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2015年6月30日 (火)

デイゴーの花は

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静岡は広野の公園に咲くアメリカンディゴ、この花もまた赤い。

太さは一抱えを越し、樹高も3mを超えた大きな木に真っ赤な花が良くついている。

花の形と葉っぱの付きようからマメ科の木と一目でわかるが、あまりにも巨大であり、いかにもアメリカ産といわんばかり、、、、、、

むかし、安保闘争のころ、うたごえ運動があり、”沖縄を返せ”といったと思うがその歌の中に”でいごの花は春ごとに赤い”という歌詞があり、どんな花かも知らないで歌っていた。

しかし、沖縄のデイゴは写真によるともっと地味な花のようである。

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今日、用宗港を含む広野に行ったのは、たまには生シラスでも食べたいね。と、思ったのがきっかけであった。

難破船を模した公園から波もない穏やかな海を眺めていたら、はるか東のほうから一隻の漁船が白波を蹴立てて用宗港に戻ってくるのが見えた。

多分シラスを獲った漁船だろうな。ってんで、港まで戻ってみると、待ち構えていたらしい港の関係者が船から岸壁にあげたばかりのコンテナーを取り囲んでセリを始めているもよう。

関係者以外立ち入り禁止。の立て札がありそばに近寄れなかったが、10箱程度のコンテナーはたちまち処分され、次の漁船を待っている様子が見て取れた。

いつものように、漁協の売店に入り、ほんのわずかな贅沢をして上げたばかりの生シラスののど越しを堪能してきた。

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2015年6月29日 (月)

脳年齢は66歳

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ノウゼンカズラの臙脂の花がいっせいに咲き出し、気温が30度を超す日が出てくると夏が来たような気分になってしまう。

梅雨前線は、まだ、日本の南側にあって、これから本格的な梅雨に見舞われるはずなんだが、、、、、

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今日、連れ合いのお供をして薬品系のスーパーに行ってきた。

いつのころからか、薬だけを置いている薬屋さんというのが姿を消して、食べ物や花火などの玩具、衣料品など畑違いのものを置いている店が増えた。

そういえば、こういう系統に限らず専門店というのが、減ってきてなんだか見境がつかなくなってきた。

そうそう、本題に戻ろう。

つまり、薬も化粧品も食料にも用事のない自分は店内をあちこち無為に歩き回っていると、「試してみませんか」という声にひかれて、脳年齢を測る機械の前に座らせられた。

実年齢を打ち込み、画面にしたがって試験問題にたどり着くと、1から30いくつの数字が画面のあちこちに複雑に出てきた。

これを、1順番に探し出して指先でタッチするのだが、一回タッチすると画面が変わり、その画面の2を探しだしてタッチする。

また画面が変わり、3にタッチするという動作を続けて五分ほど画面に向かってひたすら奮闘した結果、コピーされた紙が出てきて、「あなたの脳年齢は66歳です」とでてきた。

やはり実年齢より10歳ほど若く出てくるというのは、嘘でもうれしい。

おまけに、書いてある解説書が、これまた人を喜ばせる言葉が並んでいる。

曰く、「人並み以上に若さを保っている脳です。ささやかながらでも地道に脳を使うよう心がけていらっしゃるでしょう。」

曰く、「あなたは情報処理能力に優れています。仕事をこなす要領の良さはすばらしいものがあります。」

曰く、「脳は元気です。」等々、、、、、

とにかく人を喜ばせる文章がこの後まだまだ続く、、、

家では物忘れが激しいとか、自己中心過ぎるとか、寝そべってばかりいるとか、、、、お褒めの言葉はさらさらなない。

そのため、三年近く後になる”自動車免許の更新は大丈夫かいな”などと、自信喪失気味になるこのごろ、、、

要領もわからずタッチした結果の診断。  

要領がわかって、タッチするスピードが上がれば、もっとよい成績が出せそうなのだが、これってどこまで信用できるものなの?

精神年齢を調べる機械は?、、、、、

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2015年6月25日 (木)

実をつけないあだ花



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このクチナシの花は5~6年前、散歩道の途中に咲いていたのを10センチほど手折ってきたものである。

一種の花泥棒であるが、田んぼの畔に植えられていたものだったので、意外と罪悪感もなく採ってきた。

その後、田んぼは県に買収され、麻機遊水地に造成されたため今では、親になっていた木はあとかたもなくなっている。

そして、家に持って帰ってきたこの木は、今年背丈も80センチほどにひょろひよろと伸ばして、初めて二輪の花を開かせた。

クチナシにしては八重咲きの大輪の花で、直径は六センチ以上もあるが、品種改良で散々いじくられたようで種をつけないそうだ。

見掛けは立派なものであるが、”あだ花”といったところか、、、、、、、、

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子供のころの大衆娯楽といえば映画であった。

鉱山の各地に映画館がもうけられ、月に日本映画が四回、洋画が三回それぞれ二本立てで映写され、かなりの本数を見たことになる。

しかし、ときどき、子供には刺激が強すぎるとかで禁止令がでたこともあったが、今考えると他愛もないシーンが禁止条項にされていて、

いま、思い出されるのは、マリナブラデイという女優が水着姿で登場したものと石原裕次郎が出演した「太陽の季節」などがある。

そのくらい、刺激に弱かった人々はちゃんばら映画にも力が入り、主役の後ろに刀を持ったその他大勢がいると気をもんで

「ほら後ろにいるよ。気をつけて」「危ない危ない」などと役者には届かない応援を、大きな声を出すおばさんがいて、失笑を買っていた。

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先日、サッカーの国際試合をたくさんの人が大画面で見ている場面が放送されていた。

皆さんかなり興奮して、点が入ったり取られたりするたびに大騒ぎをしていたが、人間の根底には時代が変わってもかわらないところがあるようだ。

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2015年6月24日 (水)

目より口のほうが

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今年の六月は入梅してから雨が少ないような気がする。

そのかわり、九州南部では大雨が降り続き、関東では強風と瞬間的豪雨で被害が出るなど、局地的に集中する傾向があり、これから梅雨末期にかけてわれわれの住んでいる地方が危ういことになりかねない。

それはそれとして、今日も明けやらぬうちから蒸し暑くなりそうね空模様がひろがっていた。

そこで、きばらしに遠州方面にと秋葉山三尺坊が祭られている、袋井の可睡斎へ行って来ようということで出発した。

秋葉山といえば、去年元天竜市の山にある本宮を参ったことがあるが、そこから明治になって三尺坊を遷座し、お堂を本堂脇に建てたもので、今年はご開帳の都市ということで、本尊から五色の紐が堂外の塔頭まで伸びていた。

しかし、到着が朝早かったこともあってか、人影もまばら、堂に向かう石段の脇に立てられた烏天狗もなにやらさびしげな様子でたっていた。

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秋葉大権現を参拝した後、今が盛りの「ユリの園」へ行こうと思って出かけたのだが、、、、、、、、

入場料がひとり千円もすると聞いて、そんなにかかるなら食べるほうにまわそう。ということでまとまり、御前崎の海岸を目指して車を走らせた。

この歳になっても、目(見るもの)より口(胃袋)のほうが優先する年寄りであった。

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2015年6月23日 (火)

裾野の屏風岩

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「あの~ここを知っていますか」

「どうやって行けばよいでしょう」と、聞いて向かったのが、裾野市千福の屏風岩の滝。

久しぶりに使ってみたカーナビはどこか分からないようで役に立たなかった。

で、近くのお寺で雑草を抜いていた奉仕の人に聞いてみた。

すると、その場所からかなり遠い場所であり、聞かなければわからないような場所だった。

この場所に来る前に見てきた、裾野市の名所である五竜の滝は大体の見当がついていたのですぐにわかったが、屏風岩は川へ降りる場所に小さな立て札があるばかりで、見落としても仕様のない場所であった。

しかし、川原に下りて雑草の生い茂った細い道らしきものをたどれば、深い淵の対岸に目的の屏風岩が見える。

その景観は、なぜ、大々的に宣伝しないのかわからないくらい見事な柱状節理の断崖が広がっている。

柱状節理は、溶岩が冷え固まるときの収縮で岩にひびが入るもので、全国的には珍しいものではなく、同じくらいの間隔で六角形に割れるところから、材木岩などと呼ばれている。

ここの、柱状節理は、高さは10mに満たないものの、横幅が50m以上に伸びており、ステージの緞帳を感じさせ、柱状節理の見本といっても差し支えないほど見事なものと感じてきた。

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なんと言ったらよいのかわからないが、いまだかって東京ドームもディズニーランドも行ったことがない。

しかし、報道機関は「西ノ島新島は東京ドームの何倍になりました」「大きさはディズニーランドに匹敵する、、」などという。

見たことはもちろん行ったことのないものに比較されても何の感慨も沸かない。

たとえば、何へクタアール(ha)とか何メートル四方とか、具体的に言えないのだろうか。

そうすると、せまい街中に住んでいる人はかえってわからないか。

そういえば、むかし丸ビル何倍分のビール、、、という表現もあった。

こういう例えは、月や星の距離と同様、”ものすごく い~っぱい”という意味にしか通じていないのか。

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2015年6月21日 (日)

慎重に慎重に

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入梅してからの静岡はまだ雨降りの日が少ない。

しかし今日は、朝からしとしとと細かい雨が降り、庭木の上をカタツムリがしばらくためらったように逡巡したあと、細い枝先を綱渡りでもするかのように渡っていった。

梅雨時になるとアジサイの花とカタツムリが対こになった写真が多くなるが、我が家の庭には夫婦そろってアジサイの花があまり好きでないため、植えられていないので、、、、、、

とにかく梅雨の雰囲気が出ているかなぁ、、、と。

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瀬戸内寂聴さんが、安保関連法案の反対者を支援するために車椅子で回った後、テレビの取材に「今の世は先の大戦前の状況に似てきている」といっていたが、まさにそのとおりだと思う。

大戦とその前から支那事変といわれた日中戦争を含めた15年戦争の前の軍隊の兵員は27万人だったそうだ。

これが、昭和20年には716万人もの人が戦争に狩り出されてしまったそうである。

いま、自衛隊は定員18万人といわれているが、このうち、どれだけの隊員が武器を持ってアメリカなどの軍隊の後についていくだろうか。

今の自衛隊員のうち、どれだけの人が死地におもむく覚悟ができているのか、鉄砲などの武器を人に向けて撃った経験はいないはずだし、演習と違って相手が必死になって反撃してきた場合、どれほど支えうるのか、、、、他国軍隊に厄介者扱いをされるのがおちであろう。

それにもまして、海外派兵が決まった時点で退職してしまいかねない。

”憲法違反”と憲法学者が指摘する安保関連法案が通過すれば、このあと、海外派兵を辞退できない徴兵制が施行されなければ、兵員の補充はままならないことになるのは火を見るより明らかであろう。

それにしても、どうしてこんなに世間が納得しない法案を説明不足のまま押し通そうとするのか。

アメリカ議会で演説をしたとき舞い上がって、早とちりに約束してしまった面子からであろうか。

自分の演説で、人命が無駄に使われてしまうことへの心の鈍感さがなさけない。

カタツムリでさえ、綱渡りを始める前には前途を慎重に確かめているのだが、、、、

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2015年6月19日 (金)

温泉とビールと暴睡で

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きのう、ジャガイモの追肥と畑の草取りをかねて長野まで行ってきた。

弟の仕事の都合もあって、昨日を逃せば来月になるということで、前日になって宿を決めたところ、長野の義弟から雨が降り出してきて農作業ができないかもしれないと電話が来た。

しかし、宿も決めたことなので、草むしりがだめでも、最低追肥くらいはしてこようということで向かった。

着いてみると、義弟が畝の間の雑草を雨が降る前に耕運機で掻きとってくれていたのですっきりしていたことと、紫のジャガイモの花を咲かせてすくすく育っている様子を見て俄然張り切ってしまった。

曇り空ながら雨が降っていないので早速畑に入り、草むしりと追肥を行い、土寄せを始めたが湿り気のある土は重たい。

それでも、四人で手分けして行い、奮闘すること三時間あまりで終了することができた。

今朝になって雨が激しく降り出し、前日の奮闘でくたくたになった身体を温泉とビールと暴睡で癒し、昨日のうちに片がついたことを喜び合った。

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2015年6月16日 (火)

とりあえず再開

パソコンが壊れて一ヶ月休んでしまった。

その間、新しく換えようかどうしようかとしばらく考えていた。
決して楽ではない生活の中で、自分だけの道楽に迷いがあったのと近頃流行している電子機器依存症になっているのではないかという気持ちから、パソコンをやめてどんな変化があるのかという気持ちもあった。
結局時間は持てましたものの、この間前に買っていた文庫本を読んでみたりすることができたのは幸いであった。
ただ、書けないとなると、報道番組や新聞を見ていても腹が立つ度合いは大きくなることもわかった。
ただ、パソコンを新しく買い換えたさい、少しでも安くしようと、「すべて自分で立ち上げます」と言って持ち込んだまではよかったが、やはり難しい。
今日ようやく、ここまで持ってきたものの、以前のように復旧するまでに何日かかることやら、、、、、、、
とにかく手始めに再開してみた。

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