1,860円の安心は大きい
白い花ながら派手に見えるのは草全体が大きすぎるからであろうか。
ジンジャーは、その花の中心から大きな蘂(しべ)を突き出して、芳香を漂わせている。
なんだかバタ臭いその花柄は、日本の生姜とは似ても似つかない花である。
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今日ようやくのことで決着がついた。
五月の半ばに受けた胸部レントゲン検診の結果、七月はじめに「精密検診を受けてください」と言う手紙が来た。
早速、電話して聞いてみると、八月二十日に検診結果を説明するので、指定場所の来てくれとのこと、、、、、、、
伝染病の結核なら、こんなに長く放っておくことがないだろうから、いよいよ自分も胸に癌が出来たのか、それとも、心臓肥大にでもなったのかと半ば覚悟をして待っていた。
ただ、背中の脂肪の塊が何かの加減で写っていたのだろうかとも思っていた部分もあり、これは八月六日の手術で摘出し、病理検査の結果、「異常のあるものではない。」という検査結果が出ていたから、ここだと言われれば癌の心配はないのだが、、、。
指定された午後二時、検診場所に行くと20人くらいの人が集まってきて順にレントゲン写真を写し、しばらく待った後診察室に入っていく。
自分の番が来て入ると、ここ三~四年間に写した写真を前に難しい顔をした医者がいた。
「どうも、心臓の後ろに気になる場所があるが、はっきりしないので念のため、明日県立病院でCTを写して貰えないだろうか」とのことであった。
それで今朝早く、県立病院に行きなんだかんだとあちこちへ回され、CTのベットに乗せられて胸部断面を写されてきた。
しばらく待たされ、呼吸器外来の診察室でその結果を見せられた。
「きれいな肺をしています。この歳にしては珍しいくらいです」とのこと、「タバコは二十で止めていますが、粉塵の多い職場で働いてきたので、珪肺のほうはどうでしょう?」と聞くと、「きれいな肺だと言ったでしょう」とのこと、、、
心配した癌の疑いどころか珪肺さえないとなれば、、、、、、また、この先寿命が幾分延びてしまったようで、頬が緩む。
後期高齢者、診察代1,860円で安心を買った。
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コメント
TOMOKOさま
一難去ってまた一難。
22日あさ、長女が亡くなりました。
末期がんのため、前々から覚悟はしていましたが、いざそれに直面すると、、、、
投稿: オラケタル | 2015年8月23日 (日) 15時03分
検査を受けるのも、なかなか勇気が要ります。
結果を待つまでが・・・嫌なものですが、
結果がよろしくて、何よりでした。
頬が緩む、お気持ちがよ~く理解できます
投稿: tomoko | 2015年8月23日 (日) 13時01分