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2014年11月11日 (火)

もってのほか

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春に東北地方を旅したとき、バスガイドが「もってのほか、と言う食べ物があるのを知っていました~」とマイクを寄せた。

浅学菲才のうえ、頓知が利かない身にとって目を白黒させるだけであったが、中にはバス旅行で旅なれた人がいて、「食用菊の料理でしょう」とたちまち正解を言ってしまった。

なんでも、菊の御紋は皇室の紋所であり、葵の御紋でさえ誰も立ち向かえないのに、菊の御紋を食べるなんて、それこそもっての他というしかない。と言う意味だそうだ。

その菊も、品評会に出すような大輪の菊はそろそろ終わりを告げ、小さな野路菊が枯れた花が多い花畑の主役になってきた。

なかでも、白菊の花は歌にまでうたわれた。その清楚さから

”露にたわむや菊の花     霜におごるや菊の花  

  、、、、、、、、         人の操もかくてこそ”

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六月末に行なわれた安倍川花火大会の際、売られていたキュウリを食べて500人あまりが食中毒になったことで、静岡市は一人当たり一万円の見舞金を、そして、大会本部は五千円を送ることにしたそうだ。

しかし、静岡市も大会本部も法的責任はないとして、謝罪はしないことに決めた。と記者会見で説明した。

それに対して食中毒をした被害者団体の弁護士はしにも責任があるとして追及していく方針だと言う。

傍から見ると、この先どうなっていくか分からないが責任がないのなら、見舞金を払う必要がないのではないかと思っている。

そもそも、花火大会を企画し付近の道路を通行止めにし、香具師などの露天の出店を許可したのはどこなのか、多分市役所、警察などさまざまな機関の承諾を得たはずであろう。

承諾する以上、責任も発生したと見るべきではなかろうか。

また、同じような事件が起きて、被害者が2~3人だったらそんなことおくびにも言わなかったはずであろう。

大切な税金をただ人数が多いから、少ないからと差をつける理由がどこにあるのか、、、、、、、

さらに規模が大きいけれど、小笠原近海に中国の漁船が大量に押しかけてきて珊瑚の密猟をやっているらしいと、テレビや新聞で報じているが、海上保安庁はスピーカを使って出て行くように叫んでいるだけらしい。

もし、伊豆の近海であわびを採ったり、伊勢えびを取ったりしていたら、すぐに巡視艇が来て逮捕されると言うのに、中国の船が来て密漁をした場合、密漁の証拠はなくても領海侵犯で即座に逮捕してしかるべきではなかろうか。

だいぶ以前になるが「赤信号 みんなで渡れば怖くない」というギャグが流行ったことがあったが、それとよく似てないかい。

なにをするにも、少人数なら鼻にもひっかけないという風潮?政治?は”もってのほか”なんだけれど。

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