くすぐったい
普通蕎麦の花といえば真っ白なものと相場が決まっていたが、ここに来て変な色の蕎麦が出てきた。
四~五年前、長野の畑で見たときには、遠目だったのでよく分からなかったが、その蕎麦の味は一種独特な味わいを感じていた。
なんでも、殻を取り除いた粉はすこし赤みを帯びているとも言っていたが、自分らが食べたときにはその赤みを感じることが出来なかった。
この蕎麦の原種はネパール高原だそうだが、品種改良をして長野県を中心に広がっているそうで、静岡にその種が持ち込まれたのはいつのころか知らないが、安倍川沿いの真富士の里の横の広場に植えられていた。
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今日は朝から空一面に雲がかかり、時折雨が降るという何となく憂っとうしい空模様が続いていた。
しかし、この憂っとうしい空模様は頭の毛にも移ったようで、我慢できず床屋に行ってきた。
そこで、例によって床屋談義から、、、、
一人親方の大工の嘆きの声。
この仕事を覚え、独り立ちしたころは家を建てたり、古くなれば修繕の仕事がある、人間がいる限り「一生食いぱぐれることがないと思っていた」
しかし、消費税が上がってからガタンと仕事がなくなって、仲間同士で仕事の取り合いが始まり、単価が下がってきている。
それに、追い討ちをかけるようにして材料や燃料代が上がり、この先どうなっていくのか心配になるという。
最近、大手の建築業者は工場でパネルを作り、現場ではそれを組み立てるだけ、、、、そのため、鉋をかけたり鋸を使い金槌で釘も打てない、およそ大工といえない人が家を立てている現状ではね~、、、、、
といえば、床屋だって同じさ、以前なら正月前の一週間なんて、飯を食う暇さえなかったよ。
それがどうだ、最近では「美容院と客の取り合い」っていえば聞こえがよいが、子供の数が減って、年よりは来る回数が減る、、、大工ばかりじゃね~
聞いてるこちとらの耳はくすぐったい
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コメント
おばさま
我が家の鍋料理はほとんど年がら年中です。
暑いときの羹(あつもの)も乙ですよ、汗をふきながらね。
どこの床屋もではないでしょうが、最近の床屋といえばおじいさんばかり、若い衆は美容院だって。
当然話しは、年寄りの繰り言。でも見栄を張ってお上品なことを言う人がいないので、、、、、
投稿: オラケタル | 2014年10月16日 (木) 21時05分
ルビー色の蕎麦の花

珍しいですね
真富士の里・・・最近は行っていないなあ
昨日の温かさはどこに行ったのか今日は
冷え込みひどく暖かい飲み物や食べ物が
欲しい1日でした
夕食は鍋にしましたが少し早すぎたかな
床や談話 楽しい仲間が楽しい会話
ほのぼのと言いたいですが、真に迫った会話ですね
投稿: おばさん | 2014年10月16日 (木) 00時24分