていたが、自分たちが作った法律を無視するような人々に大臣をさせるわけには行かない。

これらの問題は、例によって自分は知らないと惚けているが、周りにいる秘書たちは選挙法を熟知しているはずであろう。

いずれにしろ、御輿に乗っかって当選してきたお嬢ちゃんには政治が難しいってことになるのかな?

この欄で前にも書いたが女性大臣を1/3にする前に、女性議員が1/3にならなければならないので、そんな環境を作るのが先決ではないだろうか。

それにしても、世襲の議員をなくし、ほんとうに能力のある人が議員になるよう、選挙民も意識改革が必要なんだが、、、、、、

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2014年10月16日 (木)

初冠雪

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005昨日のように秋の終わりに冷たい雨が降るのを”雨冷え”といって、これからの季節を指す季語になっているそうだ。

ただ、自分が思っていたよりよほど寒かったようで、今朝方富士山のほうを見たら中腹まで真っ白になっていた。

夕方のテレビでは初冠雪だと言っていたが、よほど積もったようで、大抵の初冠雪といわれるものは、麓から確認できる程度のもので、幾分白いのかな?と思わせるものがほとんどであった。

山の気温は100m高度が上がるたび、0,6度下がるというから、海面より23度あまり低かったことになる。

つまり山中の気温はー8度くらいまで下がったことになり、五合目あたりまで白くなったのは当然の結果であろう。

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今日はかかりつけの内科医のところに行って「肺炎球菌の予防注射」をしてきた。

この予防注射は、今年から毎年60歳、65歳、70歳、75歳、80歳と五歳刻みに受けることが出来、それ以外の人は別料金になり、これを逃すと五年間は予防注射が出来ない、なんて書いてあった。

そんな、脅かし文句に半ば屈して注射の予約をしてきたのだが、、、、、、

「ここ何十年も流感の予防注射もしてこなかったくせに」と言われたが、歳を取れば誤嚥性肺炎などを起こしやすくなるとも言われ、七十五歳のいまは大丈夫でも、この後五年はどうかわからないと自信がなくなってきていた。(もっともそれまで生きていればの話しだが)

行ってみれば、ほかに予防注射をしようとしている人はいない。考えてみれば該当者がすべて行ったとしても、高齢者で二割、若い人を含めればさらに少なくなるのでもっともなのかな。

若い看護師さんが「痛いですよ」と言って針を刺したが、腕がよいのか痛まないように針が細くなったのか、、、、、冗談に「かあさんに抓られるよりよっぽど痛くないよ」って言ったら、、、、、フフフ、、って笑っていたが、抓るのは痛くしようとしてする行動で有り、注射は痛くないように工夫したのだから当然のことといえば当然の話し。

ただ、最も一番痛かったのは、よく注意書きも読まないで申し込んでいたので、帰りがけに4,700円も請求されたことであろう。

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2014年10月15日 (水)

くすぐったい

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高嶺ルビーと言う名の蕎麦の花。

普通蕎麦の花といえば真っ白なものと相場が決まっていたが、ここに来て変な色の蕎麦が出てきた。

四~五年前、長野の畑で見たときには、遠目だったのでよく分からなかったが、その蕎麦の味は一種独特な味わいを感じていた。

なんでも、殻を取り除いた粉はすこし赤みを帯びているとも言っていたが、自分らが食べたときにはその赤みを感じることが出来なかった。

この蕎麦の原種はネパール高原だそうだが、品種改良をして長野県を中心に広がっているそうで、静岡にその種が持ち込まれたのはいつのころか知らないが、安倍川沿いの真富士の里の横の広場に植えられていた。

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今日は朝から空一面に雲がかかり、時折雨が降るという何となく憂っとうしい空模様が続いていた。

しかし、この憂っとうしい空模様は頭の毛にも移ったようで、我慢できず床屋に行ってきた。

そこで、例によって床屋談義から、、、、

一人親方の大工の嘆きの声。

この仕事を覚え、独り立ちしたころは家を建てたり、古くなれば修繕の仕事がある、人間がいる限り「一生食いぱぐれることがないと思っていた」

しかし、消費税が上がってからガタンと仕事がなくなって、仲間同士で仕事の取り合いが始まり、単価が下がってきている。

それに、追い討ちをかけるようにして材料や燃料代が上がり、この先どうなっていくのか心配になるという。

最近、大手の建築業者は工場でパネルを作り、現場ではそれを組み立てるだけ、、、、そのため、鉋をかけたり鋸を使い金槌で釘も打てない、およそ大工といえない人が家を立てている現状ではね~、、、、、

といえば、床屋だって同じさ、以前なら正月前の一週間なんて、飯を食う暇さえなかったよ。

それがどうだ、最近では「美容院と客の取り合い」っていえば聞こえがよいが、子供の数が減って、年よりは来る回数が減る、、、大工ばかりじゃね~

聞いてるこちとらの耳はくすぐったい

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2014年10月14日 (火)

タイフウ モウ イイッカ

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帰化植物の雄、セイタカアワダチソウの花が開きだし、一面真っ黄色になるのも間近になってきた。

セイタカアワダチソウは、帰化植物であり、根っこにほかの植物を枯らす毒があるとかで日本では繁殖の一途をとげている。

そして、その花は昆虫にとって美味しいご馳走らしく次々と虫が寄っていく。

今日も晴れ上がった空の下、昨日一日飛び回ることが出来なくてお腹を空かしていたらしいモンシロチョウが、人目も構わず夢中になって蜜を吸っていた。

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昨夜の台風19号は、あっけなく通り過ぎてしまった。

18号の反省から市役所は同報無線を引っ切り無しに鳴らし、テレビのスポットは避難準備から避難勧告に変わった。

すこし盛り土をして高くしてある近所の高校の駐車場は早くから駐車する車で溢れかえっている。

「災害は忘れたころにやってくる」と言うが、ここしばらくこの駐車場に入れる車は少なかったが、一週間まえの台風による水害は忘れるはずもないことを証明していた。

夕方というには遅いかもしれないが、台風の中心がまだ大阪にあった八時ころ、急に強い雨が三十分位降り続いたため、この調子で台風が通過するまで降り続くのかなと覚悟していたら、急にパタッと静かになり今回の台風は終わってしまった。

しかし、テレビで大騒ぎをしているから次の風雨がいつ来るか、いつ来るかと待ち構えているうちに、まぶたが重くなってとても起きていられなくなり、十時過ぎたところで寝てしまった。

お隣りは、避難準備が出た時点で近くの小学校に避難していたが、明け方のすっきりした月を見ていても、「まだ警戒が解除していないからとて帰してもらえなかったとか」、、、、、、、

午後になってようやく保険会社の担当者が一週間前の被害状況の確認に来て、市役所の証明書ができれば、一応の準備は終わることになる。

なにしろ、こんなことは初めてのことなので、やる事なす事始めてのことばかり。

とにかく、台風一過をもじって    タイフウ モウ イイッカ  ってとこ。

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2014年10月12日 (日)

不如帰の胸毛に似せて

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017庭に咲き出したヤマホトトギスの花。

花全体に紫の反転を散らばかした様子が不如帰の胸毛の様子に似ているところから、おなじ名前を付けたそうだ。

この花は、いまでは牧之原市になってしまったが、旧相良町の女神山の近くで仕事をしたときに山に咲いていたものを持ってきたものだが、生命力の強さは、明日葉以上で先端を折って持ってきたものでも簡単に根付いてしまった。

六弁の花の花の中央に雄しべと雌しべが固まった柱が立っているさまはほかの花ではまず見られない形であり、その先端には蜜を水滴のようにして付けているのだが、天候が悪いのか今年は虫が寄ってきているのを見たことがない。

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今年のノーベル賞は、パキスタンのマララ ユスフザイさんの平和賞受賞ですべてが決まった。

彼女は17歳という若い年齢ながら、身をもってイスラム原理主義者の銃弾を受けたことをもとに、国連で教育の充実などを世界発信し、活動をしていることなどを考えるとさも有りなんと思う。

今年は物理学賞で、日本人三人の受賞が決まり、自分のことではないが誇らしい気分にさせてくれ、日本の科学技術のすばらしさを証明させてくれた。

ただ、最近の子供を含めた若い人の理科離れが指摘されている中で、いつまでこの状態が保たれていくのかということを考えると、すこし不安な気持ちもどこかにある。

一方、物理や化学などのように成果が歴然として見えるものはよいが、文学賞や平和賞にいたっては、その理由にあいまいなものがあって、何だかすっきりしないことが多々ある。

日本では村上春樹氏の受賞が今年当たり出るのではないかと、マスコミが騒ぎ立てていたが、これは今回も失敗した。

自分は彼の作品を読んだことがないので、どんな作家か知らないが、毎年のように持ち上げられてはストンと落とされる彼の立場に同情している。

そして、一番の難題は平和賞と経済学賞であろう。これまでにもどうしてそんな人がと思われる人が何人か受賞している。

日本人では佐藤栄作を思い出し、先年のアメリカ大統領オバマが受賞している。この二人のほかにも疑問がもたれる人がいるが何人かいるがどうしてだろうかと思っていたら、どうも政府機関がノーベル賞委員会のメンバーに働きかけて決めさせているようなことが、新聞に載っていた。

こんなことで受賞が決まるようでは、ノーベル平和賞の質も落ちたと見ていたが、、、、、、、

余談ながら今回の候補の中に日本国の憲法9条にからみ、日本人が候補に挙がっていると報道されたときの政府の慌てぶりが面白かった。

本来なら「日ごろの努力が認められた。喜ばしいかぎり」というべきところ、早速、官房長官が打ち消しの談話をしていたもんな。

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2014年10月11日 (土)

目くそ 鼻くそを笑う?

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フシグロセンノウが藪影の中に咲いていた。

暖かい土地を好むくせに日当たりが嫌いなようで、草の生い茂った中に突然臙脂色の花を咲かせていた。

茎は、雑草に埋もれていてよく分からないが、名前の由来となった葉っぱの付け根にある節が黒くなってなっている。

なんだか、草の陰から覗く花は、目立ちたいのに引っ込み思案の女の子といった印象をこの花から感じてしまった。

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産経新聞の支局長が、韓国の新聞を引用して書いたコラムが韓国政府の癇に障ったようで、裁判になるという。

日本はこれを遺憾として官房長官が「民主主義国においては最大尊重されるべきは報道の自由である」とした上で韓国を「民主主義の未熟な国」という意味の談話をしていた。

これほどの言葉で、韓国を非難したのは産経新聞が右よりの新聞だったことにもあるのかなと勘ぐってみている。

これが、いま右翼から集中攻撃を受けている朝日新聞の記者だったらどうなんだろう。

なぜなら、報道の自由度と言う調査の結果、世界180国中、韓国は57位で、日本は59位と報道の自由度が下回っていると世界的に見られているからである。

つまり、世界的に見れば「目くそ 鼻くそを笑う」ことなんだろうが、下位の国が少しでも上の国を非難するというのは説得力がないのではなかろうか。

ちなみに中国は175位であり、北朝鮮は179位と最下位グループに属している。

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2014年10月10日 (金)

13,800円

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久しぶりの夕焼けは西の空を真っ赤に染めたあと、次第に力を失っていった。

台風一過の後は澄み切った青空が広がるものかと思っていたが、先日の台風以来すっきりと晴れた日はなかった。

そして、今日も日中は雲の多い日ではあったが、夕方になって賎機山のその向こうで雲がなかったようでこのような染まり方をしたのだろう。

気温も時折ひんやりとした風が入るようになり、コスモスも映えてきた今日この頃、この夕焼けに似合う季節になってきた。

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今日は五十年前に東京でオリンピックの開会式が行なわれた日だそうだ。

その日を期してか、聖火台がクレーンによってしずしずと降ろされたとテレビは報じていた。

この聖火台に初めて火が入った日、自分はまだ二十四歳の青年であったが、人並みに今日より明日、明日より明後日がだんだんと良くなっていく感じがして、未来は明るいもののように思っていた。

このころ、フランク永井が”13,800円”と言う歌を歌っていた。

「もっこかつげや つるはしふるえ、、、、」と、当時は土木工事などにはまだ機械が入ってなく、もっぱら人力で工事が行われ、オリンピックのメーン会場をはじめ、諸施設は蟻んこが砂糖にたかるように人海戦術で行なわれたものである。

あれから五十年、家事仕事も盥から全自動洗濯機、薪を燃やす竈から、電器炊飯器と代わったように工事現場も人力に頼る仕事は減って、労働災害も減ってきた。

しかし、社会は固定化され、学校の成績で序列が決まった後、生涯その社会から抜け出せない格差社会になってしまった。

「昭和ブルース」に、生まれたときが悪いのか それとも俺が悪いのか、、、という歌詞が有るが、これも努力すれば、、と言う前提があっての歌詞なのだが、まるっきりこの通りだとすると、洒落にもならないと言うことになる。

貧しい暮らしをしていたときのほうが、希望に燃えていた。となると、今の繁栄って何なんだろう。

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2014年10月 9日 (木)

三段構えで

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静岡の人はヤマノイモが好きである。

と、いうか、自分があまり関心がなかった。とにかく静岡にきた当時、同僚たちが昼飯時になると弁当もそこそこにして藪に入り出てこなかった。

あいにくと自分はまだ入ったことがないが、歌川広重の東海道五十三次の浮世絵にある、丸子のとろろ汁屋はいまだに健在である。と言うことは、旅人だよりばかりでなく地元の応援がかなりあったに違いない。

そんな自分たちでも、茎の途中に出来る”むかご”は子供のころ、よくとって小さな鍋にいれ塩をすこし振りかけたあと、ころころと炒って食べたが、ホクホクとしておやつにはちょうど良い食べ物だったこと憶えている。

ヤマノイモは、地中に太い根を持っていて、ここに栄養分を蓄え毎年次の新しい根に栄養分を移しながら太っていくのであるが、丸い団子のようなむかごもかれて地面に落ちれば芽を出してヤマノイモになる。

004しかし、むかごでは落ちたところからあまり遠くに行くことが出来ないので、繁殖範囲を広げるには花を咲かせ、実をつけて風に乗せて散らばかすという三段構えの繁殖方法を取っている珍しい植物である。

また、スーパーなどの行くとヤマノイモも栽培するようになったため店頭に出ているが、長芋と区別のつかない置きかたをしている店もある。

食べ方もほぼ一緒なので、おなじ種類の混同している主婦もいるが、染色体から違っているそうだ。

しかし、どちらでも美味ければ問題ないか、と、あまり関心のない輩は思っている。

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2014年10月 8日 (水)

なんだかんだとすることがある

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アキノタムラソウ。いかにも「しそ科の花です」と言わんばかりの咲き方をしている。

唇形の小さな花を一本の茎に段々とつけて咲く。

アキノタムラソウは漢字で秋の田村草と書くが、ただの”田村草”はアザミのような形をした花を咲かせ、全然別な種類の草である。

そのため、タムラソウとは多紫草が変じたものではないかと言う説があり、自分もそう思っている。

多紫、つまり、紫が多い花。   タムラサキがタムラとなった。

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昨日も今日も台風一過の秋晴れとは行かず、空一面の曇り空どころか、小粒の雨さえすこし降ることがある天気になっている。

昨日はちょうど休みだった娘と岐阜から姉夫婦が来てくれてほぼ片付いた。と、思ったが、今日も何だかだとすることがある。

まず、屋根に上がり雨漏りがした原因を探すがこれがまた難題だった。ぼろ屋なのだが三年前にすこし改築した際にいろんなところをこーキングしているので、雨水が侵入した場所が分からない。

台風の吹き始めに雨水が入ったことから、いつもは吹き込まない東側の壁を重点的にめったらやったらと注入したが、裏の川の底まで五mくらいの高低差があるうえ、カワラ屋根は結構傾斜が急、前ならなんとも感じなかった場所が危うく感じて、身体が自由に効きにくい。

つぎに、床板をめくったのを機会にと、根太や塚柱の点検し、床下に消石灰を撒いてみた。

幸いなことに、羽アリにやられた形跡もなく、ぼけた木材も見当たらなかった。

こんなときでないと縁の下を覗き込むこともないので、”災い転じてなんとやら”だったかもしれない。

しかし、普段しない仕事は余計な筋肉と気を使い疲れる。早々に寝ることにした。

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2014年10月 6日 (月)

屁でもない   2

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嫌な予感が当たってしまった。

明け方はまだ普通の雨が降っていたが、六時半を過ぎて急に台風らしく雨風ともに激しくなってきた。

風が渦巻いているらしく雨が壁の隙間を通って、一階の天井裏に入り天井板の隙間と壁にそった位置から漏れ出したので、タオルをあてがったりバケツの底に新聞紙を揉んで入れておいたが激しさは時間を追うごとにつのり、裏の川の水位は次第に上がって、道路をひたひたとあがってきかけた。

七時半時点まではまだ余裕があったが、雨の勢いと風の吹き方で、自動車を傍の高校の駐車場に避難させておいたほうがよいと判断して移動した。

駐車場に車を入れ、外に出て10mと歩かないところで突風に襲われ、先日コンビニで買った傘が一撃で御猪口になりビニール部分が破れてしまった。

いくらなんでも、、、、、こんなに簡単に破れるとは、今まで会った台風の威力としては最大級だと思っていたら、すぐ傍の道路の窪みで車二台が冠水で動けなくなっていた。それから三十分、今度は家の床下に水が入り、八時三十分床上にまで上がってきた。

テレビは台風が愛知県に上陸し、静岡県内に入った模様と報じていたので後三十分、後十五分で通り過ぎるまでの我慢、と念じていると、床上三センチのところで止まり、空が明るくなって水が引き出した。

それからがまた一仕事、水の引いたところから水道水をかけ、雑巾で拭っていく、しかし、床の一番下のコンパネ水を吸ってふやけだした、、床板の張替えか?

またしばらくは、後始末の手がかかることだろう。

013台風が去って七時間 、午後五時になっても裏の川は水が引かない。

バイパスを挟んだ裏の町内はまだ冠水した道路があって通行止めになっており,傍の田んぼではコンバインや稲架にかけた稲も水没していた。

静岡に来て今年で三十六年。

初めての床上浸水を経験したのだが、地球温暖化で、気候変動が激しくなると指摘されているところから、これからはこんなことがたびたび起きるのではないだろうか。

今年、日本はいうに及ばず世界各地で起きている異常気象に比べれば屁でもないと思って、ぼちぼちと跡片付けをしていくことにしよう。

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2014年10月 5日 (日)

台風が近づいている

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明日葉の花が咲いていた。

013それはそれは細かい花で、花の直径は一ミリほどの小さなものを無数に集めて直径五~十センチほどの円盤状の花束にしている。

一つ一つの花は、五枚の花弁と、五本の雌しべを立ててはいるが、あまり細かい上、色も写真の通り薄緑の地味な色合いをしていて目立たない。

明日葉、一時期栄養と薬効があるとかで騒がれた草であるが、名前の由来は葉っぱを切り取っても、翌日には回復すると言うところから来ていたようだ。

庭の片隅、マツリカの根元に生えている明日葉は、十年ほど前、伊豆の大瀬崎に自生していた明日葉から種をとってきて植えたものだが、その成長力は激しく、毎年、芽を出したときに抜き取っておかないと庭中占拠されそうな勢いで発芽する。

この花も、二~三日後には切り取って捨てるつもりで写真にしてみたが、、、、

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明け方から降り出した雨は、強弱を交えながら一日中降り続けている。

台風18号の接近に伴って、前線が刺激されていると言うが、衛星からの画像では一続きになっており、まるで台風の髭と言った感じである。

進路予想では、紀伊半島から愛知県、静岡県の結ぶ線が引かれているので、ますます雨の降りようが激しくなりそうな気配である。

今回の台風は明日の朝にかけて一番強く荒れると思われるが、夜中の台風は影響のあるなしに関わらず嫌なもので、最近の台風は、豪雨を伴うだけに、その影響が心配される。

おりしも、同報無線で広報を流しているが、普段でも分かりにくいのに、雨の音が激しく、さらに聞きづらくしている。

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2014年10月 4日 (土)

生をつなごうとしてか

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庭のイチイの木に初めて実がついた。

真っ赤な色の小さな実はプユプユとして、指でつまめば簡単につぶれてしまう。味はねっとりとした独特の味で、果物好きの自分でもあまり好きになれない味である。

そして、何よりもの難点は、中の黒い種にはアルカロイド系の毒があるので飲み込まないように注意しなければならないことであろう。

この木は、自分の父親が五十数年前、脇目から取った先端を挿し木して増やしたもので、静岡に引っ越してきたとき一本だけもって来たものである。

樹齢五十数年の木と言えば杉の木など抱えきれないほどの太さになるのだが、この木は成長が遅く、まだ、根元で直径六㎝ほどしかない。

それでも、生命力は至極強く、切っても切ってもそのたびに無数のわき目を出して空に向かっていた。

飛騨では、高山の南に位山という山があって原生林があるが、そのほかでは成長の遅さからか植林に向かず、ほとんどが庭木としてしかない状態である。

この木の名前の由来は、そのむかし宮中で杓として献上した結果イチイの位を授けられたと言う話しがある(多分嘘だろうけれど、、、)ほか、”あららぎ”と言う別名もある。

杓は、どのようにして用いられたか知らないが、聖徳太子が大事そうに持っている絵がお札に印刷されている。

この木の中心部は赤銅色をしたあざやかな色合いから、昭和のころから一位一刀彫細工として、高山の名産物になっているが、原木がないことから、北海道あたりから取り寄せの木であるとも聞いている。

そして、我が家のイチイの木であるが、どうしたわけか、最近になって葉を落とし目の囲いにするほど茂っていたのが透けて見えるようになってしまった。

もともと、この木は寒いところに適している木であるが、静岡でも三十数年茂っていたのだから、、、、今年の夏がいつもより厳しかったとは思えない。また。カイガラムシなどの寄生虫も見当たらないので原因が分からずにいる。

この調子ではかなり弱っているようにも見える。

そんな木に実がついたというのは、自分が枯れても種で次代に生をつなごうといるかのように見えて仕様がないのだが、、、、。

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2014年10月 2日 (木)

おまちに行ってきた

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静岡の人は、市街地の中心部に行くことを「おまちに行く」という。

最初、この言葉を聞いたときは「なんのこっちゃ」と思ってしまった。

今日は、その「おまち」に行ってきた。本当に久しぶりだった。

歩いて20分、自転車なら10分チョットと言ったところに住んでいながら、最近は散歩ついでにさえ出かけたことがなく、いつ行ったきりなのか思い出せないでいる。

そんなことだから、空の方もびっくりしたらしく急に雨を降らせ、買わなくてよかった傘をコンビニで買わなくてはならない羽目になってしまった。

用事?、それが何てこともない連れ合いが持っている”印伝”の財布の手入れ方法と傷んでいたら無料で修理してくれると言うので、濡れ落ち葉的に付いていっただけのことだった。

すこし早めに出かけ街中で何かを食べようと言うことで向かったのだが、いつものすし屋に入って腹いっぱい食べ、その後のぶらぶら歩きは案外疲れるのと、いつも昼寝をする習慣から眠くなって、途中から分かれて先に帰ることにした。

小雨降る中、駿府公園を横切って進むと、道脇には真っ白な茶の花が今を盛りと咲いている。

直径は2cmほど、黄色い雌しべを沢山生い茂らせて虫たちを誘っているが、あいにくの雨もあってか、今日は何も見えない。

と、思っていたら、後のほうから羽音が聞こえ、茶の花の蜜を吸いにスズメバチが2~3匹、花の間を物色しはじめた。

スズメバチは肉食と聞いていたが、ほかの虫が出歩かないときにはこんなこともするんだ。

まだ秋も中旬、巣が遠いのかあまり攻撃的な姿勢が見られず、かといって誰にも負けないと言う自信からか、ゆうゆうと飛び交っていた。

おまちのスズメバチは、、、、、見直した。

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2014年10月 1日 (水)

七竈の赤い実

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葉っぱに先駆けて七竈(ナナカマド)の実が赤く色づいてきた。

七竈のいわれは、なかなか燃えにくく竈に七回入れても焼け残っているからと言うが、実際には乾燥さえしていれば燃えやすい木の仲間に入る。

となれば、どうしてそんな名前が付けられたのか。

冬を間近に控えて紅葉が燃えるように赤いからであろうか。

いずれにしろ、赤く燃えた紅葉はすぐに散り赤い実だけが鳥に食べてもらうため、遅くまで木にしがみついている。

雪をかぶった赤い実はそれはそれは奇麗なものである。ただ、遅くまで食べられないと言うことは鳥にとってもあまり美味くない果物だろうか。

子供ころから何回か食べたことがあるのだが、いつ食べても酸っぱい味は変わらなかった。

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今日は十月一日。今年もはや二ヶ月を残すのみになってしまった。そして、お堅いお役所は今日が衣替えの日。

朝の曇り空を目当てにして、蓮根掘りに蓮田に入ってみたが、秋とはいえ気温のほうがかなり高かったようで、下着を通して作業衣まで汗が染み出てずぶ濡れ状態になってしまった。

さすがにこれだけ汗をかくと、気力も衰え早々にして帰ってきてしまい、小原庄助さん並みに午前中から風呂に入って、ビールを飲み、また汗をかいて、七竈のような顔をして昼寝に入ってしまった。

それでなくても身上がないのに、、、、

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