濡れ落ち葉は
県立総合病院のユリノキの葉もこの雨に耐え切れず、はらはらと茶色くなった葉を散らし始めた。
落花した葉は、地面に落ちた当初は、丸まったり曲がったりしているがしばらくすると経垂れ込んでぬれ落ち葉になり、分解されて土に返る。
”濡れ落ち葉” ひとっころ、退職して趣味もなくすることがない男が「わしも行く」と、奥さんの尻について回るのが、べたっと張り付くような感じを持たれ、それまで自由奔放に遊びまわっていた奥さんから嫌がられ、命名されたと聞く。
最近ではこの言葉を聞くことがなくなったが、最近の御亭主には付いて歩かなくてもよいだけの何かができたのだろうか。
それとも、家に閉じこもって土に返るのをひたすら待っているのだろうか。
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今日の雨を利用して、自動車運転免許書の更新をしてきた。夏のうちに自動車学校で講習を受けてきていたので、視力の検査だけで免許所が新しくなった。
その時間、わずか25分で済んだ。
ここ20年ほど、無事故無違反だったので、70歳までずっとゴールドの帯が付いていたのだが、70歳になったとき再度5年の免許者だったのに、ゴールドの帯が消えていた。
70過ぎればそんなものなのかなと思っていたが、今回は再度ゴールドの帯が付いてきた、しかし、期間は3年に縮められた。
これってなんだろう。この5年間、任意の自賠責の基準は、ゴールド割引の対象外にされていたので、その分余計に支払わされてきていたのだ。
歳を考えれば、次は78歳のときに更改になるのだが、そのときはまた何かが変わっているのかな、、、、、、
とにかく、娘たちは「免許の更新は、もういい加減にしたら」というのだが、「じゃ、どこかへ行きたいときには、連れて行ってくれるのかい?」と濡れ落ち葉的なことをいうと、話をそらしてしまう。
兄弟やご同輩は、免許を返納すると何もすることがなくなったり、緊張というものがなくなると”ボケ”てしまうという。
年寄りの免許書返納は難しいと言うが、「当然だろう」って言う気がする年頃になってしまった。
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