秋野不矩美術館
前から言ってみたいとは思ってはいたものの、なかなか行くことが出来なかった、旧天竜市の秋野不矩美術館と二俣城址に行って来た。
秋野不矩は天竜市の生まれで、インドの風景などを柔らかなタッチで書いた画家であり、生誕地に美術館が出来ていることは知っていた。
今回、迷いながら市街地よりすこし高くなっている美術館を見て、その端正な建物から期待感が膨らんで入った。
最初に案内されたのが、自分が聞いたことの無い”岡村桂三郎”と言う人の作品であり、大きな板に木を焼いてすりつぶしたものを絵の具代わりに描いた作品群であった。
今まで見たことの無い絵の連続、一見襖絵か屏風絵の中に、よく見ないと分からない顔やおおかみが描いてあった。
前後して入った人は早々に出て行った。
わけのわからない絵ではないが、自分らの理解の外にある絵だと感じてしまった。
ついで、二階にあがり、秋野不矩の展示室に入ったが、思ったより小さかったのには驚いた。
作品も大小あわせて20点。という、こじんまりとしたもの、、、、以前に新聞か何かで見たことのある絵は一枚も無かった。
ただ、その中で印象に残ったのは、三菩薩像、鹿の群像を上から描写した”沼”そして、11枚の古面シリーズ、など、、、と来ると、ほとんどと言うことになってしまうか。
しかし、一般入場料800円は、県立美術館などと比べて、すこし高すぎやしないか思ってしまった。来館者が少ない上、見ただけで5人以上のスタッフがいるので館側では、必要なんだろうけど、、、、、、、、
それでも、印象としては良いものを見せてもらったとおもっている。
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