佐久も静岡も震度3の不思議
紅葉も次第に平地に降りてきて、あちこちの名所から紅葉便りが届くようになった。
そんな折も折、道路の分離帯を兼ねた生垣のドウダンツツジが葉を真っ赤に染めて、”我ここにあり”と言わんばかりの様相を示していた。
排気ガスにもめげず、ここまで葉を茂らせてきたものの、ようやく役目を終え、最後のひと踏ん張りに人目を引く所作を、、いや、見栄を切っているかのように、、
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昨日このブログを書き終えたあと、すぐに小さく家が揺れだした。
「気のせいかな」と思っているうちに揺れはだんだんと激しくなり、電灯のスイッチがゆっさゆっさと揺れだした。
「これはかなり大きな地震が近くで起きたのかな?」と思い、テレビのスイッチを入れると、長野県北部が震源地だと言う。
「長野県北部?」ひょっとして、前に新潟県の山古志村で地震があったがその関連かな、と勝手に想像していたが、なかなか震源地を言わない。
旧山古志村の近くなら佐久地方は近いので、義弟、義妹の家は?などと思い電話するがどちらも出ない。
そのうち、長野市が震度6であり、佐久地方は震度3だという、テレビはそこから200kmはなれた静岡も震度3なので、震源に近いはずの佐久地方と同じ震度3というのは納得できなかった。でも、あちらは地盤の良いところだから「ま いっか」とばかり寝てしまった。
全容が分かり始めたのは、朝も八時過ぎになってからだった。
震源は白馬村だという。あそこは静岡~糸魚川線という日本を二つに分ける巨大な断層の一部であり、東北の大地震のあと余震だったのではないかと考えられる場所でもある。
しかし、テレビで聞く限りにおいて亡くなった人と火災が発生していなかったようでひとまず「よかったよかった」とおもった。
ただ、これから厳しい寒さを前にして、被災された人たちのことを考えると、気の毒この上もない。道路などの復旧工事やこわれた建物の解体、そして、避難住宅はこれから国や自治体が手当てしてくれることになるだろうが、その他のことはどうなんだろう。
とにかく700億も使う選挙のことで浮き足立っている国会が、被災者住民へ気落ちしないような手立てを一刻も早く届くようできるかどうか、、、、、
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