擬(もどき)
黄色い上着を脱ぎ捨てると、そこには真っ赤な実が現れて「ここに我あり」と言わんばかりに自己主張をする。
花は緑色の小さな花なので何時咲いたか分からないほど地味で、実も黄色くなるまで本当に目立たない。
ツルウメモドキ、漢字で書けば蔓梅擬と書くのだが蔓梅という植物はないようなので、つる性の梅もどきということになる。
”擬”と言う言葉は、偽物ということだから、どこが梅に似ているかと言うことになると、、、、、、、、、、分からない。
とにかく、この実の赤さがうけて正月のお飾りとしてめでたく使われている。
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鎌倉時代に武士は自分の領地を守ることに命を掛けて戦い、争そった。
そのため、一所懸命と言う言葉が出来たと聞いた、それが転化して最近では”一生懸命”と言う字でかかれることが多く、一部では声高に「間違っている」人も居るようだ。
しかし、言葉は時代によって変遷するものであるし、北方領土や竹島、尖閣諸島などはあっても、一つところに命をかけて戦う時代でもなくなってきているので、一所懸命の擬として、人生に命を掛けている(そんな人も少ないだろうけれど)と言う意味で一生懸命は認められるのではないだろうか。
将棋の世界でも雪隠詰めをセンチ詰めと言ってももよいようだし、ほかにも、、、、、
だが、今年の話題になったく東芝の不適切会計、東洋ゴムの免震偽装問題、旭化成建材のくい打ちデーターの流用など、大きな会社で擬は許されるものではないのだが、、、。
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