真っ赤な橋
神岡大橋と神岡鉱山亜鉛精錬工場を望む、川面に川霧立ち涼風あり
七月十六日、前夜遅くまでお通夜をしていたが、さすがに運転疲れもあり十二時を超えたところでダウンして眠った。
しかし、年寄りは深い眠りに入れなく、夜明けとともに起きだしてしまい、ほかの人の迷惑にならないよう外歩きに出てしまった。
真っ赤な神岡大橋の近くだったため、対岸に渡り、八幡神社下の遊歩道からこれまた真っ赤な藤波橋を渡って戻ってくるというコース。
神岡大橋からは遠方に神岡鉱山の亜鉛電解工場が見え、その煙突から煙(水蒸気?)が上がっている様子が見て取れる。
往時は何百人もの人が三交代で勤めており、就業時間が終わると門の前から一斉に飛び出してくるのが名物であったが、今ではどのくらいの規模にまで減少しているのだろうか。
坑内から鉱石が出なくなったいまでも、高い煙突から昇る煙が、上空に漂っている霧に吸い込まれ一体となり、まるで、最盛期の工場のように見えるが、、、、、、、
高原川の左岸、八幡神社の脇を通る道は、そのむかし、八幡地獄とも呼ばれ、何人もの人が転落するなど恐れられてきたが、その雰囲気は茂った木でほの暗く、いまでもおもかげはある。
ここを降って藤波橋にでれば、また真っ赤な橋が架かっているが、この橋は江戸時代には藤の蔓を編んで作った索に駕篭かけ、中に人が入って渡ったという話があり、そのころは”藤橋”であった。
この写真から見える川の上流は、藤波八丁と言い、このあたりの名所になっているが、その先ず~っと2km位は深い渓谷をなし、高校から青年期にかけての川遊びの場所であった。
下流側から見た藤波橋、両岸の濃い緑に真っ赤なアーチが映える
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