ほのぐらい北向観音
曇り空のためか、外は暗いので明け六つというにはまだ真があるような気がしてしまう。
それでも、ようやく朝になったかと眠られなかった宿の布団の中で聞いていた。
外に出るとこの時期にしては暖かい空気が温泉街に淀んでいる。
宿の下駄を履き、昨夜降ったらしく、ぬれた地面を踏みながら境内に向かった。
ここには何度来たことか、川口松太郎が泊まって執筆したというかしわや本店脇の道から本堂に向かう。
ようやく明け染めてものの形が見えてきたその向こうに、”花も嵐も 踏み越えて 行くが男の 生きる道、、、、、、”で有名になった愛染桂と鐘楼が音もなくたっている。
おととい、善光寺を訪ね、今朝は別所の北向き観音と両参りを果たす。
このような言い伝えを作ったのは、善光寺の反映に少しでもあやかろうとした先人の知恵なのは分かっているが、りんご狩りに事寄せて兄弟とその連れ合いの集まりに、この温泉が格好な距離にある。
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コメント
おばさま
同居されていたのでしょうか?
お悔やみ申し上げます。
悲しみもさることながら、何やかやと大変だったでしょう。
私どもは、この兄弟会とりんご狩りを20年ほど続けていますが、その間、雪に悩まされたことが3度あります。
そのため、みんな、スタッドレスタイヤに履き替えての参加になっています。
多分中央道から長野道を越えていかれることと思います。
自動車で行かれるのなら、どうぞお気をつけていってらっしゃい。
投稿: オラケタル | 2015年11月20日 (金) 21時12分
義母が亡くなり何かと慌ただしく
ご無沙汰しました
悲しみは消えませんが私たちは
今を生きなくてはならないのですよね
遡って拝見しています
来週は信州の野沢に用事があり行く予定です
参考にさせていただきます
投稿: おばさん | 2015年11月20日 (金) 19時52分