三段構えで
と、いうか、自分があまり関心がなかった。とにかく静岡にきた当時、同僚たちが昼飯時になると弁当もそこそこにして藪に入り出てこなかった。
あいにくと自分はまだ入ったことがないが、歌川広重の東海道五十三次の浮世絵にある、丸子のとろろ汁屋はいまだに健在である。と言うことは、旅人だよりばかりでなく地元の応援がかなりあったに違いない。
そんな自分たちでも、茎の途中に出来る”むかご”は子供のころ、よくとって小さな鍋にいれ塩をすこし振りかけたあと、ころころと炒って食べたが、ホクホクとしておやつにはちょうど良い食べ物だったこと憶えている。
ヤマノイモは、地中に太い根を持っていて、ここに栄養分を蓄え毎年次の新しい根に栄養分を移しながら太っていくのであるが、丸い団子のようなむかごもかれて地面に落ちれば芽を出してヤマノイモになる。
しかし、むかごでは落ちたところからあまり遠くに行くことが出来ないので、繁殖範囲を広げるには花を咲かせ、実をつけて風に乗せて散らばかすという三段構えの繁殖方法を取っている珍しい植物である。
また、スーパーなどの行くとヤマノイモも栽培するようになったため店頭に出ているが、長芋と区別のつかない置きかたをしている店もある。
食べ方もほぼ一緒なので、おなじ種類の混同している主婦もいるが、染色体から違っているそうだ。
しかし、どちらでも美味ければ問題ないか、と、あまり関心のない輩は思っている。
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