綿の実
なにごとの不思議なけれど
北原白秋の句であるが、綿の実を見たときには、聞いてはいたものの、つくづく不思議なものを見たもんだ、と思ってしまった。
なにしろ、綿は暖かい地方でなければ育たない植物だけに、雪国飛騨では見たことがなかったから、、、、、、、、、、、
タンポポの綿毛は遠くに種を飛ばす構造をしているし、柿や林檎などは動物に食べてもらって、種を肥料つきで遠方に運んでもらおう。と言う魂胆がわかる。
しかし、白い綿の中に実を隠してどうしようとしているのか、意図がはっきりしない。
ともあれ、古くからこの目立つ綿は人間に利用され、綿花を摘むために人間が人間を酷使した暗い歴史がある。
白い綿に何の罪は無いけれど、、、、
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例年のように今年も兄弟が長野に集まり、りんご狩りを楽しむことになった。
七十八歳を頭に六十五歳までになった五人兄弟だが、今年は都合もあって三人とその連れ合いということになる。
ただ、その都合というのは体の不調ではないので、この歳まで元気に過ごせてきたのはよい身体に生んでくれた両親の、、、、ひいては、先祖のおかげである、と今更ながら感謝し、明日は毎朝のことながら仏壇に報告して出かけようと思っている。
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