雨が降る前にすこし蓮根を掘ってこようと朝八時になるのを待ってでかけた。
昨日までの晴れ日和と打って変わって空一面に雲が垂れ込め、陰鬱な感じではあったが放射冷却がないため、気温的には暖かい。
掘り出して一時間ほどしたとき、頬に何だか当たったような気がして、水溜りを見るとポツポツと波紋が広がり始めてきた。
天気予報が九時ころからと言っていたので、「なんとまあ、正確なことで、、、」とおもったが、そのころ、レンコンの密集した部分にあたっていたので、この辺りを掘りあげて帰ろうと、作業を続けてることにした。
幸い雨は、ポツポツの状態が続き予定数量を彫り上げて帰ってきたが、午後になって一時激しくなってきた。
今日の雨は風もなく、葦の穂にしずくが連なっていた。
しらつゆに 風の吹きしく 秋の野は
貫きとめぬ 玉ぞ散りける 文屋朝康
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昨日のテレビでもやっていたが、所沢で葬儀場が男女の遺体を取り違えて引き渡し、一方が火葬を済ませたあと、もう一方の遺族が取り違えに気がついたいう。
ことが葬儀だけに、笑うに笑えない不始末に、両遺族は困惑しているに違いない。
葬儀は、土地により風習が違うものだが、先に火葬した遺族はなぜ気がつかなかったのだろうか。
自分が知る範囲では、火葬にする前に最後のお別れと称して、顔を見るのが普通と思っていたのだが、それがなかったのだろうか。
もちろん、遺体を間違えて引き渡した葬儀社が一番悪いのだが、遺体は年寄りとはいえ男性と女性と言う明らかな違いがあった。
しかし、このあと先に火葬にされた男性の遺族は遺骨の受け取りを拒否していると新聞に書いてあったが、この辺もよく分からない。
どんな腹立たしい事情があったとしても、遺骨は身内のものではないのだろうか。
また、もう一度火葬に立ち会わなければならない、女性の遺族は、、、、これまた複雑な心境であろう。
とにかくひとつのうっかりミスがなんとも取り返しの付かない事態になってしまった。
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