« 立錐の余地も無い | トップページ | 風に吹かれて »

2015年3月10日 (火)

人はどれだけ

Img_0176


真っ赤なボケの花が咲いていた。

年寄りのボケと言葉が似ているが、もともとに名前は秋になると黄色いカリンのような実をつけるところから、”木瓜”と書いたそうだが、この読みがモックァオと読んだのがボッケとなりボケになったそうだ。

将棋の雪隠詰めがセンチ詰めと認められたように、いつの世でも言葉はカロ木に流れていくものである。

.

.

高校の英語の教科書にトルストイの「人はどれだけ土地が必要か」と言うのがあった。

前後を端折るが、一人の貧しい農民が朝から日没の間までに土地に書いた線の内側を与えられると言う村に行った。

少しでも多くの土地が欲しかった男は「ようやく自分にも運が向いてきた」と喜んだ。

翌日、日の出と共に棒を持って歩き出し、欲をかいてもっともっと遠くまでと歩いたが、気がつくと日はかなり傾き日没が近くなっていたので、一生懸命もとの地点に向かって走り出した。

日没すこし前になって、ようやく帰り着き、村長から「この土地は貴方のものです」と言う言葉を聞いた途端、あまりの過労のため、その場で倒れ亡くなってしまった。

結局は、その男を埋葬するため2m×1mの土地がその男ために必要な土地でだった。、、、、、とさ。

.

先日世界の長者番付が報道されていた。最高がアメリカのビルゲイツ氏で、およそ一兆円程の資産があり、それ以下10億ドル(1200億円)以上の資産を持つ人が世界には1826人もいた。

そして、貧富の格差が問題視されている中で、来年はもっと拡大するに違いないだろう。

さて、これらの資産家がどのようにしてこんなに大金持ちになったのか、それぞれの理由があったに違いないが、人間いつまでも生きていられるわけにはいかない。

一生かかっても使い切れないだけの資産を持った大金持ちは、亡くなったあとどうなるのだろうか。

これだけ多くなくても相続争いで、家族が醜い争いを起こしている例はよく聞く。

”子孫のために美田は残さず”とは誰が言ったか、、、、

まぁ、自分には関係の無いことだが、ユニセフの広告には「貴方のちいさな寄付で幼い子の命がたすかる」と言うのを見ると、これらの人々の耳には届いていないのだなと感じてしまう。

|

« 立錐の余地も無い | トップページ | 風に吹かれて »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90605/61261658

この記事へのトラックバック一覧です: 人はどれだけ:

« 立錐の余地も無い | トップページ | 風に吹かれて »