年年歳歳 議員相似たり
今日も心地よく晴れわたった空の下、十月桜が可憐な花を咲かせていた。
毎年このころから咲き出して翌年の三月過ぎまで咲いている。
もちろんひとつの花が咲き続けているのではなく、入れ替わり立ち代りなのだが、ぱっと咲いてぱっと散る桜、と言うイメージからはい異端の桜と言えようか。
花の大きさは、1センチに満たないが桃色の色合いは好ましい。
年年歳歳 花相似たり 歳歳年年 人同じからず と言うが、毎年同じような花を咲かせるのもこれまた継続の力として褒め称えなければなるまい。
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安倍改造内閣も人選を急いだわけでもなかったはずだが、新閣僚にいろいろと疑問をもたれる人が取りざたされ、2,007年次から次へと閣僚が辞任したときの内閣のような様相に似てきたのではないだろうか。
そのなかで、今回の望月義男環境大臣が一番悪質ではないかと思わせるふしがある。
望月大臣は、自分が住んでいる隣の選挙区出身だが、政治資金収支報告書に700万円にもなる架空の報告をしていたことによる。
そして、それを説明する記者会見を深夜0時にやったと言うから驚き桃の木である。
翌日のテレビで見ると玉のような汗を額いっぱいにつけているところから、よほど返答に困った事態になっていることが想像できた。
そのなかで、架空の経費付け替えについて「先年亡くなった妻がしたことで、私には法的責任はない」「すでに書類は破棄しているので、調査はする気が無い」と居直っていた。
ずっと昔のことになるが、「秘書が 秘書が、、」と責任を人に押し付け、逃れようとした国会議員がいたのとおなじ手法を使おうとしている。
”年年歳歳 議員相似たり”何年たっても進歩しない議員をどう見ようか。
収支報告の付け替えをしようとしていた時点で、すでにこれは正直に書くと拙い、と感じていたはずだから、亡くなった人に責任を押し付けて死人に口なしでは、奥さんも浮かばれない話しである。
身の潔白を証明する書類に目を通さなかったとすれば、大臣はおろか議員としての資質にも関わることである。
兵庫県の野々村県会議員となんら変わることのないことをしておいて、「法的責任はない」は通じない。
さらに言えば、政治資金とは何ぞやであり、国民の税金をどういう感覚で使っているのだろうか。と思わせる事態である。
夕方のテレビを見ていたら、地元の市民は寛大な人ばかり。望月大臣にたいして批判的な意見を言う人がいなかったが、これって、下手なこと言うと周囲から袋叩きになるだろうか。 それとも、この議員にしてこの程度の市民と言うことなのだろうか。
清水の選挙区の人の意見を聞きたい。
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コメント
おばさま
国会で大事な法案の審議があるから中傷合戦は辞めにして、と一部の人が言い、首相もそれに乗っかっているようですが、法律を守れないような人が、大事な法案に関わることがおかしいのじゃないでしょうか。
それにしても、日本人って寛容なんですね。
何しろ次の選挙には、ころっと忘れてくれるんですから、、、、、
そして、当選した議員も古くなるほど初心を忘れてしまい、国民のことは眼中になくなるのですから。
投稿: オラケタル | 2014年11月 4日 (火) 21時41分
街頭での意見を私に求めてほしかったな
怒っていますよ
少なくともわが家や私の周りの人たちは
深夜に記者会見する必要もなく馬鹿じゃないの
都知事の猪瀬氏も奥さんに責任をなすりつけ、
無様な姿を知らずに死んでいった奥さんは哀れです
今日たまたま三島で細野議員が街頭演説をしていまして
車を止め付き合って聞きました
この話を私から他の議員にしましたよ
頑張りますの一言でしたが・・・・
投稿: おばさん | 2014年11月 3日 (月) 22時52分