チャカポコチャカポコ
何でも古代中国では、元旦を鶏の日 二日を狗の日 三日を猪の日 四日を羊の日 五日を牛の日 六日を馬の日 そして、七日が人の日であるとし、それぞれの日にはこれらの動物を殺してはいけない日と決められていたそうだ。
中国での猪は豚であろうし、人間も動物並みに扱われているところが面白いけれど、もしかして、人間も食べられていた?となると、、、、
ただ、その風習が日本に伝わった結果、仏教が伝わって以来動物の肉を食べない日本では、七日の人の日を七草を食べる日になったようだ。
そして、この日には七草を細かくきざむために、まな板を包丁で叩きながら唱えるおまじないがあった。
チャカポコチャカポコ 七つ七草唐土の鳥が
日本のお国に 渡らぬ先に チャカポコチャカポコ
と、軽快に両手の包丁を持って動かすものだった、唱える文句は地方によって違うし、七草も雪に埋もれたところなどでは、難しい草もあったので違ってはいるが、、、、。
ただ、この歌がうたわれた当時は、鶏を沢山飼っている農家もなく、ほとんどが庭の周りで放し飼い状態なのではなかっただろうか。
鳥インフルエンザが問題になり始めたのはいつのころからか覚えはないが、ごく最近になってからのことである。
今冬も渡り鳥があちこちで鳥インフルエンザで死んでいるのがみつかり、いくつかの鶏生産地で感染しているニュースを見たが、この歌が出来たころから”唐土の鳥”がインフルエンザを持ってくる前に、七草で胃腸を整え免疫をつくれ、と言う意味だったのかと思わせるものがある。
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今朝方のワイドショーの主題のひとつに、マクドナルドの製品に異物が入っていたことが問題になっていた。
昨年、中国で造られていたマクドナルドの鶏肉が見るに耐えないような杜撰なものだったので、そのことが発覚して以来、製品をタイで作るようになったのだが、製造工程の中でまた異物が混入してしまった。
そして、この問題が表ざたになると、「じつは昨年八月にも、人の歯が混入していたことあった」と、またしても隠していたことが発覚した。
マクドナルドは製造工程をインターネットで公開しているというが、中国での失敗は工場にまかせっきりで、監督体制が出来ていなかったことにあり、今回のビデオでもそのときだけの映像だと言われても仕方ないことである。
そして、何よりも不審だったのは、食品製造に詳しいと言うコメンテーターが、「マクドナルトさんのような優秀な設備の整った企業が、、、」と言っていたが、企業に”さん”付けで呼んだり、”優秀な設備”などとことさらに褒め上げていたことである。
その裏には、テレビや新聞などで多大なコマーシャルを打つ企業に、気を使ったコメントしか出来ない。と言うのが垣間見えた。
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