富士を一周 1
久しぶりに晴れ上がった青空にさそわれて、富士山を一周してきた。
新東名で御殿場に向かった。当初は箱根か富士五湖か決めかねていたのだが、家を出たとき奇麗に見えていた富士山が途中から雲に隠れてしまい、箱根はもちろん、山中湖との間にある籠坂峠も濃い霧に巻かれていた。
ひょっとしたら山梨県側が晴れているんじゃないかと、箱根を捨てて山梨県側に向かう。
しかし、着いてみたらこちらも上空一面雲だらけ、それでも山中湖湖畔の紅葉は赤く色づいていた。ただ、こちらも前に来たときより一段ど寂れ、閉鎖した土産屋などの建物が立ち並んでいるのがさらに寂しさをかきたれる。
そして、湖畔のスワン型ボートはみな桟橋につながれ一隻も出ているようには見えない。
そんな光景に目を背けるようにして、前にも来たことがある”はなの都公園”にも立ち寄ってみたが、コスモスは末期的状態の上、公園内の紅葉はもうすこしと言う感じに見えたのでここも敬遠して”忍野八海”にむかう。
民間の駐車場に入れれば、駐車場の掃除をしていた人が、「すこし遠いが、是非お釜池を見て」という。いままで、忍野八海は何度も来ているがこの池は一度も立ち寄ったことが無いので、足を伸ばしてみた。
ほかの池から湧き出した水を集めて流れる川辺の細い道10分弱歩けば、一番西側にあるお釜池に到着。
しかし、来てみて予想外だったのでがっかり、あまりにも小さいのだ。立て看板の説明では湧水量がとても多いと書いてあったが、直径3m足らずの池からは幅50センチに満たない水路を10センチほどにしか浸さない水が流れ出るだけで、ほかの湧水池に比べると圧倒的に規模が小さかった。
その後、中心部にある湧池の所まで戻ると、中国人観光客がバスで到着したらしく多数の人と分からない言葉でごった返していたので、早々に駐車場に戻り、来るたびによっている、峠の蕎麦屋”天祥庵”で鴨田舎蕎麦を注文した。
このときメニューに、卵の漬物と言うのがあって、卵と漬物???どうしてもイメージが湧かないのでひとつ注文してみた。
出されたのがこれ。黄身が三個、醤油漬けにしたものが出てきた。味はかなり塩っ辛い。黄身は箸で摘まむことができる。
どんなにして、造るのか聞いてみたがはぐらかされてしまった。
とにかく、卵の漬け物は珍味である。
注文した鴨田舎蕎麦は、味付けをわれわれ好みであり、いつものように美味しく食べ満足して外に出れば、青い空に真っ赤な紅葉が映えて気分は爽快。
美味いものを食べた後は、何を見ても、、、、、、、、
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