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2014年10月12日 (日)

不如帰の胸毛に似せて

019


017庭に咲き出したヤマホトトギスの花。

花全体に紫の反転を散らばかした様子が不如帰の胸毛の様子に似ているところから、おなじ名前を付けたそうだ。

この花は、いまでは牧之原市になってしまったが、旧相良町の女神山の近くで仕事をしたときに山に咲いていたものを持ってきたものだが、生命力の強さは、明日葉以上で先端を折って持ってきたものでも簡単に根付いてしまった。

六弁の花の花の中央に雄しべと雌しべが固まった柱が立っているさまはほかの花ではまず見られない形であり、その先端には蜜を水滴のようにして付けているのだが、天候が悪いのか今年は虫が寄ってきているのを見たことがない。

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今年のノーベル賞は、パキスタンのマララ ユスフザイさんの平和賞受賞ですべてが決まった。

彼女は17歳という若い年齢ながら、身をもってイスラム原理主義者の銃弾を受けたことをもとに、国連で教育の充実などを世界発信し、活動をしていることなどを考えるとさも有りなんと思う。

今年は物理学賞で、日本人三人の受賞が決まり、自分のことではないが誇らしい気分にさせてくれ、日本の科学技術のすばらしさを証明させてくれた。

ただ、最近の子供を含めた若い人の理科離れが指摘されている中で、いつまでこの状態が保たれていくのかということを考えると、すこし不安な気持ちもどこかにある。

一方、物理や化学などのように成果が歴然として見えるものはよいが、文学賞や平和賞にいたっては、その理由にあいまいなものがあって、何だかすっきりしないことが多々ある。

日本では村上春樹氏の受賞が今年当たり出るのではないかと、マスコミが騒ぎ立てていたが、これは今回も失敗した。

自分は彼の作品を読んだことがないので、どんな作家か知らないが、毎年のように持ち上げられてはストンと落とされる彼の立場に同情している。

そして、一番の難題は平和賞と経済学賞であろう。これまでにもどうしてそんな人がと思われる人が何人か受賞している。

日本人では佐藤栄作を思い出し、先年のアメリカ大統領オバマが受賞している。この二人のほかにも疑問がもたれる人がいるが何人かいるがどうしてだろうかと思っていたら、どうも政府機関がノーベル賞委員会のメンバーに働きかけて決めさせているようなことが、新聞に載っていた。

こんなことで受賞が決まるようでは、ノーベル平和賞の質も落ちたと見ていたが、、、、、、、

余談ながら今回の候補の中に日本国の憲法9条にからみ、日本人が候補に挙がっていると報道されたときの政府の慌てぶりが面白かった。

本来なら「日ごろの努力が認められた。喜ばしいかぎり」というべきところ、早速、官房長官が打ち消しの談話をしていたもんな。

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