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2015年5月18日 (月)

年年歳歳人同じからず

019


年々歳々花相似たり 歳歳年年人同じからず  とか。

今年も、近所の県立総合病院のユリノキが花をつけている。

しかし、病院の三階を越える高さに育った高木の梢に咲く、淡い黄色がかった花は人目を引くことも無くこの花に気付く人は、ほとんどいないようで誰も足を止めて見上げることが無い。

木にとって見れば、人に見しょうとて咲いているわけでないのだから、人が無関心でいても苦にならないことであろう。

”歳歳年年人同じからず”  以前は、花は進歩すると言うことはないが人は毎年進歩していくものと解釈していたが、最近では、人はいつまでもいまのままでなく、体のあちこちに障害をつくり老いて行くという風に受け取ってしまうようになった。

病院の脇に咲くユリノキも、毎日のように立ち代り訪れる患者を見て、自分は何時間でも変わりないことを誇っているんだろうな。

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今日久し振りに富山に住む、高校の同級生が電話をかけてきた。

何でも、ふるさとの観音山(801m)に登ってみたところ、立ち木の隙間から和佐保谷の上に積み上げたハイサイ(廃滓)が見えたとのことで、この字をどう書くのかと言うことであった。

彼が鉱山から離れたのは自分よりずっと早く、栃洞坑内を一緒に入ったあと、最近では有名になったカミオカンデのある茂住坑に転勤し、その後10年くらいで退職したため鉱山のことにあまり詳しくない様子、、、、、、

広辞苑でハイサイと引いてみたが、溶鉱炉の最終廃物としか書いてない。という。

鉱山などは特殊な言葉が残っており、なかなか辞書に乗るような言葉が無い場合が多いが、滓という字は液体を漉したあとに残ったものと言う意味があり、選鉱で細かく砕いた石を鉱物とそれ以外の廃物のことをいう。

また、溶鉱炉の最終廃棄物は”カラミ”といい、鍰というあまり見かけない字をあてているが、カラミは熔錬に際して有価金属以外の熔けて固まったものを言う。

などと20分近く話してみたが言葉ではなかなか分からなかったことと思う。

おなじ廃棄物でも、坑道を延長する際に出る岩屑は”ズリ”といい、撏とこれまたとても読めない字を当てている。自分なりの解釈では、岩を削ったと言う意味からケズリ滓となり、ズリとなったと思っている。

岩石もいろいろと名前を変えて捨て去られるものである。

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