いや増しに
30度越えの日が連日続き、クマゼミやアブラゼミがわが世の春?とばかりに鳴き叫んでいる。
その声?が、職業性難聴の老人の耳の奥に年中飼っている蝉と相和して夏の暑さをいや増しにましている。
アオバハゴロモの成虫。
薄い半透明の羽根をたたんで木の枝に止まっているさまは、見た目からも蝉の仲間と分かるが、決して鳴き声は出さない。
もっとも出しているとしても、5mm程度大きさの虫では声も聞こえない。
じっと動かずにいるその愛らしい姿からは分からないが、日差しが強くなるいまの時期には大量発生をして樹液を吸い、ただでさえ弱っている木にダメージを与えるところから、かなりの害虫といってよい。
あまり動かないので、指でつまもうとすると小枝の反対側に移り、それでもしつっこく追い回すとピョンと飛び去ってしまい、なかなかつまむことだできない。
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