年末の帳尻りあわせ
家の北側、日当たりの少ない場所に植えて置いた木立アロエが今年も花を咲かせている。
暖かい場所と日当たりを好むアロエにとって快適な場所ではないにもかかわらず、毎年のように赤い筒状の花を咲かせるのは、健気な感じさえする。
万病に効く、いわれ、いっときあちこちで植えられていたが、ブームも去ったいまほったらかしにされたのが、この場所に根付いたようで、いつこの場所に来たのかは憶えていない。
とにかく原産地では、この花に関わる虫もいるに違いないが、啓蟄もとっくに過ぎた現在、花粉を媒介する蝶なども見えず、今日も当てのない虫の訪問を待っている。
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a昨日は同級生の、そして今日は遠いところに住む従弟の家から年賀の挨拶が出来ない旨の葉書が届いた。今年はこれで十通も来たことになり、宛名だけ書いた年賀状を書き損じの箱に入れている。
年末になってつじつまを合わせるかのように、有名人はもとより、身の回りでもあの世に旅立つ人が多い。
急に寒くなった気候も影響するのだろうが、室温が変わらない病院のベットでも多い、と聞いたことがあるような気がするのは、地獄の閻魔様が今年の定員を満たすためではないのかと勘ぐっている。
今年もあと二十日、昨日になって洗濯機が故障してしまった。
これは、閻魔さまと関係ないはずだが、生活必需品だけに何がなんでも買い換えなければならず、電気屋に行って手ごろなものを注文してきた。
ボーナスにも実はなされている我が家にとって、正月前の要らざる出費は、これも今年の帳尻りあわせなのだろうか。
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